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合唱のこと、英語のこと、本のこと、友達のこと、仕事のこと・・・とりあえず、ダラダラ続ける日記です。

カテゴリー「英語ネタとか」の記事一覧
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●頼まれ翻訳ボランティア

………を帰省している
娘のために
やっているのだが、
これが久しぶりのせいか、
なかなか調子が出なくて
しんどい。

卒論研究でグリム童話の「白雪姫」を
選んでくれちゃいまして。
まあ、国文科なんで、
日本に輸入されてきた
グリム作品の考察をやっている、と。

調べていたら、
明治期の日本に輸入された
グリム童話は、
ドイツ語から直接じゃなくて、英訳モノの影響を
受けている……てな事を
書いてある研究がありまして、Kindleで英文のグリム童話を
チェックしてたら、かなり
長い論評が付いておった。

で、これを訳すことになったわけ。

昔は翻訳の仕事を少しやっていたので、
まあ、お手の物だったのだが、
最近はとんとご無沙汰。

英語を英語のままに
英語脳で読むのは、
毎日読んでるんで、
そう衰えていないよー
なんだが、

英語を読んで、
それを日本語脳で
読み替えて、さらに
日本語で入力する……
という作業をしなくなっており、英語→日本語に変換する
スイッチがなかなか
入りにくい。

英文のニュアンスは
分かるんだけど、
さて、この単語の訳語は
何だったっけ?
みたいなσ(^_^;

英語を見て、
「これ、日本語で
何と言うんだったっけ?」
で、結局辞書を引く、と。

頭の中の翻訳スイッチ、
ほとんど消失しております。

昨日、「Yahoo! 英語」という
語学学習アプリを見つけて、
無料でお試しがいろいろ
出来るようなので
やってみたら、
TOEIC用のリスニングトレーニングがあった。

聞き取りのブラッシュアップにいいかなー、と
試してみたところ、
きれいな発音で聞き取りやすい。

んが、課題の単語を
聞き取った後、日本語の
訳語を見て覚えるページがあり、ここで英語脳から
日本語脳に切り替えないと、
英語と訳語がうまく
結びつけられない。

英語→フランス語とか、
英語→ドイツ語なら、
似たよーな仕組みで
似たよーな単語が
使われる場合が多いから、
横にスライドすれば
いいような気がするんだけど、(例えば、英語でprinceプリンス→ドイツ語でPrinzとか)

英語→日本語って、
ヤッパリてんで成り立ちが
違うもんねぇ。

語学学習は、なかなか
一筋縄ではいかないなー。

さらに、最近ワープロ入力は
日本語ばっかりなもんだから、英文を入力しようとすると、英単語をローマ字化して入力してしまったりする。

特に、カタカナ英語で
「やってもうたー!」が起こる。

普段「ストレート」と
入力するのに、
su-to-re---to
でやってるもんだから、
straightを目で見ているのに、
出だしでついうっかり、
su-to
と、要らない母音を
入力してしまう。

アホや~!!

A4で4-5枚分
打ち込みしないと、
なかなかスムーズに
ならない感じ。

いかん、いかん。
錆びついてます。

ボストンの秘書科学校に行ってた頃、初めてタイピングなるものを習い、たどたどしく
キーを叩いていましたが、

徹底的なブラインドタッチ
を叩き込まれ(毎日2時間、タイピングの授業があった)、さらに卒業要件は、
1分間で60 words、ミスは
2個以下、という記録を
3回以上出すこと、だったので、そりゃもう、必死で練習しました。(現在はどうかわかりませんが、その当時、日本で英文タイプ技能では、だいたい1分間40wordsというのが速い方だったような気がする)

てなわけで、アメリカでかなりしごかれて、タイピングは速くなったんだけど、
最近は日本語入力ばかりなので、どうしても英文タイプ技能は落ちてますね。たまには練習し直さないと、ダメなんだなぁ。

ピアノとおんなじようなもので、1日サボると、3日戻るのかもしんない。

いかん。また修業する
ものを増やしとる。

●グリム童話、昔、仕事で大分資料を読んだ。

「本当は怖い初版グリム童話」という仕事をやったので、その当時、おもしろがってかなり大量の資料を読んだ。

日本のものでも、民俗学的なネタが強い、というので、
民俗ネタのライターのお仕事を結構頂けて、
思いっきり民俗学資料に
ハマって、ルンルンしてた。

で、グリム童話研究は、
ヨーロッパではとっても
盛んで、歴史学的・民俗学的・心理学的・宗教学的アプローチなど、いろんな見方があって、そりゃあハマる。20世紀初頭のドイツでは、聖書の次に読まれているのがグリム童話だったそうで、これをヒトラーが教育的指導に役立てようと、一家に一冊グリム童話を備えよ、みたいな命令を出した、とかね。

昨夜もKindleショップを見てみたら、聖書のシンボリズムを使う辺りに焦点を当てた宗教学的アプローチの本があった。

白雪姫の冒頭の、姫が生まれる前のシーンなんですが、最初にフクロウがやって来て、次にカラスがやってきて、最後にハトがやってきた………なんていう
記述があるんですよね。
ノアの箱船がアララト山に
着いた時みたいね。

他にも数字の「3」とか「7」が多用されていて、数の象徴もふんだんに盛り込まれている。(白雪姫では、3回殺されそうになったり、7つの山を越えて7人の小人の家へたどり着いたり)

上記の本は、
The Owl, the Raven and the Dove
(って、そのままです)
という研究書で、読むと面白そうなんだけど、
値段が研究書っぽく、
Kindleでも3000円超え。

うーん、これを
買うのはちょっと苦しいので、とりあえず無料サンプルだけ読んで楽しんどきました。

ところで、今回調べていて、
ちょっと目からウロコが
落ちました。

ペローにしろ、
グリムにしろ、
かなり古い伝承をもとに
作られた本なんで、
なんか、とてつもなく
昔の人のよーな気がしてた。

確かにペローはちょいと
古いんですが、グリム兄弟は19世紀の人でして、
初版出版は1812年、第2版が1819年。

日本で言えば、ちょうど
幕末前の文化文政期なんですよー! 子沢山将軍・家斉の同時代人!

なんか、感覚的には、
鎌倉時代とか室町時代
のような気がしちゃってたんだけど、意外に近代の人々!

失礼しましたー!

ちなみに、1812年の初版では、白雪姫を殺そうと、あの手この手を使うのは、
実の母親、という怖い設定!

さらに、姫を殺したら、
証拠に肺と肝臓を持ってこい、塩茹でにして食べてやる……(キャーッ(゚o゚;)

これはあまりにコワいってんで、第2版では、
実母から継母に変更。でも、
まだカニバリズムはやってる。

で、第3版位から、
やっとカニバリズムはなくなり、ほっ。(^_^;)

第1~2版では、暗殺指令を受けた猟師は、姫の代わりにイノシシを狩って、肺と肝臓を持って帰り、王妃はそれを塩茹でして喜んで食べる、と。

これが明治期の日本版になると、
小人が小さい武士になってたり、イノシシが鹿に変わったり、で、日本風アレンジが施されます。

その辺の変化を追うのがおもしろい。その当時の社会状況や政治状況、また訳された国の国民性などで、どんどん変化が起こる。

深い森に分け入っていく
「赤ずきんちゃん」などは、
ゲルマン的なお話である、
とグリム兄弟は規定しているそうなんですが、

全てのお話がドイツ起源ではないようです。今訳している評論によると、グリム兄弟に
民話を提供した人々は、
たいがいがグリム兄弟の周囲の中産階級の女性たち。
イメージでは、田舎の貧しいおばあちゃんが語った……的に思われてますが、これも後に作られたイメージ。

で、この中産階級の女性たち、実は出自がフランスだったりするんですよ!

聖バルテルミーの虐殺で
世界史の授業でもお馴染みの
ユグノー教徒がその祖先だったりするんです。

宗教的弾圧でフランスを
追われ、ドイツに逃げてきた
ユグノー教徒って、たくさん
いたらしいです。

てなわけで、フランス系の人々が結構ドイツに住んでいた。で、彼らのご家庭では、
ペローが編んだフランスの
昔話集を幼い頃に読んでいた、と推定できるわけで、

こうしてグリム童話の中に
フランステイストの話が
入っていった………というわけらしいです。

なぁるほど~。

考えてみれば、
フランスとドイツは
地続きだもんねぇ。

それに、宗教戦争以外でも、
領土を取ったり取られたり、ってのを、長年にわたって
やってたわけだから、
互いに影響し合って当たり前なんだなー。

極東の島国育ちの
我々には思いも寄らない
ふかぁくて、長い連環の
中に、ヨーロッパの童話はあるんだなぁ。

……と、資料を読み耽りつつ、
感慨に浸っている今日この頃なのでありました。

最近また民俗学にハマり
かけてるんだが、やり出すと
日本のものも、西洋のものも、おもしろくてたまらんなー。

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●動詞の方がこれまた深い!

先日shakeの名詞イディオムで盛り上がっていたんですが、動詞の方も辞書を見ると、結構知らないことが多くておもしろい。

「揺れる」「揺らす」を包括的に表すのがシェイクなんですが、たくさんの類義語がある。

quiverはどちらかというと、物にくっつく動詞で、エンジンが細かく振動しているイメージなんか、これ。

quiverに似たのにquakeがあり、これは揺れることでパニックに陥る、みたいなイメージの言葉なんだって。

ナルホド、それで地震は《earth + quake=earthquake》になってるんだな。うん、いきなり地面が揺れれば、大なり小なり、パニックだ。

寒くて震える時はshiver。

そんなに何種類もなくても
いいだろう! と外国語を覚える立場からは思うんだけど、まあ、
日本語だって、同じ「震える」「揺れる」でも、やっぱりケースバイケースでいろんな言い回しがあるから、あまり文句は言えないのかも。

ちなみに寒くて歯の根が合わない時は、chatterというのを使います。

みんな形は似てるんだけどなー。
ちょっとずつ違うのが、覚えるには厄介だよね。

●心が震える時。

さて、物や自然現象を主に担当する上記の言葉たちに対して、trembleは、人間の心情に関わる表現によく使われるような気がします。

お江こらさんことお江戸コラリアーズという超ステキな男声合唱団が歌っているのを去年昌平音楽祭で聴いたんですが、

「あなたはそこにいたか?」
という黒人霊歌があります。

バーバラ・ヘンドリックスの黒人霊歌集CDに入っていて、私も大好きでライブで歌ったりするんですが、この中に出てくるtrembleという単語の深さに、胸がいっぱいになるのです。

Were you there
when they crucified my Lord?
were you there when they crucified my Lord?

o, sometimes it causes
me to tremble, tremble, tremble...

Were you there when they
crucified my Lord?

「あなたはそこにいたか?
彼らが我が主を十字架にかけたその時。
あなたはそこにいたのか?
彼らが我が主を十字架にかけた時。

それを思うと、私の心はおののきを禁じ得ない。私の心は、それを思うだけで、張り裂けそうな気がする……。

あなたはそこにいたか?
彼らが我が主を十字架にかけたその時に。」

二番なんか、
Were you there
when they nailed Him
to the tree?

です。nailed「釘付けする」だよ! 目の前に「ベン・ハー」とか「パッション」とか、イメージが浮かんじゃう。

the treeは、キリストを十字架刑に処した「その木」。
単なる定冠詞のtheだけど、
これ、強意で使ってるのは明白。こんな小さな単語だけど、これを歌う時、つい胸が熱くなる。

涙、出ます。

お江こらさんのコーラスで聴いた時も、じーんときました。

●「くちびるに歌を」男声版

お江こらさんと言えば、
ただ今東京でソーニョがやってる「くちびるに歌を」の男声版を、お江こらさんが歌っているのがYouTubeにあるよ、
とT井さんが教えて下さいました。

アレンジは多少違う、というお話でしたが、お江こらさんのなら、それは聴かずばなるまい!

と先日ワクワク聴いたんですが、

東日本大震災で被災されたすべての方々に、というタイトルの動画になっていて、

豊かにして爽やかな歌声が、
心の奥底から静かな勇気を
ゆっくりと掘り起こしてくれるような。

決して声高にガンバレ!
と言っているのではない、

癒えない大きな傷を負った人の、隣にそっと並んで
一緒に背負ってくれそうな、
そんなとてつもなく
優しい響きでした。

人って、これほど
優しくなれるんだなぁ……。

静かな感動。

とても嬉しいものを
聴かせていただきました。

感謝。

私も誰かを支える優しさを
持てるようになりたい。
●ハリポタを飽きもせず

何度も全巻読み直して
喜んでいる私ですが、

何度も読んでいくうちに、
なるほど、細かいところに
うまく伏線が張ってあるなぁ、と感心しきり。

引いた伏線は、全部しっかり
使っていて、練り上げ方がすごいなぁ、と思います。

相当きっちり設計図を引かないと、なかなかこうはいきません。その辺も世界的ベストセラーになった所以だと思います。

文章を書く時は、
同じ表現を重ねないように極力注意するものですが、
どうしても自分の書きグセがあって、同じ表現をすぐ近くで重ねて使ってしまったりして、読み直してみて、
アタアタしちゃいます。

で、校正でせっせと直したりしてるんですが、

ハリポタ読むと、
同じことを表現するのに、
いちいち違う単語を使って
いる部分がたくさんあります。ああ、やっぱり英語で書く人も、そういう事を気にしてるんだなぁ、と思います。

アメリカの作家はあまり
気にしない
みたいですが、イギリスの
作家は、ほんと、いろんな
語彙を駆使している事が
多く、うわー、どんだけ
ボキャブラリーがあるんだ!
でびっくりすることもしばしば。英語は、まあともかく語彙数が多い言葉なんで、
そういうことが出来るんでしょうけど、それにしても
スゴいなぁ、と思います。

●シェイクでへんな表現が出てきた

で、何度も読んでても、
意外と一個ずつ単語を
覚えてはいないもんで、

あれー?
この表現、初めて見るなー?

みたいのによく出くわします。

以前調べていて、
スッコーン、と忘れちゃってるのも多いんですけど、

何となく読み飛ばしてて、
気がつかないのも
たくさんあったりする(^◇^;)

アホやー!

神サマ、私に
一回見たら忘れない
記憶力をクダサイ!!

で、
以前見かけたかもしんないけど、てんで覚えていなかったモノを発見!
驚異的な記憶力が全くない
おかげで、新鮮な驚きを
もって調べにハマれて
楽しかった♡んで、いーんですけどさ、

I''m no great shakes in languages.

という言い回しを見つけました。

以前は多分、

頭の中で、ニュアンスで採って、

「語学は得意じゃないんだよなー」

で読んでいたんだと思います。

前後の状況から見ても、訳としては、それでいいんで、
このshakeを使った
ミョーな言い回しにも
別段頭をひねる事なく
通り過ぎてしまったらしい。
(←いわゆる1つの「既読」?)

●で、調べてみたところ

shakeは動詞と名詞がありますが、このイディオムは名詞のもの。

辞書を引くと動詞の表現のあれこれが、まずわんさか載っていて、

ずーーーーーーっと
読んでいくと、やっと名詞になって、俗語表現も含めて、実に14個のエントリーがあり、ふええ~(^。^;)

で、くだんのイディオムは、
この14個の中ではなく、その後にちょこん、と載っていました。

no great shakes

という形で使うのが定番で、

「たいしたものではない、平凡な」

という訳がついています。

shake=「揺れること、振ること」が基本的な意味ですが、

そこから、物理的ではない心情的な揺らぎを表す表現が生まれ、


「動揺」「身震い」「いらだち」

になり、揺れ動かされることで状況が変わる

「運命」「成り行き」
なんて意味合いまである!

なもんだから、

no great shakes

は、「大きな動揺がない」というニュアンスから、

「大したもんじゃない」

になったようです。

ですから、訳としては、
「僕の語学力は、人に誇れるようなもんじゃないんだけど」みたいな感じでもアリかな? と思います。

shakeから「大したことない」、出てきませんよー(^◇^;)

ちなみにこのイディオム、
第4巻「炎のゴブレット」の中で、魔法大臣のファッジさんが呟いてます。

辞書で遊び始めると、
いろんな面白いモノに
ぶち当たるんで、
時々ハマっちゃうんですが、

(日本語モノでは、
「逆引き広辞苑」に時々
ミョーにハマる)

えええっ!
何これー!

の表現にぶち当たる事が
ままあるので、
ホント、楽しい。

そー言えば、何かの拍子に
reflection「反射」を見たら、

「熟慮」

という意味があり、

upon reflection

で「熟慮の末に」と書いてあり、ほえ~(≧▽≦)

なんで「反射」から
こーなっちゃうんだろうね!

ちなみに、

without reflection

は、「熟慮」がないわけでありますから、

「よく考えもしないで」
であります。
 ↑
あ、ハーイ先生、それ、
よくやってます~!(^◇^;)

記憶力もアヤシイのに、
行動も行き当たりばったり~!(≧▽≦)

とりあえず笑って
ごまかしておこう。

●毎日いろいろあって、書くこと多くて忙しい!

年末進行(?)なのか、音楽関係はイベント目白押し。自分もこれから本番がちょこちょこあるんですが、おもしろいステージがわんさかあって、なかなか感想文を全部アップするのが大変な昨今。ともかく、次々書かないとぉっ!

●全国大会って、こーいう雰囲気なのね!







千葉動物公園駅からモノレールで千葉駅に戻り、駅構内にあったミスドで軽く食べ、またしてもモノレールに乗って、コンクール会場の千葉県文化会館へ。

道、わかるかなぁ、とか思って乗ったんだけど、一緒にモノレールに乗った集団が、みんな大荷物抱えてワイワイやってて、どこから見ても、遠征チーム。言葉つきがちょっと関西してたんで、多分後半出場の三重か奈良の有名な合唱団の方々だったに違いない。

しめた。この人々の後にノコノコついていけば、会場まで楽勝でたどり着けるに違いない!

と踏んで、後からノコノコ、ノコノコ。

無事、会場にたどり着きました~(^_^)v

●同声合唱の部は今回パス。

朝イチで、大好きなお江コラのステージは終わっちゃうし、この間の関東大会で結構聴けたから、というわけで、午前中は動物公園遊びをして、午後ゆったりと混声の部の4番目Cantus Animaeから聴き始めました。

その前の淀川混声も聴いてみたかったんだけど、会場に着いた時はもう始まっちゃってたんで、パス。ちょっと残念なことしたかなー。

これが聴きたくて、えっちらおっちら千葉詣でしてきた、5番目の新日鐵住金、6番目の浜唱、さらにグリーン・ウッド・ハーモニーを聴き、ちょっと休憩してロビーで譜面とかいろいろ物色して、

ノース・エコーさんから、ESTさん、最後の混声合唱団うたうたいさんまで、6団体を通しで聴きました。楽しかったーヽ(^0^)ノ

優勝候補や人気団体が出てくると、客席の拍手とか、ものすごいですね~(≧▽≦)それぞれの応援団もたくさんなんでしょうけど、お客さんがみんな楽しげに「ぅおーっ!」とか叫んでて、なんか、スポーツの大会みたいなノリでした。あー、やっぱり合唱って、体育会系のノリだぁ。

にしても、皆さん、難しい曲ばっかりやられますねー。そういうので「どうや!」みたいな面も押し出さないと、勝ち上がっていけないからなんでしょうけど、こんな死ぬほど難しい音程で、しかもアカペラ!
みたいなもの、とてもじゃないが、ついていけましぇ~ん(ToT)

私は淀川混声を聞き逃しちゃったんだけど、後でよくよくプログラム見たら、淀川と新日鐵住金と、課題曲も一緒なら、自由曲も一緒じゃないですかー! 同じ関西支部代表で、こーいう事もあるんですねぇ!

しまった。やっぱり淀川混声から聴いてみるべきだった。

●ペンデレツキのAgnus Dei

淀川混声のを聴けなかったんで、
新日鐵住金の演奏で、この曲を
初めて聴きましたが、

普通Agnus Dei(神の子羊)って
いったら、たいてい穏やかな曲じゃないですかー! なに、この怖い曲!

前半、不協和音の嵐が吹き荒れ、
聴いているうちに、キリストというより、リアルに可愛い子羊が
追い詰められて、捕まえられて、
よってたかって刃を突き立てられ、
辺りが血の海になっていく、という
凄惨なシーンが
目の前に迫ってきて、ものすごく苦しくなりました。
「もう止めて!」と
叫びたくなっちゃいました。

この凄惨な、と殺のイメージを
描きたかったんだな、この音で。

とか、冷静に聴こうとしたんだけど、映像が鮮明すぎて、
ホント、つらい気持ちでした。

クライマックスの絶叫的な
不協和音が鳴り響き、
聴いてる私の全身が固まった!

次の瞬間、

テナーの声が
柔らかな、
清らかな声で
Agnus Deiを歌った。

響きが緩やかに 
天上に上っていった。

これが、全ての緊張を
解き放ってくれた。

キリストの受難の
凄惨さが、この響きで
全て清められた。

苦しさに詰まらせていた息が
ふわっと胸郭から流れ出し、
テナーの声とともに
天上に向かって目を上げることが
できました。

この一瞬の音の素晴らしさを
体感できただけで、
来た甲斐があった。
この場に居合わせたことに
感謝。

●「R」は支配する

コンクールの課題曲の1つが
コープランドの「Have mercy on us, O my Lord」という曲で、関東大会でも、全国大会でも、いろんな団体がやっていたんですが、どーも発音が気になっちゃって、集中して聴けない場合が多かったです。

気になったのは、特に「R」の発音です。

歌詞の中に、

hear my humble prayer
(私のささやかな祈りをお聞きください)

というのがあるんですが、

humbleの「L」を一生懸命発音しようとするせいなのか、舌の位置が「L」で動かなくなっちゃうのか、

humble prayer(ささやかな祈り)が

humble player(取るに足りない選手、演奏家、あるいは俗語っぽく遊び人・プレイボーイ)

に聞こえちゃって、

途端に
「なんじゃ、こりゃー!」
(昔懐かしい、松田優作のセリフっぽく読んでやって下さい)

になっちゃって、せっかくの
敬虔な祈りの歌詞が、
一気にガクーッ!
になっちゃうんですよー(ToT)

すいません。英語オタクなんで、
とてもウルサいです。悪しからず。

けど、「R」を英語っぽく発音するだけで、他がどーだろうと、かなり英語っぽく聞こえるんですよ。次回英語曲をやられる方は、是非練習して、「R」をモノにしていただきたい、と思います。

●いかにして「R」を支配するか?

「R」というサウンドは、ホントに強くて、語頭にあろうが、語の真ん中にあろうが、また語尾にあろうが、必ず「R」の音を要求します。それが英語サウンドに対する「R」の支配力の強さのように思います。

という話をすると、必ず、

「いや、それは、日本人には
不可能っしょー!」

というご意見をいただくんですが、
そーんな事はありません!

だって発声器官や、発声に使うメカニズムは、欧米人も日本人も同じなんですから、要は練習して、自分の身体が「R」を見た瞬間に、「R」を発音するようにクセづけすればいいのです。

「R」は、舌をふっと後ろに引っ込めながら、ちょっと低い声で「アー」と言えば、誰でも発音できます。試してみて下さい。

で、その発音方法にのっとって、
「R」を見たら、必ず舌を動かす、をやればいいのです。

が、困ったことに、実は「R」って、ものすごくたくさん出てきます。

例えば、下の例文を見て下さい。

Barbara's father has a garage near the supermarket.

これ、女優の工藤夕貴さんが、
ハリウッドデビューのために渡米し、アメリカで英語の特訓を受けた時に教えられたもの、とテレビで紹介していたものです。

「R」が、実に7つも出てきます!
fatherやnearの語尾も忘れずに「R」しなきゃいけません。

「語尾はいーんじゃないの?」と
お思いの方、電器屋さんに走って、
電子辞書で確認してみて下さい。

今日び、たいていの電子辞書は、
英単語をネイティブが発音してくれる機能付きなんで、お手軽に
発音確認できるので、超便利です。

さて、この文章を毎日せっせと「R」の発音に重点を置いて発音練習していきます。最初は、ものすごく引っかかります。が、2、3週間で、舌が「R」を見たら動く、に自然となってきます。

私もこの方式で練習し、
さらにてきとーに文章を作り、
音読練習しました。

例えば、

Frank and Robert started to argue.
(フランクとロバートが口げんかを始めた)とか、

Run and relaxとか
After the rehearsal we will have a dinner.とか、

まあ何でもいいんですけど、
(てきとーに文章を考えていると、いかに英語では「R」をよく使うか分かってきて、しっかり頭を抱えられます!)

合唱をやる人は、日本語曲はもちろん、ラテン語、ドイツ語、イタリア語くらいは常に接していないといけないんで、英語だけにかかずらわっていられない!

かもしれませんが、このテクニックを覚えてしまうと、英語曲も
それっぽぉくやれるよーになるような気がします。是非一度お試しくださーい!


●Attached below is....

my speech draft for Rimini International Choral Competition 2012 in Rimini, Italy.

I represented my group, Iwata Bach Choir, with this speech at the stage, in front of a bunch of competing groups. I tried my best though, deep in my heart, I was really freaked out!
I think I could've done what I was expected...well, I believe.

I guess this experience was an big event for me, like once in a life time, so let me record this for remembering the time I shared with the marvelous members in October 2012.

先日ブログを書いている時、ふっ、と
「そう言えば、去年イタリアに行った話は、全くブログに書く余裕がなかったんだ!」
と気づきました。

昨年10月の話なんで、もう10ヶ月くらい経ってしまっている。

まさに、Time flies...でした。

コンペのステージで英語スピーチをする、というタスクを仰せつかり、
真っ青になって文案を作り、
毎日練習したのを思い出します。
グループを代表してのスピーチでしたから、失敗したら、皆さんの恥ですからねぇ。

おかげさまで、本番では
上がらずに出来ました。
内心は、「ひえー! ひえー!」
みたいな感じでしたけど。

このスピーチは、前年の東日本大震災サポートを世界の人々に感謝する、みたいなものを、と大会本部からリクエストされたもので、なんか、スペシャルなものだったようです。他のグループは、全くスピーチなしだったので、
「ひょ、ひょっとして、スピーチするのは、私だけ?!」
と途中で気づき、目の前真っ暗になりましたっけ。

ともあれ、思い出の記録に
書いておくことにしました。
こんな経験、一生のうちで
そう何度もあるもんじゃないですからねー。

****************
First of all, we thank you for this wonderful opportunity singing in Rimini International Choral Competition 2012. With the warm hospitality shown by Italian people, our stay in Rimini was one of the most memorable and fascinating experiences.

Since we are the only group from Japan this time, we would like to show our respects to you and the people around the world who shared our grief and sorrow, and expressed sincere regrets for our loss at the disaster of 311 Earthquake and Tsunami in 2011.

Although it seems the dark clouds are still hanging over the future of our country, with your great support, we are sure we can hold each other's hand and walk forward together.

Thank you all and May God Bless You!

まずはじめに、このリミニ合唱コンペティション2012に参加して、歌う機会が得られましたことを感謝申し上げます。イタリアの皆様のお心遣いによって、私たちのリミニ滞在は、大変思い出深い、素晴らしいものとなりました。

今回日本からの参加は、私たちだけということで、ここで、昨年3月11日に起こった地震と津波による大災害に対して、皆様が、また世界中の人々が示して下さった心よりの哀悼の意に感謝を捧げたいと思います。

未だ日本の未来には暗雲が垂れ込めていますが、皆様の力強いサポートにより、私たちは共に手をたずさえ、前進していくことが出来る、と確信しております。

皆様のお心に感謝します。
皆様に神様の祝福がありますように!
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