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合唱のこと、英語のこと、本のこと、友達のこと、仕事のこと・・・とりあえず、ダラダラ続ける日記です。

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●退院してからの方がこき使われた

無事退院して、やれやれ……とか
思っていたら、新学期早々に
ゼミで発表しなくちゃいけないのに、3週間、な~んにも手が
つかなかった! ともかく資料探すの手伝って! ……てな事に(ToT)

それでなくても、相方が
出版直前の最後の校正追い込みで、

「すぐに」にするか、
「するやいなや」にするか、
「突然」にするか、
「やおら」にするか、

みたいな、ひっじょーに
細かいディテールで悩んでて、
「どれがいいと思うー?」
と常に参考意見を聞きに来る……
みたいなぁ……orz

*結局最後の最後まで、
ここが気に入らない、
あそこが統一がとれてない、
と締切日まで騒いでいた~。

……という状態のところに、
娘のお手伝いで、それこそ
山盛りの古文を読みまくる!

というタスクに追われまくって、
練習にも行けなきゃあ、
blogも書いちゃあいられない!
という、かあいそうな日々を送って
おりましたー(ToT)(ToT)(ToT)

も、生涯でこれほど古文を
読むことはないのではないか、
と思われます。

一応目の病気で、まだ再発がないか
気をつけなきゃいけない段階なので、大量に資料を自分で読ませるの、ちょっと心配だったんで、やむなくヘルプしてたんですが、ともかく怒涛のごとく資料を読まないといかんので、私もかなりヘタリましたです。

どういう発表か?
というと、江戸時代に書かれた
怪談話の語釈とかやって研究し、
さらにたくさんの類話を集めて、
比較研究し、考察せよってぇお題。

これが、平安モノだと、こちらもちょっと歯が立たなかったかもしれないんですけど、(試しにA嬢に探してもらった伊勢物語とか読んだら
頭がわやくちゃになった)

幸い江戸モノなら、うちの中に
唸るほどいろんな資料があるし、平安モノよりは、か~なり読みやすいので、なんとか挑戦。

で、どーいうわけか、私の本棚には、怪談関係の本がわんさかある。お~ほほほ(≧▽≦;)

ど、どーしてでしょーね~(^◇^;)

昔「初版で読む本当は恐ろしいグリム童話」とか、「妖怪の謎と暗号」とか、それ系のライターのお仕事が来てまして(やっぱり、こーゆーブキミなものが好きなヤツだ、と見抜かれてたから、こーゆーお仕事が来たんだな、うん)当時から、アヤシゲな資料を
見つけてはコソコソ買い漁っていたのでしたが、

こわぁい話シリーズの資料が、
よもやこんなところで役に立つとは、思いも寄らなかったが、
いやぁ、揃えておくものです。

で、片っ端から手当たり次第に、
類話っぽいものを探して、
朝から晩まで読みまくり。

で、これ、どうかな?
で2人で顔を寄せ合って
しっかり読み込み、
「コ、コワいよ、この話~!」
と大騒ぎ。

わたくし、基本的には
超コワがりなんで、
映像モノは見られないんです。
高校生の頃、夜中なにげに
テレビを付けたら、ちょうど
『エクソシスト』で、リンダ・ブレアの首がぎ、ぎ、ぎ………と回るとこ
見ちゃって、慌てて消したんだけど
もう怖くて怖くて、自分の部屋に
帰れなくなってしまった。

その点、文字とか漫画なら、大丈夫!
動きがあるのが、コワいのかもね。

で、今日も研究書みたいなの
見つけて一気読みして、
つい、あ、こういう話、どうよ?
とか思って、シコシコメモを
取ってしまったり。

………ま、よーするに、
どっぷり浸っている、と。

今日読んだ本は、
『なぜ怪談は百年ごとに流行るのか』(東 雅人著 学研新書)

というヤツ。

江戸モノの怪談集をいろいろ読んでいくうちに、怪談が流行る時代って、大災害があった後とか、
都市化が進んだ時代なんじゃないかなぁ、そー言えば、文化文政期って、今の世相に似てるよね………
みたいな話になって、ちょっと資料を探してみたら、ちゃぁんとそーいう切り口で研究している人がいる。

というわけで、ついうっかり1日で読んでしまったのでした~(≧▽≦)

ま、まあいいや、きっと、いつか自分の肥やしになるだろー。

●で、なんとか東京にお帰りいただいた

結局ギリギリまで資料を読まされつつ、お料理の指導をさせられたり、あるいは繕いモノとかもさせられて、たっぷり、じっくりこき使われてしまいましたが、

昨日やっと東京に帰りましたー。

でも、私も明日には東京に追っかけて行き、これから東京で通院する大学病院の初診につきあわされることになってるんで、実はまだ手が離れてはおらんのですが………。

幸い本人は絶好調で、毎朝早起きしてウォーキングして、それまで
「キライだからー」とか言って飲まなかった牛乳を、喉をゴックゴク鳴らしながら、「うまぁっ!」とか言って飲んでご満悦です。(腰に手を当てて、テルマエ風に仁王立ちになって飲んでおる。ナニモノ?)

なんか、病院生活で早寝早起きがしっかり習慣づいちゃったみたいで、夜もぐっすり。牛乳も、毎日病院食で出たので、すっかり飲むのが当たり前、になったんだそーです。

ちょっと前まで、親が飲め、飲め言っても、てんで飲まなかったくせにぃ。

●で、何がヤバくて青いのか?

はい、そりゃあもう、歌の練習の方でございますよ。

結局娘が病院に入った頃からずっと、静岡バッハも磐田バッハも、全くご無沙汰になっちゃって、
静岡の練習だけでも、(2回のオケ合わせも含めて)都合9回ぐらいお休みしちゃったとデス!

よくピアノでも、3日休むと、一週間は戻っちゃう、と言うけれど、3日どころの騒ぎじゃなかった~(ToT)

それでも最初のうちは、コソコソ
スケール練習だけはやってたんですけど、古典を大量に読む日々に突入したら、もう読むだけでヘトヘトになり、練習する気力が湧かなかった~(T^T)

せっかく7月は頑張って、
ポジションの取り方を大分工夫したのにぃ~(T^T)また悪いクセとか、
戻っちゃったらどーしよー。

というわけで、昨夜は、
相方とお嬢がいなくなったのを幸いに、「それっ!」てんで、
静岡バッハの練習に駆け込みましたー!

さ、幸いにして、それほど衰えていなかったみたいアルヨ~(^0^;)
基本的なことは、マエストロのしごきのおかげで、身に付いてはいるんだろーな、うん、きっと………。

が、行ったら、Iヶ谷さんから宿題が出てしまっただー!

恒例の演奏会プログラムの原稿割当でしゅ(ToT)モツレク解説が回ってきてしまったよー。悲劇。勉強しなくちゃ(/_;)

●で、東京に急遽行けるもんだから

ソーニョの21日の練習にも出ることにしたんだけど(つーか、今回これを逃すと、後は本番の日しか行けない)、

改めてキッチリやろーとすると、
このデュルフレのrequiem(最初の二曲だけだが)、ノリが難しい~!

グレゴリオ聖歌風で、どっかで聞いたな、このメロディー……なんだけど、変拍子の嵐の譜面なんでアル。

8/9が次の瞬間3/4になるとことかぁ、そーとーこのノリにのめり込んでやっておかないと、フレーズが歌えない感じ。

ああ、シロス修道院の修道士の気持ちにならんとー。

で、全体はゆったりしたフーガみたいな作りなんだけど、途中でポリフォニーになってるとこもあって、も一つ仕組みが分かってないもんで、ううーむ……( ・_・;)

いかん。ちゃんと練習で
しごいてもらわんとっ!
苦しい時の指揮者様頼みー!

なんか、以前テノールで音採りした時は、それ程大変な感じはしなかったんだけどなー。
見方が甘かったのかなぁ。

なんか、ここんとこ、あれやって、これやって、でバタバタしてるもんだから、心の中に響き渡ってる音楽が、あの威勢のいい、ロ短調ミサのGloriaなんですよね。そのせいか、どーも、ノリがそれいけ、やれいけ、みたいな感じなんで、デュルフレのおっとり、やわやわとした、グレゴリオっぽい世界に、なかなか入れないような。

うーむ、片手に怪談、心にロ短調、唇には………え~と、何でっしゃろ? みたいな、ちょっと分裂したegoを自覚する今日この頃……なんでありました。

●おまけその1


そんなハチャメチャな日々を
癒やしてくれる本をコンビニで
発見。

マンガ「聖☆おにいさん」の解説本……つーか、キリスト教と仏教のエピソード早分かり本。なかなか楽しい作りです。ブッダやイエスや、ミカエルやルシフェルなどなど、マンガでもおなじみのキャラクターたちが、ミョーに今風のイケメンになった挿し絵がついてて、笑えます。

娘がちゃっかり東京行きの荷物の中に押しこんでました。

●おまけその2

明日はまた高速バスで行くんですけど、最近は無印良品でゲットした
首枕を持参してます。

去年イラストに凝っていた時、
な~んかうっかり、変な姿勢で描いていたのか、首筋を傷めてしまい、
今でも時々痛いので、

高速バスでの爆睡中にまた
傷めそーでコワい。

で、今日は簡易枕カバーを
付けてみました。

単に手拭い風のハンカチを
仮留めしただけなんですけどね。
かぼちゃ柄なんで、ちょっと秋っぽいよネ。

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●実に21日間!


当初の治療計画書を見ると、
入院は一週間程度……となっているんですが、フタを開けてみたら、丸々三週間が経っていた!

が、ともかく、ほぼ完治!
の状態になり、めでたく
本日、娘が退院いたしましたー。

拍手~(^_^)ノ(^_^)ノ(^_^)ノ

上の写真は、ナースセンターと
担当のA先生へのお礼のお菓子。
A先生は、あの「あまちゃん」のモデルと言われる可愛すぎる海女さんに
よく似た感じの、若くて美人の
女医さんで~(≧▽≦)

こんなに可愛いのに、
ハキハキしてて、テキパキしてて、
一日中忙しく手術やってたりするー。いいなぁ。

というわけで、先生の雰囲気に
合わせて、可愛い感じの菓子折りを
差し上げました。まる。

●大変な闘病生活……では、
てんでなかった。ほっ。

発見が早かったおかげか、
失明したり難聴になったり、
という大事には至らず、 
念のために受けたMRIもCTも
髄液検査も、異常なし。

対症療法で、ステロイドを
3日に渡って点滴で大量投与
するパルス療法というのを三回
受けたため、入院期間が長く
なってしまっただけで、
ごく普通の日常でした。

ステロイドで副作用が出た場合に備えて、このパルス療法の時は
基本的に入院して患者の体調管理を
する、ということになっているのだ
そーです。

パルスの時だけ入院して、他の日は
自宅療養、というのも出来なくはないんだそーですが、この猛暑の中、
病院と家の行き来をするだけで、ヘタヘタになりそうな体調だったので、ずっと居続け。ほとんど、牢名主状態になっておりました。4人部屋で、お隣のベッドに入院した白内障手術のオバチャマと話し込んで、メアド交換ならぬ住所交換したりしてて、なんだかんだ言って、
楽しんでいたような……。



これ、病院食の冷やし中華。
もんのすごく美味しそうでしたー。

食事は、常食というヤツで、普通の健康な人用メニュー。1日
1600kcalのヘルシーメニューで、
なんか、お魚メニューが
とても美味しかったとか。
今、魚がマイブームだ、とか
言ってます。東京に帰っても、
ヘルシーに
食べてくれるといーんだが。

とりあえず明日から
ルイボスティーだな、うん。



病棟は十階建てビルの九階で、眺望絶佳。パノラマでいい景色を楽しめた。この空も見納めだなー。

●まだ通院はしなくちゃいけない

21日間の治療のおかげで、
視神経乳頭(視神経の根元のこと)の腫れは、ほぼ解消。

視野検査をすると、暗点(見えない部分)が三カ所くらいあったのですが、これも解消。いわゆる盲点以外はクリアーな視界を確保することが
出来ました。

症状は左目の方に主に出たのですが、目の奥が痛み、左目の視界だけ、「色が抜けて白く」見えた!
んだそうです。右目だけで見ると、天然色フルカラーなのに、左目だけで見ると、白くぼやけてたり、白黒画面だったりしたそーです。治ってくると、次第次第に色がついてきて、例えば右目で真っ青な空が見えている時、左目で見ると、ブルーに灰色のもやがかかってるような感じ……になっているんだとか。

今日聞いたところでは、色の方は、ほぼ回復したみたいです。

「なんか私、今ものすごく
珍しい体験をしてるみたいなんだよー!」とか言ってまして、
結構面白がってもいましたね。

入院したばかりの頃、
ふっ、と見たら、縦に並んだ活字が
フワフワ~と、その辺の空間に浮かんでいるのが見えたりして、ギョッとしたそーです。

あ~、多分脳が、今まで見て
記憶に残っている活字を
自分の目に見せてるんだろうな~。
ちょっとブキミだけど、
オモシロイもの見たなー………

とか言ってました。

ミョーに冷静なところが
私の血、って感じです。

まぁ、ほぼこういう病気だ、と
診断がついたっていう段階で見えたもんだから、冷静に受け止められたんでしょうね~。

何の病気か、てんでわからん、
という不安な時に、
ヘンな画像ばっかり
見えたら、パニックになってたかも
しれませんが。

今後は経過を確認しながら、
徐々にステロイド投薬量を
減らしていく、というところです。
来週はまたA先生に診ていただく
のですが、それ以後は大学の
新学期も始まってしまうので、
東京の病院を紹介していただき、
通院を続ける、という予定。
だいたい年内は通わないと
ダメなんだって。結構長いよねー。



こちらの写真は、めでたく退院し、
病院内の喫茶店で、勝利の(?)
いちご練乳ミルクを頬張っているところ。ゴキゲンです。

さらに夜は、近くのお気に入りの
中華「さくらやさん」で
ささやか~な、酒池肉林!





これは、私が頼んだ
麺抜きのワンタン、煮卵プラス。
お~いしかったぁ!

ワンタンって、ミョーに好き
なんだなぁ。

おなかいっぱいになって、
ニコニコしながら帰ろうとしたら、
レジの所でご主人が、
「これ、持ってく~?」
と、今打ったばかりの
餃子の皮を大量にお土産に
下さいました!

昔、父の患者さんだった方なんで、
私たちにも気を遣って下さるみたい。



有り難く頂いて、ホクホク帰ってきました。

これで餃子でも、ワンタンでも、春巻でも、
作り放題ですー。

他のお料理にも使えるなぁ、と
思っていたら、ご主人が、
「ほうとうにも使えるよ~」
と。

なるほど、その手もあったか!
ウフフ、楽しみだぁ。

●オマケの小ネタ

MRIを娘が受ける前に、
注意書きをいただいて、
ほほぉ。



磁気を使って身体の内部を診る
検査なので、金属を身につけていると、困るんだそーだ。

最近は、骨折した部位に、金属片が入っていたりもするわけで、その場合は前もって申し出るんですけど。

意外と気がつかないで、というものがいろいろあるみたい。

下着に付いてる金具なんてのも御法度だけど、ラメ入りのジェルネイルなんてのが難物。ネイルサロンできれいに塗ってもらい、キラキラのお飾りを付けてある爪ですネ。

ラメに金属が含まれているんで、付けたままでの検査は出来ないんだって。

お化粧品にも、金属成分が入っているものが結構あるそうで、特にマスカラ、アイライン、アイシャドーの類はダメ。うまく撮影できない可能性もあるけど、発熱してやけどすることがあるんだそーだ!

うう、目の回りだけやけどなんて、
目パンダどころの騒ぎじゃないし、下手すると、目そのものが危ない。

ネイルも、指先だけ全部やけどになったら、生爪はがしみたいになるのかも~(^◇^;)

金属の他にも、熱を発するモノが
マズい。

ヒートテック素材のシャツだとか、
耳ツボシール、ホッカイロ、エレキバン、遠赤下着。いくらでもありますなー。

病院で検査ってぇと、スカスカのお仕着せの服を着せられて、なるべく何にも付けない状態にされるものですが、こーいう危険がいろいろあるからなんだなぁ。てんで考えたことなかったよ。

ふぅむ、勉強になった。
●昌平音楽祭、初参加




25日は、静岡でもコンクールのステージがあり、アンサンブルメンバーのI東くんのとことか、O井さんとこも出場し、めでたくそれぞれ勝ち上がったよう。おめでとー(≧▽≦)

こちらは、いつもソーニョの練習会場としてお借りしている昌平童夢館の音楽祭に出演。ここは、昌平小学校と図書館などの総合施設で、いろんな団体が練習会場として利用しています。

合唱コンクール全国大会でも有名なお江戸コラリアーず(通称お江コラ、もう一つ難波コラリアーずというのもあり、そちらはナニコラと私たちは言ってます)が練習ベースとして使っている場所というので、一部関係者に知られています。

指揮者さまのお話では、なんと、あのCantus Animaeさんも、ここで練習されてるそうで、うわぁ、自分の練習してないで見学したい、みたいな、ある意味、聖地? かも。

で、今回私たちソーニョは、この音楽祭には初参加で、どういった催しなのか、も一つ分かっていない……感じでとりあえず参加。

演奏会の後に、懇親会もあるので、あわせて出られる人は出ましょー、みたいな軽いノリで準備をし、

ステージでは
ブルックナーのLocus iste
メンデルスゾーンの「おお雲雀」(高野辰之訳詞)
木下牧子の「おんがく」
S田さん編曲の「Climb Ev'ry Mountain」
の4曲。

懇親会でも何か1曲、ということだったので、ソーノのクラブソング(指揮者柳川先生作曲)「我らは歌う」を用意。

今回男声陣がなかなか集まれなくて、テナーはキンドーさん1人、バスがY本さん、Bさん、I塚さんのお3人だけ。ひょ、ひょえー(ToT)

T井さんが急にご都合がつかなくなり、ヒッジョーに青い!
という緊急事態。

で、当初バスの歌い振りでしのごう、と計画なさっていた指揮者さまは、時にテナー、時にベースを歌いながら振る、という離れワザをやられ、ひょ、ひょえー。

歌いつつ、女声にもキューを出しつつ、で大忙しのステージでした~(^◇^;)お疲れ様でしたー。

出来の方は、人数不足でやっぱりちょっとキツいものがありましたが、練習でやったことは、だいたい何とか出来た……かなぁ?

小中学生のブラスバンドが出演するせいか、お客さん、びっしり。(で、これがなかなか上手いんだな! あー、小学生時分のリード合奏の部活を思い出します)
普段たまに使わせていただく、とっても響きの良い多目的ホールが
人の波に埋まり、あ、暑い(ToT)

ほとんど全部の団体の演奏をお聞きしましたが、それぞれとっても楽しめました。

昔やったA little jazz massからKyrieとAgnus Deiの男声版も聞けたし、今年やった「ぜんぶ」(さくらももこ・相澤直人)のアカペラ版も聞けました~(^_^)v

お目当てのお江コラさんは、
なんか、団員数がものすごく増えてるのか、あるいはナニコラの方も出ているのか、若い男の子ばっかり八十人くらいゾロゾロと!
合唱人口は高齢化の波に揉まれているのが通例ですが、
いるところには、随分いるもんだなー。

懇親会の時にお江コラメンバーの方とお話していたら、
遊声にも所属している(わたくしたちのクラブ現役もこれに加入している、いくつかの団体が連合して年1度演奏会をもっているもの)という方がいらっしゃいました。うーん、ひょっとするとソーノ現役生も、お江コラにいるのかもしんない。

お江コラさんは、
「さんぽ」「Sometimes I feel like a motherless child」(黒人霊歌)「斎太郎節」の三曲のステージ。若々しい楽しい雰囲気。黒人霊歌だけ雰囲気を変えてしっとり。

実はこの黒人霊歌、昔から好きで、ライブでもやる曲なんですが、
この日のステージでは三番までやっていて、二番の歌詞、初めて聞きました。

一番は、
Sometimes I feel like a motherless child(この部分を三回繰り返す), a long way from homeで、

二番が、
Sometimes I feel like I've never been born, a long way from home

というのですが、
ああー、なんか、この歌詞も沁みるなぁ………。

三番が

Sometimes I feel like I'm almost gone
way up into the heavenly land

と続くので、二番を入れると、なおいいなぁ。

ということで、早速メモ、メモ。

なかなかライブの計画が立てられないんだけど、ヤッパリこれ、歌いたいよねぇ。

7月のジョイオブの時に、
A石さんから、朗読ライブの脚本をせっつかれまして~(^◇^;)うう、そのうちちゃんと取りかからねばー!

●懇親会の方が目玉だった!

演奏会終了後、急いで椅子を片付け、テーブルをセットして、お寿司やらオードブルやらカツサンドやらを山盛りにご用意下さり、さらにビールや飲み物も用意して下さった運営スタッフの皆さん、ありがとうございました~。1日お疲れ様でした!

各団体からの差し入れの日本酒がゴロゴロあって、あっという間にみんな、ゴキゲンになっていたなー。

で、1団体1つ、「芸」をやらなきゃならないってんで、皆さん、それぞれ趣向を凝らした曲目がズラリ。

日本舞踊の女性団体が黒田節をやったかと思うと、椿姫の乾杯の歌があったり(女性が明らかにプロの方で、舞台にちょうど階段があるもんだから、本式のドレスで階段降りながらヴィオレッタする……と)、かと思うと、お江コラさんが「なごり雪」を熱唱してたり(若者集団なので、きっとこの曲がヒットした頃には生まれてないメンバーが大多数、と見た!)。

そうそう、「銭形平次捕物帖」の主題歌を混声にアレンジしたのなんか、あったなー。懐かしかったー。歌は歌わないけど、楽器の集団のパフォーマンスもあり、こちらはブラジリアン~(^_^)ノの楽しい音楽を浴衣姿で熱演。参加者全員を巻き込んで「風になりたい」を歌い踊ったりしました。

なんか、本番のステージより、こっちに気合いが入っているんだな、これは!

と私たちも途中で気がつき、
しまった!
もっと凝った趣向を用意するべきだった!

と、ほぞをかんだ(?)のでありました。来年はうちも、なんか踊りますか~(^◇^;)

Kる先輩が、「天使にラブソングを」をやろう!
と叫んでいました。来年はKるさんを踊らせてみませんか~!?

●お誕生日お祝いもありました。

懇親会の前に、スタッフも兼ねているブウ子ちゃんから、

「明日、百才のお誕生日を迎えるメンバーの方がいらっしゃるので、みんなで「ハッピーバースデー」を歌いますから、よろしく!」

というアナウンスがありまして、

ひ、ひゃくさい?!

で、現役で歌ってる?!

そ、そんなまさか………、と半信半疑だったのですが、

フタを開けてみたら、現役も現役、ほとんどそこの団体を引っ張っているような、はじけるような素晴らしいテナーの美声の方で、

青年のような爽やかな声で、
ハキハキと楽しいスピーチをして
下さいました! 仰天!

何でも、お生まれは大正2年で、
戦時中は満蒙国境警備についておられ、終戦と同時にソ連に捕らえられ、そのままシベリア抑留、実に五年間!

無事帰国され、現在に至るわけだけど、抑留五年間は、日本の暮らしはなかったわけで、明日百才と言われているけれど、ホントは五年分差し引いて九十五なんじゃないか、と思うんです……

みたいな爆笑スピーチ。

激動の時代を生き抜いて、未だに現役バリバリの大先達の、朗らかなお声に、これぞ、超人! これぞ、手本とすべき、と心からの喝采が上がりました。

ホント、かくあるべし、のお手本のような方の謦咳に接することが出来、嬉しい1日でした。私たちもがんばっていきたいですね!

●娘の調子も上がりつつあります!

前回のブログで病状報告したところ、たくさんの方々から温かいお言葉を賜りました。ありがとうごさいました。

私が歌いに行ってる間、娘の方もパルス治療という、ステロイドを点滴でドバっと入れる治療を受けてまして、本日その結果を確認するための検査があり、かなり良い数値が出てきました。

視力もほぼ戻り、視野もかなりアップ。視神経の腫れも引いてきたようです。明日また先生にお会いして、今後の治療計画(退院後のことも含め)について、お話を聞く予定ですが、治療の効果が出てくるとともに、本人の気持ちも安定し、ごく平常に復帰しつつあるようなので、とりあえず安心しつつあります。

再発が心配されるタイプの病気なので、退院した後もしばらくは通院しないといけないのですが、まあ、毎日ごはんが美味しく食べられ、元気に笑っているので、やれやれ、ではあります。

ご心配おかけしました。

●前のブログ書いてから

15日間も更新してませんネ!

校正地獄週間もやってたんですが、
にわかに病院通いが始まってしまったトです。

東京の大学生をやってる娘が
なんか、どっか不調で、
頭痛と微熱が続いてるもんだから、
とりあえず静岡に連れ戻し、
かかりつけの内科の先生に診てもらったりしたんですが、血液も尿も問題なく、どこがどう悪いのか分からない。食欲も落ちてきて、うーん。

そのうち、目の奥が痛い、見え方がなんかヘン、と言い出したので、
こりゃあ脳か、眼底か、で、慌てて
こーらちゃんにお盆明け受診。

精密検査をしてくれた結果、
「原田病かもしれないから、
今からすぐS総合の救急に
行って!」という話になり、

ひえぇー!
と、泡くって発進。

すぐさまMRIだ、髄液検査だ、で
夜中までかかり、そのまま入院。

大騒動が始まってしまいました。

●そもそも原田病とは?

この病気のこと、父からも
聞いたことがなくって、
なんじゃらほい?
と思って慌てて「家庭の医学」とか
ネットで調べてみたんですが、

要は膠原病的なものの一種で、
自分の身体にあるメラニン色素を
身体自身が「敵だぁっ!」と誤認して、攻撃を仕掛けてくるという
フシギな病気。アジア人に多いんだそうです。

髪の毛のメラニン色素が攻撃されて、頭皮がチリチリ痛くなったり、
ひどくなると髪が抜けたり、眉毛の色が抜けて白くなったり、また皮膚に白斑が出来たりします。今問題になってる美白化粧品の話みたいですねー。

目はもちろんメラニン色素があるので、攻撃対象になり、視神経の根元が腫れ上がり、視界が悪くなり(色がうまく認識できなかったり)、ひどい場合は失明することもあります。

さらに、耳の奥にもメラニン色素があるそうで、こちらも下手すると、難聴になったりしちゃうのだそうです。

原因は、よく分かっていない上に、これといった特効薬はなく、治療はステロイド投薬のみが有効とされていますが、まあ、対症療法で、出た症状を抑える………って形だな。

現在のところ、耳の方は問題なしで、脳やその他臓器もいろいろチェックしてもらいましたが、特に何もなしで、目の症状のみ。

ステロイドは副作用がいろいろあって怖いので、いやだなぁ、とは思ったんですが、他に治療方法がなく、また、うかうかしていると、視力障害が残ってしまうので、ステロイド投薬中。

幸い、今のところ、症状は少しずつ落ち着いてきており、ステロイド治療も効き始めたのかなぁ、というところ。

頭痛も軽くなり、ごく普通に過ごしています。まだ全快したわけではないし、しばらくステロイド治療をしなくちゃいけないんですが、

ともかく脳腫瘍とかそーいうんじゃなかったのはラッキーだったな……
と、親としては胸をなで下ろしているところです。

昨日は血管内科で造影して念のためにCTもやり、腎臓も肝臓も、上気道も大丈夫、とのことなんで、合併症の可能性はつぶれたみたいで、それもほっ。

●人間の身体というものは

こうして病院であれか、これか、と
検査をしていくと、

よくまあ、これだけ複雑な組織が
うまく動くものだ、と改めて感嘆します。

んだけど、複雑すぎて、人間の手では再構築することは出来ない。
錬金術とかで、パパっと、新しい身体に変身できたら、さぞラクチンだろーな。

今日娘と話してて、
「昔から、古今東西で、何でも治せる万能薬が探求されてるけど、わかるよねぇ~(^◇^;)」という話になりました。

原田病みたいに、原因も不明なら、
治療法も確立されてない病気なんて、山ほどありますから、
「この薬一服で、何でもあっという間に治ります~」
っての、あればいいよなぁ、
と思っちゃいますよね、ヤッパリ。

機械の身体だったら、
故障が起こったら、中身を分解して、ああ、ここの配線を取り替えればいいや、で、工場で一律に製産された代替パーツを組み込んで、また組み立て直せばいいんだけどなー。

生体というものは、個々に全く違うために、代替パーツで悪いところを一掃する、なんて技術が進歩したとしても、そのパーツが誰にでも合うわけじゃないんだよなー。

それが困る。

同じ薬を同じように使っても、一様に同じ効果が出ることはなく、だからこそ、ステロイドのような副作用が云々されるものも、人によって違う副作用が出る。

ネットで検索すると、あんな副作用、こんな副作用、といろいろ出てくるので、どうしても不安になるんですけど、

これしかやりようがない病気の場合、頼らざるを得ない。

2、3日は、不安でどよ~ん、
としてたんですが、どの副作用が出るかは、ホント、試してみないと分からないんですよね。

副作用の症例集を見ると、あれもこれも起こりそうで、うーん………となってしまうんですが、

起こっていないことで悩んでいても、仕方がないし、
たいした副作用が出ない場合だってあるし、副作用の兆候が出たところで、それに対して防衛策を徹底するとか、やり方を考える余裕がある。

というわけで、悩むより、現実的に対処する方法を考えることに頭を切り替えました。

現在のところ、9月初旬くらいまで入院させて、ステロイドの集中管理を行い、目の症状を治すという治療方針。

幸いなことに、少しずつ視神経の腫れが収まりつつあるのか、頭痛もかなり軽減されたようで、本人は調子よく、ゴキゲンで過ごしてます。

食欲も出て、病院食をパクパク平らげています。

が、副作用の一つに、何でも食べ物が美味しくて、つい食べ過ぎて体重がやたら増えてしまう………というのもあるんだそーで(^◇^;)

食べられなきゃ困るし、
食べ過ぎになっても困るし、
で、まだしばらく一喜一憂は続きそうだなー。

ま、小康状態に落ち着いてくれたので、土日は娘・命の相方に病院通いを委託し、明後日は久しぶりに昌平音楽祭で歌ってこようっと。

てんで練習する余裕はなかったが、
ま、まあ、何とかなるでしょー(^◇^;)
●暑さでバテてまーす♪

自分もちょっと忙しくて熱中症気味だったんだけど、東京住まいの娘が
かなりグロッキー……みたいなもんだから、急遽帰省させ、女王様のよーに上げ膳据え膳してお仕えしている昨今です。

それにしても、いつまで続くんでしょうねぇ。予報では20日頃までこの状態が続く、とのことで、まだまだ先があるんかいっ!
と思うと、さらにヤッキリ(静岡方言である。「萎える」に近いかな?)なのでアル。

あ、それにしても、今日の
地震速報、びっくりしましたねぇ!

そこら中のスマホが
ビービー唸り出し、
奈良でマグニチュード7.8とか言っている!

ど、ど、どうしようっ!
今、目の前の校正原稿の事で
頭が一杯で、何も出来ないぃっ!

青くなっちゃいましたよ。

幸い誤報で事なきを得ましたけど、
ほんとに来ちゃったら、何にも
出来ないなぁ、をまたも実感。

でもなぁ、ちょっと前まで、
こんな予知は全く出来なかったわけですから、科学というのはほんと、
スゴいもんです。尊敬します。

●で、例によって

校正地獄にハマっているわけですがー。

自分の原稿でもないのにねぇ………とは思うんですけど、本人が見て、私が見て、校閲部が見て、でもまだ、

ああっ!
なんでこんな事に誰も
気がつかない!

みたいなことが結構あるんですよね。

で、見る人によって、
見る角度が違うもんだから、
1人が見て気がつかないことを
別の人が気がついて、
何とか直しが進んで行く。

けど、上下巻なんで、やたら
量があり、
遅々として進まず……なんだわ、これが。

土曜日はオケ合わせがあるんですが、どーもこりゃ、出掛けるのは難しいなぁ、ということで、先程「すみませんごめんなさい」メールを出したとこ。

ああ、繰り返される悲劇。

●で、何が頭と尻の話かってぇと

動物の数え方の話でございます。

作品の中で、重要なキャラとして動物が出てくるんですが、

これを「一頭」とするべきなのか、
「一匹」とするべきなのか、で先日悩み、いろいろ調べていたのです。


感覚的には、大きな動物は「頭」、ちょっと小さめな動物は「匹」だよね?

と思っていたんですが、調べてみると、日本では古来動物を数える単位は「匹」が主流だったらしいんです。

源氏物語や今昔物語を見ると、
牛も馬も「匹」で数えられている!

でもでも、学術書では、
たいてい「頭」だよ?!

で、さらに調べてみると、
なんと、「頭」で数える方式は
明治時代からだ、という説にぶち当たりました。なんか、夏目漱石辺りからだそーで、英語で動物を数える時にhead「頭」で数える方式が導入されたとか。

なるほど、それで現代の学術書では、動物をカウントするのに頭を数えて、一頭、二頭……とする方式が定着したんだな、とナットク。

じゃ、「匹」って何なのよー?

と漢和辞典で調べてみると、

この字は元々、2つで1つのもの、
a pair ofを指す形象文字でした。

動物のお尻を後ろから見ると、
右のお尻と左のお尻のカーブが
合わさって、1つのお尻になってる形なんですねー。

で、動物を数える時、古代中国や古代日本では、後ろから見て、お尻の数を数えて、一匹、二匹……と。

ちなみに、最初は「2つで1つ」の意味だった「匹」は、後には「これで1つ」=(単に)「1つ」を指すようになり、おかげで「匹夫の勇」なんて言葉が出来たんですとー。

へええー。

というわけで、古代日本人は
お尻で数え、現代日本人は頭で数えている、という結論に至りましたデス。

どうも、物の見方って、昔も今も変わらないような気がしてましたが、こうやって拾っていくと、意外と細かなところに思想の変遷が感じられるのかもしれません。

ちなみに、今回の本に登場する動物は、時代小説でもありますから、古代の息吹きを伝える「匹」を採用し、尻から数えることに落ち着いたのでありました。

ま、どーでもいいネタなんですけどね。わたくし的には、ヒッジョーにウケました。まる。
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