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合唱のこと、英語のこと、本のこと、友達のこと、仕事のこと・・・とりあえず、ダラダラ続ける日記です。

カテゴリー「本とか」の記事一覧
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●ま、仕事は次から次へと押し寄せてるんですがー

それは、おいといてー。
 ↑
どーせ、この時期、年度末で、どこでも
そんなもんなんだろう…………(-_-;)

2月末日に、やっと1冊分入力終わった、と
喜んでたら、すぐ次の本来たし、
本年度分の英語俳句校正2ヶ月分も来たし、
確定申告の帳簿整理、ちっとも進まんし、
単発でちっこい英語の仕事とかもあるし、
いかん、エンドレスループ状態だ。

●まずは、「民話」の嵐なんだわー❤❤❤❤

書くヒマがなくて、遅くなっちゃった
んだけど、2月中旬に、父の
高校のお友達から、ビッグなプレゼントを
頂いたのです!

ヽ(^0^)ノヽ(^0^)ノヽ(^0^)ノヒーハー!!

お会いしたことが、迂闊にもまだない方
なんですが、

高校の同窓生から作品を募り、
毎年「槌音」(つちおと)という文集を
発行されていた方で、
父が趣味で書いていた随筆やら俳句やらを
掲載して頂いていたご縁で、

原稿データを送ったりなんかしているうちに、
メル友状態になりまして。

読書が大好きな方なので、うちの本も
喜んで読んで下さっているのですが、
蔵書があまりにも多いので、息子さんたちから
少し整理したら? と言われたんだとかで、

以前にも戯曲の全集を送っていただいた
んですが、今回は、民話全集を送って下さった!

民話くらい楽しいモノ、ないだろう!
民俗学好きなら、あるだけもらうしかないだろう!!
(≧▽≦)(≧▽≦)(≧▽≦)

………と、民話好きの母娘がフィーバーしまくり。
相当な分量になるかもしれないので、
相方にも相談しましたが、
アイデアを練るのに最適なんで、
是非もらってきなさい!………と。

で、ワクワクしながらゲットしたのが、
こーいうブツ。それも、段ボール1箱分!









未来社というところの毎月配本シリーズのようです。

いろんな地方の、いろんな方言が採取されていて、
それだけでもお宝モノですが、ちらっと見ただけでも、
楽しく心をそそられるお話が満載!
さらに巻末に、その地方のわらべうたまで
採取されている! 譜面が付いていないのが
残念至極なのだが、ともかく、嬉しい!

気に入ったお話は、wordでデータ入力して、
Kindleに送って、いつでも読めるようにしたら、
なお楽しいかもしんない!!
 ↑
先日、お試しでwordで打ったものを
send-to-kindleのアドレスに送ってみたら、
ビューテホーに読めました( ´艸`)ウフフ~。

●さて、その次に控えしは…………

母の実家を継いでる伯父から、
い~いモノを取り上げてきました~ヽ(^0^)ノ

実は年末のクリスマス時期に急に体調を
崩して発熱し、すわ、肺炎か?!
と大騒ぎしていた伯父なんですが、

普段はもんのすごい元気で、
俳句のお師匠さんとして、あちこち飛び回って
句会はするし、囲碁の段持ちで凝り性なもんだから、
時々フラッと東京の囲碁会館まで打ちに行ったり
するという、とても80過ぎの高齢者じゃないでしょ!
の生活形態のヒト。

とは言え、さすがにだんだん年相応に
衰えも出てきたり、結構大病もしたりなんで、
心配してたんですが、なんと、今回の
病気は肺結核!

最近意外に多いらしいんですが、
うんと若い頃に拾った結核菌が、
ず~~~~~~っと眠りこけてて、
年取って、免疫が落ちた時に、
急に活動を始める!
というヤツだった。

なんか、16歳くらいの時に、
祖母が肋膜を患って、その時に伯父も
菌を拾っていた………らしい、との事。

結核だと分かって、とりあえず隔離病棟に
しばらく入院だよ~、という連絡があり、

良かった! この時代で、ホントに良かった!
と胸を撫で下ろしてしまいました。

若い頃に発病してたら、逆にエラい事だった(-_-;)

てなわけで、隔離病棟で無聊をかこっていたんですが、
こちらも仕事が地獄だったんで、1月・2月中は、
なかなか実家へ様子も見に行けずじまいで、
気にはなるのだが、家から出られない~(ToT)
で、モンモン。

やっと忙しさの峠を越え、
相方の捕物帖と、私の英語俳句の本が
出たので、実家に持って行き、伯母から
渡してもらおう、と、とりあえず電話してみたら、
いきなり「はい!」と力強い声で伯父が
電話に出た!

一瞬、プチパニック!!

こっちこそ、「はい~?」(゚o゚;だよ、おじちゃん!

実は菌がうまく死んでくれて、
体調も安定したので、後は自宅療養して
下さいネ~、とその日急に退院させられたんだって!

で、とるものもとりあえず、
実家に急行しましたら、
昨年10月、別の叔父(母の弟)の葬儀で
一緒に戸塚の方へ行った時より、
よほど顔色も良く、居間の真ん中に
ドデンとベッドを設置して、楽しそうに
「今夜はあれ食べたい、これ食べたい~」とか
言ってるんで、ほ~………と、一安心。

入院中は、ともかくヒマなもんで、
山ほど俳句を作り、さらにそれでもヒマなもんで、
長年封印していた絵筆をとって、やたらたくさん
絵を描いていた!







息子が絵描きになる、と言うので、
「じゃ、俺はいいや~」と、
それまで山ほど油絵を描いていたのが
ぷっつり描かなくなっていた。
描き出すと、楽しくてしょーがないみたいデスね~。

うちの父も、下手の横好きで、
入院中もせっせと風景をデッサンして
ましたので、やっぱり、この人ら、似てるわー。
親戚である以前に、中学からの親友なんで、
父の事も2人で懐かしくオシャベリ、オシャベリ。

で、伯父の絵は、お見舞いに来た人が次々と、
「これ、ちょうだい!」と持って行ってしまうので、
そりゃ、大変! と、私もちゃっかり好きなのを
選んでせしめて来ました(ちゃんと家族の人数分を
取り上げてくるところが、アコギである)。

あ、そー言えば、亡くなった母も、
描いてるそばから、「これ好き! ちょうだい!」と
言われると嬉しくなっちゃったよーで、
すぐ人にあげちゃってて、後で私が気づいて、
「これ、欲しい」と言っても、
「ごめん、それ、もう行き先が決まってる」
なんて事がよくあったなー。
この兄妹、やっぱり似てるわー。


  ↑
  せしめたもの

●てなわけで、いろいろもらって喜んでいる。

そして、他にもちょっと嬉しい事が。

何の話か? つーと、
アプリと本の話でアル。

仕事ラッシュでウォーキングにも出られないよーな
状態が続いたので、唯一の癒やしは、
休み時間にチョロチョロ、と見るスマホアプリ。

ほとんど手間要らず、エサを少しあげるくらいの
ゆる~い育成アプリで、クラゲとかペンギンとか
育てて楽しんでいたんですが(正味30秒のお楽しみ)、

「新解さん」こと「新明解国語辞典アプリ」がある
事を、ついうっかり発見してしまった。
そして、通常なら1900円くらいするものが、
(紙の辞書よりかなり割安設定ではある)
auのスマートパスアプリにある事を発見してしまった。

これは、よーするに、auのスマホユーザーが
お得に使えるアプリサービスで、月額500円が
初期設定で料金に上乗せされることになっているもの。

昔は、大して使えるアプリがなかったので、
あまり利用していなかったのだが、最近は
「新解さん」はじめ、いろんなモノが利用できる
ようになっている。



で、とりあえず仕事にも使えるので、
ホクホクと導入し、ヒマがあると読んで楽しんでいる。



他にも、FB友の語学の専門家さんに教えて
いただいた「変体仮名アプリ」(早稲田と
UCLAの協同開発)とか、さらに初心者向けの
「変体仮名学習支援アプリKula」という楽しいモノも
見つけた。こちらは、紙につく虫(紙魚と書いて
シミと読む)のゆるキャラ「しみまるくん」が
ナビゲーターである。



ちゃんと私が気合いを入れて学習し、
変体仮名を覚えられるかどーかは、
ヒジョーに怪しいのだが、とりあえず
時々眺めると楽しい。

さらに、今ハマっているのが、
かんたん算盤アプリ!



算盤はちゃんと習っていないので、
足し算と引き算しか出来なかった。

このアプリでただ今掛け算を練習中である。

足し算引き算だけでも、ちょいとした脳トレになるし、
良い気分転換。
算盤、はじき出すと、燃えます。








 ↑
3つの数字が出てくる形式になっていて、最初の2つを
弾いたところまで合っていると、数字下部にアンダーラインが
引かれるという親切設計。ブラジルの人が趣味で作った
アプリだそーです。

本の方も、何気なく拾ったKindle本が、
むちゃくちゃ良い江戸時代資料だったりして、
ホクホクしているのだが、

今日新たに2つ、これはいい!
というのを発見。

1つは、英語のサイエンス読み物で
「What if?」
トンデモな質問の数々に、大真面目に
あーでもない、こーでもないと科学的可能性あるいは
科学的根拠逸脱した場合の可能性などなどを、
軽快にオシャベリしてくれています。
著者の方は元NASAの方で、cartoonistになりたくて
退職………して、この本を書き、イラストも描いている、と。(アメリカにはホント、weirdなgeekで
才能があり余っちゃってるヒトが多い)

これ、サクサク読めて、イラストも可愛いー!

とウケてたら、NYタイムズのベスセラーだった!
ちゃんと日本語訳も出ていますので、オススメ!







で、もう1つは、
マンガ。

「ピアノのムシ」というヤツで、
なんと、調律師モノ!

主人公は、「ギャラリーフェイク」みたいに
大分ナニサマオレ様、というパターンを踏襲(?)
しているんだけど、素晴らしくディテールに
凝っていて、とっても楽しめます。

こちらもFBで拾ったんですが、
調律にいらした調律師さんに
薦められたんですって。

ピアノの仕組みは、バークリーでちょろっとだけ
習ったぐらいで、物理特性云々を自分で
解説する………なんてのは到底不可能な私ですが、
この本はなかなか読ませてくれて、
うふふふ、楽しい!

…………てな事を言ってると、仕事は
進まないんだけどさー。

ま、今日は花粉が多くて、咳とくしゃみ多発日だ。
さ~ぼろうっと。



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●この表題ですがぁ、

広辞苑を引くと、男女の仲について
言う言い回しらしい。

しまった。ホントは使えないや。

ま、いっか。blogだし。←イイ加減。

●Facebookで広がる交遊範囲

基本的に顔見知り、以前からの友人を
中心にFacebookをやっているので、
面識のない方とは、あまり積極的には
繋がらない………でやってるんですが、

それでも300人、超えました。

自分のリア友が、元々多いんですが、
友達の友達、
そのまた友達とも
次第に繋がりが増え、

今まで知らなかった世界が
ちょっと開けたりするのが、
おもしろい。

バッハの東京メンバーの方に
友達申請してみたら、実は高校まで
静岡にいらした方で、父と同じ高校だったりして、
そして、先日の静岡滞在中は、 
キッチリ、静岡おでんを楽しまれていた!

なんてのが判明して、
いやが上にも親しみが増しちゃったりする。

静岡に来たら、おでん、鰻、安倍川餅辺りは
デフォルトでしょう!

●新たに海外にもお友達が増えた~(≧▽≦)

で、今日はもう一人、
お友達が出来ました。

ブルガリアの方で、とても英語が堪能。
翻訳のお仕事をなさっており、
さらに英語俳句に造詣が深い!

実は、毎日俳句を作る「1日1句」シリーズを
昨年からおやりになっているY田さんの
お手伝いで、私も英語俳句と取っ組み合いをしていて、

Y田さんが作られた
日本語の俳句+英語俳句を拝見して、
このニュアンスなら、こちらの単語の方が
近いんじゃないか、あの表現の方がハマって
いるのではないか、と横からチャチャを入れる
お役目を拝命しているので~す♪

普段、日本語の俳句は鑑賞が主で、
自分で作るのは、すっかり怠けている上に、
英語俳句は、全く初めてなんで、
おっかなびっくりやっています。

で、ここに強力な助っ人として登場されたのが、
Y田さんが以前からお親しいブルガリアのSさん。

で、Y田さんが作られたものを、
まず私が見てアレコレsuggestionして、
さらに、この句はこういう感じの事を
言いたいんですけどぉ………という解説文を
時に付して、Sさんに見てもらう。

で、Sさんにコレコレです、とお手紙を書く。

当然ブルガリア語は無理なんで、
英語で書く。

ふふふ、英作文の嵐ですがな~(ToT)(ToT)(ToT)

いやその、これも修行か、と思い、
せっせと作文しております。
 ↑
そー言えば、先頃大病したH崎さんの様子を
知らせろ、とカナダの友達からもメールで
催促が来る。んで、今の体調は、これこれ
こんな感じみたいヨ~……みたいな経過報告
メールを出さねばならない。病人本人が出して
くれればいいのだが、まだ本調子じゃないのか、
「まだメールしてな~い♪」みたいな……(-_-;)

お互い、相手側からなかなかメールが
来ない、困ったヤツだ、と、
私にグチらないで欲しいものなのだが。
男同士というのは、いー加減なモノである。

てなわけで、なんか、ここんとこ、
いろんな種類の英作文をたくさんやっとります。

おもしろいし、勉強になるんで
いーんだけど、
頭が疲れてて、英語脳に切り替わらないと、
「えーと、アレは、えと、何て言うんだっけ?」
になってしまう。

仕方がないんで、和英を引いて、
似たような単語をいくつか当たって、
「あ、そうだ、そうだ。これが言いたかったのヨ~」
と、頭の中の引き出しの奥をほじくり返す、と。

来月は、通訳ボランティアも頼まれているので、
とりあえず使えない状態では困るんで、
英作文練習、有り難いんですけどもね………(^-^;)

それにしても、そもそもY田さんとの
お付き合いは、Facebookで友達の友達、
として知り合った息子さんから始まったのだから、
本当に不思議なご縁です。

お母様がプロの画家さんでいらっしゃるというので、
個展に伺って、ご夫妻とすっかり意気投合。
なんと、お住まいがまた、埼玉の叔父の
ご町内で、あそこの桜並木がどうたら、みたいな話に
花が咲き、その上、
奥様は長く合唱をやってらっしゃると言うので、
磐田バッハのマタイ演奏会、ブラームス演奏会にも
おいでいただきました。

最近はご主人様主宰の句会の会友にもして
いただいており、ますますご縁が深まっています。

●ブルガリア友のオススメ本を読んでいる。



既に日本語訳が上の写真のように
出ているSFシリーズ3部作の第1作に挑戦中。

Felix J. Palma(フェリックス J. パルマ)さんという
スペインの作家で、上記ブルガリア友Sさんが、
これのブルガリア語訳に関わっていらっしゃる
ようで、ご紹介を受け、早速英訳本を
Kindleでゲット。

ここ10年くらい、勉強を兼ねて
洋物はなるべく英語で、
そしてKindleで、という態勢で
読んでいます。

昔はペーパーバックを漁って
買ってたんですが、今はKindleばかり。
読みながら手軽に辞書を引ける機能が
付いているので、ものすごく楽。

普段はプログレッシブ英和でちょこちょこっと
引いてしまいますが、
「これ、どんな語源なんだろう?」
と疑問が湧くと、Kindle上で辞書を
Oxford English Dictionary(いわゆるOEDというヤツ。
紙の本だと、もんのすごい分量があるそうで、
ともかく載っていないモノは、ほぼ、ない)に
切り替えて、語源を漁る。

で、「なんじゃこりゃー! ヘンな語源!」とか
大うけし、おもしろがってメモを取る、と。
 ↑
もっとも、記憶力が劣化してるので、これだけでは
覚えられない。何度も「なんじゃこりゃー!」して、
やっと記憶の隅に引っかかる程度なんで、
何をか言わんや、なんですがー(-_-;)

で、くだんのフェリックスさんの本ですが、
19世紀末のロンドンを舞台にした物語で、
恋人を切り裂きジャックに殺された若者が、
時を遡って恋人を救うために、時間旅行をしようと、
なんと、H.G.ウェルズに助けを求める………というのが
大まかなあらすじ。

んが、ともかく微に入り細に入り、の書きっぷりで、
青年が恋人に出会い、幸せを謳歌するのも束の間、
無残な死体となった恋人を発見してしまい、
大ショックを受ける………ってとこまで、

青年の生い立ちから書き起こし、延々と頁が進む。

失意の青年が自殺を図ろうとするところを
危うく助け出したいとこの青年が、
時間を遡って恋人を救ってはどうだろう、
実は今、時間旅行社というのがあって………と
話を持ち掛け、2人で会社に行ってみる。

そこでは結局、過去へ遡ることは出来ない、
という結論なんだけど、そもそも時間旅行社は
どうやって時間旅行という商品開発をしたのか、
というバイストーリーがあり、これが結構読ませるのだが、ともかく息が長い。さすが、『指輪物語』を生んだヨーロッパ………って感じデス。せっかちで、物語の
あらすじを追うことに慣れた日本の読者では、
本筋がなかなか進まないので、読み疲れてしまう
可能性もあるんですが、

なんでこれだけディテールに凝るのか?
というと、物事には必ず原因と結果があって、
いわゆる因果律の中で人は生きているのだ、
という点がフェリックスさんの一番関心のある
ところだから、なんじゃないかな。

只今、いよいよウェルズ先生が登場した
ところなんだけど、『タイムマシン』で
一世を風靡し、一躍時代の寵児になったウェルズさん
だったが、『ドクター・モローの島』が不道徳である、
とさんざん叩かれて、腐っている。
なるほど、ヴィクトリア時代のイギリスでは、
そうかもしんない。

で、作者の筆は、ウェルズさんの生い立ちから、
『タイムマシン』を執筆するところまでを、
丁寧に追いかける。

不発に終わった処女作を出した後、
ひょんな事からJoseph Merrickと巡り会う。
メリックというのは、かの有名な「エレファント・マン」のこと。

調べてみると、ちょうどこの時期メリックは
ロンドンの病院に一室を与えられ、
ひっそりと暮らしていたそうである。

このメリックとの出会いが、
作家として立つ夢を捨てようとしていた
ウェルズさんに不思議な力を与え、
ついに『タイムマシン』が書き上がる。

…………というところまで、読んだところですー。

メリックさんとのひとときを
読んでいる時、思わずジーンとして
涙が出てきちゃったよ。
二十歳くらいの頃、映画『エレファント・マン』を
見た時のことを思い出してしまった。

考えたら、この時代のロンドンって、
現在の機械文明の揺籃期である上に、
史上有名な人々がてんこ盛り。
コナン・ドイルは心霊術に凝ってるし、
切り裂きジャックは横行するし、
さらにエレファント・マンまで
この時代だったか………と、豁然と目が開かれた思い。
そう言えば昔ハマったキム・ニューマンのヴァンパイア
シリーズも、この時代が舞台だったなー。

まだまだこの先、盛りだくさんだと思うので、
頑張って楽しもうと思います~。

いやしかし、『タイムマシン』なんて、
小学生の頃に読んじゃったので、
ディテール、全く覚えてなかったのだが、
ナルホド、この時代の社会状況をも
皮肉った作りだったのねー。

フェリックスさんを読み終わったら、
ウェルズさんも、ちゃんと読み直してみるかなー。
●前回書いた「捨ててんげり」の解説

石ノ森章太郎の日本の歴史シリーズに
このネタが載ってなかった………。

で。

ガクー_| ̄|○
としているワタクシめでございます。

そりゃ、ま、大きな通史的視点から
見たら、小ネタですよ、ええ。(`ε´)ブツブツ。

好きなんだけどなー。

えー、どういうネタかと言うと、
『平家物語』の「木曾殿最期」のネタです。

源頼朝に先んじて京都に入った
木曾義仲、好き放題やってたら
みんなに嫌われて、
結局京都から追われて、
敗走途中で切り死するんですがね。

その木曾殿に最後まで
つき従おうとした義仲の側室・巴御前のお話デス。
美しい上に、男まさりの武者だったとか。

最後に女連れだった、と言われては、
末代までの不覚、ここで別れて逃げろ、
と義仲に言われちゃった巴御前。
(ひどっ! 女の純情を何と心得るかー!)

でも、巴は文句1つ言わず、
では、最後のご奉公を、と言うや、
敵の武将をむんずと捕まえて、
馬の鞍に押さえ込み、
「首を取ってぞ捨ててんげり」し、
おさらば~、とパカラ、パカラと駆け去っていく………の
でありました!

大の男を押さえ込んで、
首を落とし、その首をポイッと!!

いいなぁ、そんな膂力、欲しい~ヽ(^0^)ノ

で、「捨ててんげり」という
おもしろい言葉ですが、
これ、「捨てにけり」の音便、
要するに訛りなんですが、
当時流行った音便らしいのデス。

この特有のリズム感が
うちの高校ではやたらに
ウケ、みんなで訳も分からず
突然「すててんげり!」と
叫ぶ遊びが流行った………って、
あくまで、私の仲間うちだけの話ですが、
古典を読んでると、こういう男顔負けの
カッコイい女性って、ほとんど出てこないので、
ものすごく印象的。颯爽としてるよね。

鎧(30キロくらいあったらしい)付きの
武者を押さえ込みするところからして、
うわー、デス。どんだけ力持ちだったんだ?
古典の女性は、ナヨナヨしてるのが
当たり前なんで、この異彩を放つ巴御前の
お姿、あこがれ………(ヘンなあこがれ………か?)

●必要に迫られて、観光白書なるモノを初めて読む。

分厚い!

出来れば見たくない!

見たくないったら、見たくない!

お役所の文書って堅苦しくてムジュカシイ。
見ないフリをして
済ます方策はないものだろうか………。

とは思うのだけど、
この中から問題を出すヨ!
と宣告されちゃったりしてるもんだから、
逃げられない。

泣きながら読み始めてみた。

予想に違わず、苦手なグラフとかてんこ盛り。

私の仕事ジャンルでは、
グラフとか統計とか、
ぜんっぜん必要ないざんす!(ToT)

けどまあ、統計とグラフの山を乗り越えて、
フウフウしながら2日がかりで
全部読みましたともさ!(-_-;)

読み進むうちに、結構おもしろいネタもあり、
途中で「へーへー」して喜んでいたのだが、
ともかく量が多い。(そして、知らない観光用語が
たくさんあり、いちいち調べる、と)

資料編を別にしても、A4で128ページあった。

試しに字数を数えてみた。

丸々A4一枚文字が並んでいるところは
少なく、図版が多いので、A4半分で数えてみる。

1行45文字で、だいたい20行前後。
ということは、1枚でほぼ900字。

900 字x 128頁=115,200字
400字詰原稿用紙換算で、
ほぼ288枚。

うーむ。薄い新書一冊分ってところかー。

こんな大量の文章を、毎年コツコツ作ってるんだねぇ。

前年比○パーセントとか、
全国で○件の施策が行われたとか、
やたら数値がある。

これらの数値1つずつを叩き出すために、
どれだけの人が、どれほどの労力を
注ぎ込んでいるんだろう………

とかふと思い、にわかにジーン。(;_;)

昔、父の病院の経理をやってて、
確定申告書を書くのに必要な
たった1つの数値を出すのに
毎年フウフウしてたのを思い出すー。

経理全般をやってた
母が急死しちゃったおかげで
大いにあわてた。

何せ、ほとんどのマニュアルは、
彼女の頭の中にしかなかったので、
いちいち推理した。

学生時代、バイトと称して
春休みは毎年確定申告の手伝いを
させられて、ブウブウ言ってたんだけど、
よくぞ手伝わせてくれた!

後になって、コッソリ母を賞賛して、
大好きなビールをお供えしてやった。

閑話休題。

観光庁の人たちは、
我が家の帳簿程度どころの騒ぎではない
多方面の仕事に関わりつつ、
こーいう文書も山ほど生産しているに
違いない。

うう、きっとこーいう作業で
徹夜している人がいるに違いない。

ジーン。(;_;)

何の仕事もそうだろうけど、
こうやっていろんな人が、
いろんなところで頑張っているんだよネ。
そうして世の中は動いていってるんだよネ。

ジーン。(;_;)

けど、ごめん、こんな細かい数値、
覚えられないやー!ヽ(^0^;)ノ

そこんとこ、お許しをーーーっ!(^^)/~~~

とまあ、しばらく観光白書に
付き合ってましたが、先程やっと
ノートにまとめ終わりました。

くそー、まとめるのにも2日かかってしまったヨ。
全部の問題がこの中から出るわけでもないのに、
読んだからにはノートにまとめないと
気が収まらないという、
なんとも損な性格がワザワイしている。

他にもまだ調べないと!
と思っているモノがいろいろあって、
ホント、てんで間に合う気がしない。

テスト、半分取れれば、
御の字…………かぁ。はぁぁぁぁ………_| ̄|○
 ↑
例によって、またヘコんでいる。

もう本番まで残りわずかなんで、
とりあえず、出来ることはやる!
やってやる! 
「すててんげり!」の精神だ(どんな精神だ?)!

●とは言え、癒やしもあったりする。

ついこの間、FB友がアップしていた動画。

レッドツェッペリンへのトリビュートコンサート
なんだけど、女性2人グループのハートが、
Stairway to Heaven(「天国への階段」)を
歌っているYouTube。

これが、ものすごく良くって、思わず
シェアして、何度も聴いている。

この曲のギターのリフがかっこよくて、
かの千原英喜さんも、このイメージで
書いた、という解説をしてらっしゃる曲があり、

それも思い出しながら、
ジーンと聴いている。(/_;)
 ↑
実はツェッペリンオリジナルメンバーたち
(ジミー・ペイジとロバート・プラントとか)が、
ジーンとしちゃって、涙ぐみながら聴いてる。
これがまた胸を熱くさせるものがある。(/_;)

クライマックスでは、バックに
ハーレム合唱団みたいな人たちが
ぐわっと出現して、大合唱。
思わずスタンディングオベーションして
しまいたくなる盛り上がり。

で、時々洗い物なんかしながら
聴き直し、思わず踊ってしまったりするのでした。!(^^)!

YouTubeで、

HEART-Stairway to Heaven HD
--The Kennedy Center Honors Led Zeppelin, 2012

で検索かけると、すぐ出てきます。
一聴の価値アリ、です。

●オマケ~ノルウェー語の話

9月27日のクールプリエール演奏会でも
3曲やられるとの事ですが、

そのうちの1曲をソーニョの練習曲で
やろう、という話になっている現代作曲家の
書いた宗教曲。

ものすごくキレイ~(≧▽≦)
で、今から楽しみにしている
Gjeiloさんという、ノルウェー出身の
作曲家の作品。

で。

どーやって読むんだ、この名前?!(~。~;)?

パナムジカなどで見てみたら、
「イェイロ」となっている。
どうやらGは黙字らしい。

で、またしてもGoogle翻訳で調べてみた。

Gjeiloは固有名詞なんで、調べても
分からなかったんですが、

英語→ノルウェー語
ノルウェー語→英語

変換で見ていくと、あー、こういう
表記法なのかなぁ?
というのが少し分かりました。

例えば

help me=hjelp meg

になるんだそーです。

で、発音させてみたら、

「イェルプ・マイ」みたいな感じ。

「私」の「I」は「Jeg」と書き、
読み方は、「ヤィ」。(~。~;)?(~。~;)?(~。~;)?

ど、どうも【eg】のスペルは、【ai】あるいは
【ei】と発音する規則があるらしいなー。

試みに

I like this song.

を翻訳させてみたら、

Jeg liker denne sangen.
(ヤィ リケー デン ソンゲン)

でした。英語とドイツ語の折衷?!

昔、ノルウェーのTorbjornがノルウェー語で
話してるのを聞いて、
「サウンドがドイツ語みたいに聞こえるー」
と言ったところ、「すごく似ていて、文法も
似てるんだよ」と言ってました。

字面で見ると、確かに似ているんだけど、
発音を聴くと、ほぼ、わけわかりません。
思わずhjelp megと叫んでしまいそうです。

幸い今回やる曲はラテン語の歌詞なんで、
ノルウェー語の勉強はしなくて済むんだけど、
しまった。昔、少し勉強しておけばよかったなー。

どーしてこう年を取ってから、
おもしろいネタにいろいろ
ぶち当たるのだ?
もう記憶力がアブナいお年頃だというのにぃ!



●まだまだ、あがいていま~す(ToT)

どー考えてみても、あまりに範囲が
膨大なもんだから、到底間に合いそうにもない
んだけども、ともかく受験勉強続行中。

受験できるナ、これ………
と気がつくのが遅すぎ!
なんで仕方ないっちゃあ、仕方ないんですがね。

全ての範囲を網羅するのは
無理だが、ヤマをかけながら、
出来るだけ頑張ってみよう………みたいな毎日デス。

100点なんか、要らないし、ムリ。
最低点でいいから、何とか通してつかぁさいー!

はぁぁぁ( ̄。 ̄;)

30日が試験日で、
日本の歴史・地理・一般常識の3科目。
幸い語学テストは免除でいけるので、
挑戦してみよぉっ♡
となったわけですけど、

上記3教科とも、
試験時間40分で、
試験問題もだいたい40問。

ふっ。

迷ったら、終わりだな………(-_-;)

●どこまで深くやるべきなのか、わかんない………。

元々日本史は大好きなんで、
かなりハマって喜んでいたのだが、
あんまりディープなとこまで喜んで
ハマっていると、時間がなくなる~!
あくまでサラっと流して、
なるべくいろんな時代を見ないと………と
思ってたんですがね。
 ↓
 先日もエクセレントなT井さんから、
 壬申の乱のディープなネタを教えていただき、
 「いかん、いかん、喜んでさらに調べる、
  なんてやってたら、時間がなくなるー!」
 とガマンしてたのだが、今日別の調べをしていたら、
 偶然関連項目が出てきて、うわー、調べちゃったよー
 状態に。
  ↓
 T井さん、六歌仙とか三十六歌仙を調べて、まとめていたら、噂の十市皇女、出てきちゃいましたよ、額田王関連で! 壬申の乱辺りは、裏事情満載なんで、一旦ハマると、抜け出せない(つーか、抜け出したくなくなる)うう、ガマンだ、ガマンー!
 
ちなみに六歌仙にも、三十六歌仙にも、額田王は
入っていません。それどころか、山上憶良も入って
いません。意外!

六歌仙は、紀貫之が古今集の序で、誰それがいいよネ、
と列挙した6人の歌人。

三十六歌仙は、古今集から130年後、拾遺和歌集を
編纂した(らしい)藤原公任が数百年に及ぶ和歌の
歴史の中から選び出したベストメンバー表。

万葉集の歌人から→3人
古今集撰者から→4人
六歌仙から→3人
梨壺の五人(古今集の次の勅撰集を選んだ人たち。勝手に梨壺ファイブと命名中)から→3人

というように、苦心惨憺したのか、あるいは自分の
趣味優先なのかわかりませんが、各時代から
選び出している。

で、額田王と山上憶良は、どちらも落選。
なぜーーーっ?!(ToT)

ちなみに万葉集って、防人の歌だとか、
ヤマトタケルの歌だとかが有名なもんで、
なんか、超古代に作られたよーな気がどうも
しちゃうんですけど、出来たのは平安京が
出来る直前くらい。意外と新しかったデス。

過去問で、5人の歌人が並んでいて、
「万葉集に歌が載っていない人はどれでしょう?」
なんていう、ちょっとディープかもしんない
のが載ってたので、泡食って確認したり
してるんですが、

どこまでが常識で、
どこからがディープなのか、
少々わからなくなってきております( ̄。 ̄;)

出題者の考える常識と、
受験者の考える常識の範囲が
合ってないのかも~。

仕方がないので、過去問を時々チラ見して、
出題者の考える常識の範囲を探り出す、と。

●地理は、歴史がわかってないと手がつかない!

歴史のめり込み………をいい加減なところで
一旦お休みにして、地理のお勉強。

世界遺産だとか、国立公園だとか、
常時観測の活火山だとか、
有名なお寺や神社やお祭りやら、
リストアップしないといけない事だらけ。

で、ペンダコ、痛いんですけどー(ToT)
昨日から、手首も腱鞘炎になりかかってるんですけどー(ToT)(ToT)(ToT)

やり始めてみたら、歴史的事実を知らないと、
地理的に重要な項目も覚えようがないんだなー、
と思い知りました。上っ面だけ見てても、
どんな場所なのか、イメージが湧かない。

自分が足を踏み入れたことがある地方は
イメージしやすいので、
それほど苦しくないんだけど、
古代史でも幕末薩長関係でも超重要な
九州地方なんか、長崎しか行ったことが
ないんで、何がどーしてどーなっていて、
どこに何があって、どの人がどこで
活躍してたか、ハッキシ言って五里霧中。

泣く泣く勉強を進めていたんだすが、
例によって「広辞苑」さんと「逆引き広辞苑」さんと
「分野別小事典広辞苑」さんが、強力に
助けてくれたー(感涙)写真まで付いている!

で、どーしてこんなに九州には
火山と温泉が多いんだー、
そして、どれがどの県なのか、
わけわかんないー!

と叫んでいた。
よくわからないので、
白地図でも買ってきて、火山の場所とか
書き入れてみるかなぁ、と思っていたのだが、
とりあえず手元にあった歴史資料地図を
コピーして書き込みなんかしてみた。

で、少し地理的関係が分かってきたところで、
今度はタブレットを開き、
wikipediaとGoogleマップのお世話に
なってみた。

いやぁ、Googleマップって、偉大だぁ!!

詳細図から広域図まで、
自在に一瞬のうちに見られるので、
すごく分かりやすい。

けど、自他共に認める方向音痴なので、
地図を見て、「あ、なるほど、この辺なのねー」的な確認の仕方では、てんで覚えていないに相違ない。

で、手書き地図をノートに
書いて、「ここは、この辺」と
シコシコ書き込みをするようになる、と。



  ↑
下北半島が何とか描けたので、大いばり中!

おかげさまで、初めて天草と
島原の位置関係が分かったり、鹿児島の離島はどれどれ、
どこからが沖縄県と確認できたり、

佐賀と久留米と、吉野ヶ里遺跡の
位置関係とか、わかりましたデス~ヽ(^0^)ノ

地元の人にとっては常識なんだろうけど、
地元じゃない民には、てんで分からないでアリマス!

さらに、神戸と明石と淡路島と、
京都と奈良と高野山と熊野と大阪と
関空の位置関係も分かってきましたー。

いやぁ、古代の古墳って、
意外と大阪の方に多くて、
なんでかなー?
と思ってましたが、
実は意外と明日香や奈良に
近いんですねぇ。

新幹線のおかげで、
京都と大阪がお隣のよーな気が
してましたが、実は奈良と大阪の
方が、よりお隣サンだったんですねぇ。
 ↑
そんなことも分かっていないのだから、
他は推して知るべし、である。

●石ノ森章太郎版『日本の歴史』シリーズがスゴすぎる件

ペンダコが痛いので、
サボってkindleしよう~ヽ(^0^)ノ
と思い立ち、

夜中にショップに行き、
コソコソと無料コミックの
宣伝ページを見ていたら、
なんと、石ノ森章太郎の大作シリーズが
一気に電子書籍化されたらしく、
「リュウの道」「さんだらぼっち」
「佐武と市捕物控」(市さんが大好き♡)さらに
「日本の歴史」の第1巻が、期間限定で無料に
なっていたーーーっ!

もちろん4冊ともサクッとダウンロードしてみた。

で、他のは試験終了後のお楽しみに
とっておき、まずは「日本の歴史」をチェック。

んで、やっぱり漫画家って
偉大だぁっ!!!
と感涙にむせんでしまったのでした。

このシリーズ、多分紙の本では、
数冊、飛び飛びにしか持っていなかった。

なんか、難しくて、
よく分からない………(ToT)
と投げ出しちゃったんですよね、昔。

ところが、今回かなり
勉強し直してみたところなので、
ディープ系知識もブラッシュアップ
されていて、

石ノ森シリーズを読んでも、
いちいち納得で、
いやこれ、ものすごく詳しく調べていて、
さらにそれを絵柄にしてくれていて、
なんて、なんて、有り難いシリーズなんだ!

と、感じ入ってしまいました。

監修にスゴい先生方が名を連ねてたり、
山盛りの参考資料リストがあり、
これはハンパない仕事だなぁ………と。

第1巻の白眉は、九州地方から
出土した甕棺(かめかん)。

どういう構造になっているか、
どういう姿勢で亡くなった人が葬られているか、
迫真の筆遣いで。
この1コマ見るだけで、感動できる。

古代の王朝では、大王(おおきみ)の住まいも、
ごくフツーの族長の家………という感じだったのが、
天平時代くらいから、渡来人が最新テクノロジー
を持って大量にやって来たために、ぐん、と王宮っぽい
立派な建物になっていくという、建築史の流れ
なんか、丁寧な絵柄を追ってナットク、ナットク。

さらに巻末に作者の制作メモという詳細なスケッチ付き
資料集があり、その後に年表が。
漫画でいちいち納得しながら進んでくるので、
この年表が、非常に腑に落ちる。

家にあった紙の本はちょうど空海や最澄が
出てきたあたりで楽しく、さらに進むと、
比叡山の山門派と寺門派の抗争が、
さらりと出てくる。ほとんど説明がないんで、
宗教史の知識がないとよくわからない。
幸い、この間勉強したところなので、
「ふむふむ」と読めてラッキーだったのだが。
   ↓
 ※比叡山のお山に本拠をおく一派と、
それに反抗して山を降り、園城寺(三井寺のことネ)を
本拠にしたグループの対立の話。かなり過激な焼き討ち
とか、互いに頻繁にやっていたよーです。

 ※残念なのは、入れるスペースがほとんど
採れないために、触れないことにしたのか、
陰陽道ネタが入っていないところかなー。
陰陽道をからめると、よりさまざまな事の
説明が立体交差状態になって、通史にまとめる
のが難しいかもしれないけど。

今日「へーへーほーほー」したネタは、
何故源義家が「八幡太郎」であるか、とか、
何故源氏が「八幡神」を崇めるか、とか。

このネタ、ちょうど古代の古墳を調べて
いた時に知ったこととリンクしてて、
なーるほーどー、と1人で大いに納得していたところ。

気になった方は、石ノ森版「日本の歴史」シリーズで
チェックしてみて下さぁい(^_^)b

平安時代の受領(ずりょう。地方行政官)ネタでは、
私とA嬢の永遠のお気に入りネタ・受領は
倒るるところに土をつかめ、がちゃっかり出てきた
ので、ルンルン。
 ↑
 ※出典は『今昔物語集』。笑えます。

源平合戦のところ、まだ見てないけど、
私と娘の爆笑ネタ「捨ててんげり」が
出てきてくれることを切に願う!
 ↑
 ※出典は、『平家物語』「巴」。
 高校時代、「捨ててんげり」は、流行語に
 なっていた。どんな高校だ?!

てなわけで、勉強疲れにblog三昧してみました。
それにつけても、学生時代より勉強してるみたいな
気がするなー。あの頃は、おちゃらけ小説ばっかり書いて遊んでたもんなぁ……(~。~;)

どうやら、
基本的に遊んでばっかりの人生なんだな、うん。

ま、いっか。
●「淡海三船(おうみのみふね)事件」

………というのが、一部地域(私のところだけ)で
起こりまして、はい、1人でバカウケ中なんでございます。

淡海三船。

名前だけは、高校の授業で聞いた覚えは
あるんですヨ、ええ。

なんか、奈良時代くらいの人だよネ~………
………………たぶん………………よう知らんけど…………的な
知識しかなかった。
   ↑
  それ、知識って言わない!!(-_-;)

えー、この方は、鑑真和上が苦難の末に
日本にたどり着いたドラマチックストーリー
「唐大和上東征伝(とうだいわじょうとうせいでん)」の作者さんなんだって!

井上靖の『天平の甍』のタネ本(?)ですヨ、はい。

「征」って言うと、「征服」とか「征伐」とかを
イメージしちゃうんで、なんかヘンな気がするんだけど……(^_^;)と、細かいところが気になってしまうのだが、

漢字源を引いたら、「敵を目掛けて
まっしぐらに進軍する」という意味もあるんですが、

元々の意味は、「遠方をめざしてまっすぐ行く」だそーです。ナルホド、失明してもなお、遠い日本を目指して
苦難の旅を続けた鑑真さんたからこそ、「征」なのネ~。
ふむふむ。

で、三船さんの話に戻りますが、
この人は長年文章博士(もんじょうはくし。中国の歴史やら詩文やらを
教える。要するに中国語にめちゃ強い!)を
やっていて、神武天皇から
光仁天皇(天智天皇のお孫さん)の代までの
天皇に、漢風の諡号(しごう。おくりなとも)を
全部付けた人なんですと。

昭和天皇などもそうだけど、
天皇陛下がご存命中は、
「天皇陛下」とお呼びするのが当たり前。
もちろん、ご本名の「裕仁(ひろひと)」では
呼ばない。「昭和天皇」とは
呼ばなかった。古い時代なら、「おかみ」とか
「今上」とかかな。

今現在、「昭和天皇」とお呼び
するのは、既に亡くなった方なので、
死後に送られる諡号で呼んでいるからです。

どの天皇をどの諡号で呼ぶか?
というのの基礎を作ったのが、
実は三船さんだったんですネー。
ナルホド、道理で、歴代天皇表を見ると、
統一感があったのね。神武とか天武とか、
同じ漢字を繰り返し登場させたりしてるもんねー。

神武天皇なんて、天孫ニニギノミコトの曾孫、
ということになっている、ほとんど伝説的な人物だし、
当時は「天皇」という名称も定着してなかった。
一体どーいう風に呼ばれていたんだろうか?

ちなみに光仁天皇は第49代天皇で、
平安京に遷都した桓武天皇のパパです。
道鏡事件で左遷されてた和気清麻呂を復権
させたりして、綱紀粛正に努めたそうです。

………って、ここまでで既に「へーそうなんだー」の
嵐だったんですが、淡海三船さん、まだ1つ、
ビッグなネタを持っていた!

なんと、壬申の乱で後の天武天皇と大戦争して、
敗走して自殺しちゃった大友皇子(天智天皇の
第1皇子ネ)の御子孫だったんですよぉ!

いや、なんか、古代の闘争って、
負けた側は皆殺しっつーか、
完膚なきまでに叩きのめされちゃってる
じゃないですかー。

蘇我氏に負けて滅ぼされた物部氏とか、
(物部守屋の首が飛んで行った、という
伝承のあるお寺が奈良の方にあったりする。
平将門か?!)
聖徳太子亡き後、一族皆殺しの目に遭って
しまった上宮王家とかぁ…………。

なもんだから、負け組の子孫が、
朝廷を代表する大学者として
活躍していたなんて、思ってもみなかった!

………あ、でも、菅原道真の孫の文時って人も
あったかー。

結局、才能で生きていくという道が
開かれていたのかもしれないネ。

うーむ、やっぱり古代史はおもしろい。

●で、古代の事を書いた本の話に移るんですが

古事記と日本書紀、てのがあるでしょ。
あと、風土記。

そんでもって、朝廷がオフィシャルに
出した史書のシリーズを六国史と言う。
日本書紀の後は続日本紀、日本後紀、
続日本後紀と続き、後二冊はナントか実録、
というタイトルになる。

これ以後はオフィシャルでない歴史記録
として「かがみ」シリーズが出る。
大鏡とか、増鏡とか、ナントか。
なんで「~鏡」か? というと、
歴史を顧みて、教訓とするというのが
テーマになっているかららしい。
だいたいお爺さん2人の対話体で
話が進む。

で、鏡シリーズはおいといて、
オフィシャルの方の字に注目。

古事記は「記録の記」なのに、
どうして日本書紀は「紀州の紀」なんだろう?

と思ったこと、ありません?

ヽ(^0^)ノはーい、いつも思ってましたが、
漢和事典を引くのがめんどくさくって、
調べた事がないのは、わたしでーす!

で、この際調べてみるかー、と
漢和を開いてみたら、

「記」の字は、「忘れないように書き留めること」を
意味するもので、要は「備忘録、メモ」。
ナルホド、それで記録とか日記とか言うんだな。

一方「紀」は、「物事の順序を追って書き記す意。歴史書で帝王についての記述」なんだそうです。

そー言えば、中国の歴史書に、
「秦始皇帝本紀」とか書いてあるの、
見かけたこと、あるなぁ。
じゃあ、日本でも、天皇中心に
朝廷で起こったことを時代を追って
記録するのが「紀」なんだね。

ふーん、ナルホドねぇ………。
伊達に違う字を使ってるワケじゃなかったのネ~。
(>_<)ゞ

で、六国史の一覧表をノートに
作って遊んで(あれ?)いるうちに、
ハタ、と気がつきました。

最初の日本書紀は別ですが、
以後の5冊の編者には、
必ず藤原氏のトップが
名を連ねているのですよぉ!

(゚o゚;(゚o゚;(゚o゚;

権力者というのは、抜け目がないもんです。

さすが、藤原氏!
けっこー都合よく編集してたのかもしれませんネー。
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