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合唱のこと、英語のこと、本のこと、友達のこと、仕事のこと・・・とりあえず、ダラダラ続ける日記です。

カテゴリー「本とか」の記事一覧
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●年末にしばらく悩んでいたんですが

えいやっ!
で注文した新しいバージョンのKindle Paperwhiteが元旦の朝、届きました~( ´艸`)

今まで使っていたのは、
娘とお揃いで、
彼女が大学に入った時に
買ったので4年モノ。

娘の方はちゃんと
カバーも付けて
大事に扱っているせいか、
特に問題なく使えているようなんですが、私はカバーが
重い、と外してしまい、
skinsealというのだけ貼って
使っていた。

で、何度かうっかり取り落としたりしたせいでしょうか、
このところ調子が悪く、
何度も再起動をかけなきゃ
動いてくれなかったり。

大人しく読んでるだけなら、
ほとんど問題ないんですが、
どーもwi-fiに繋げて、
新しい本をダウンロードしたり、何かしらいじくろうと
すると、途端にへそを曲げてしまう。

仕事に使える資料も
しこたま仕込んでいるので、
ある日突然使えなくなったら、それこそパニック。

で、新機種を購入してしまいました。

前のは、読むだけなら
問題ないので、青空文庫を
スマホで読んで喜んでる
相方に回してあげよーか、
と思います。

●色合いが違う!

古いのと新しいのを並べて、
同じ明るさに設定して
比較してみましたが、

新しい方はより白い!
とか宣伝されてたんで、
ひょっとしたら私には
眩しいんじゃないの~?!
と、危ぶんでいたんですけど、そんな事ありませんでした。



向かって右が古い方、
左が新しい方で、

比べてみると、
古い方が青っぽく、

新しい方が
よりマットな感じで、
多少黄色味を帯びている
雰囲気。何となく、
紙の本に近づいている
感じ~( ´艸`)

やったネ!

画像解析度もアップ
しているので、
今まで読みにくかった
マンガの中の手書き
キャプションもたいていOK。







マンガを読むには、
Paperwhite端末だとちょっと
画面が小さめで、Kindleなら
Fireがいいとか、タブレットやPCに
Kindleアプリを入れて読む方が、
とも言われるのですが、
私のように目が疲れやすい人間には、バックライトが強い端末は
とても辛くて、長時間読んでられない。Paperwhiteがあって、解像度が
アップしてれば、それに越した事は
ないのでありました。

さらに、アメリカものに
しちゃ、随分親切になったなー、という新機能がありまして、

なんと、最初に
ちゃんとチュートリアルが
付いている!





アメリカものだと、
なーんも説明がなくって、
「見りゃ、わかるだろ!」と
言わんばかりに、何も教えてくれない。

最初に買ったアメリカ版など、使い方やアカウント設定で分からない場合は、アメリカにメールか電話をして来い! そうしたら、相手になってやる!

っていう不親切さ。

親切設計に慣れていて、
親切説明にどっぷり浸かっている我々日本人には、評判が悪かったに違いない。

まぁ、親切説明を付けて
おいた方が、結局は苦情処理も減るだろうし、評判も上がるだろうから、その方が合理的だと思う。アメリカ人は、苦情を言うのを生きがいにしてるんじゃないのか?
みたいな人も結構多いから、
苦情処理に費やす経費は
ハンパないと思うんだけどなー。

一度チュートリアルを作っておけば、ずっと使えるんだから、随分経費節減だよね。

とは言え、古いアメリカものKindleも、まだ使っています。アメリカのアカウントと日本のアカウントを統合する時期を逸してしまって、結局統合出来ません、とメールと電話で言われてしまった(ToT)のだが、ダウンロードした本はまだ読めるし、こっちには読み上げ機能もあるし、辞書を引いている時も、そこに出てきたものだけでなく、advanced researchも出来る(キーボードが出てきて、辞書内の他の単語も自由に引ける)ので、手放せない。

難しい専門用語が出てくる
翻訳の時は、もっぱらこちらでOxfordを利用しています。

●で、年末年始セールという有り難いモノがあった。



『風雲戦国伝 風雲児たち 外伝』
みなもと太郎 作・画

歴史マンガ好きな人は、
きっとよく知ってるモノなんだと思うけれど、私はこのシリーズ、初めて見ました。

あのみなもと太郎さんが
こんなの描いてるんだー、
安いし、いいよね!
(この外伝は年末年始セールで、¥100だったんだけど、結局ポイント100点があるとかで、実質無料配信だった。ラッキー!)

で、ダウンロードしてみたんだけど、ものすごく面白い!

何でも、もう25年もこーゆー歴史マンガを描いてらっしゃるそうで、外伝じゃない方は二十何巻ある様子。元々子供の頃から
お城とか興味があったみたい。

みなもと太郎さんなんで、
ギャグ漫画的な処理をして
うまくまとめているんだけど、

ともかく、もっのすごく
詳しく調べている!
それをまた、小気味よく
調理していて、思わず
うまいなぁ、と舌を巻いちゃった。

つい夢中になって、
読み通してしまい、
先程、読了。
大谷刑部の話が良かったわ~。

歴史は好きだけど、
専門家ではないので、
ごくごく一般的な知識
しかないという私のよーな
読者のために、
ものすごく分かりやすく
まとめてくれている。
その上に、こういう説も
あるけど、今回採用したのは
こちら、と説明があって、
あくまでも親切設計。

古文書や古絵巻も
適宜解説して
描いてくれてるのも
嬉しい。

いやぁ、正月早々
良いものに巡り会っちゃいました。

そー言えば、夜中に
隣の神社に詣でた時は
寒くて甘酒飲んで
すぐ帰ってきてしまったので、おみくじを引きませんでしたが、

年賀状におみくじシールを
付けてきてくれたものがあり、めくってみたら、大吉!





ふふふ、今日ウォーキング
してたら、ものすごく
良いお顔の布袋さんにも
お会い出来たし、
これは新年早々、縁起が
いいのかもね。



思わず布袋さんを
飾り立てて、
Facebookの壁紙に
仕立てたお調子者は
わたくしです。



今年も、既に続々と
歌の予定が詰め掛けていたりして、そろそろ練習しないと
間に合わなかったりするんですが、元旦からウキウキが
始まると、1年間良い事が
ありそうな気がしますよね!

よっしゃ、今年も
ガンバるぞー!


 ↑
オマケ。
うちの水仙が咲いていた。


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●なんとか年賀状を出しました~(≧▽≦)

毎年のことながら、
我ながらイヤになるが、
手書きまくり。

宛名も手書きにしないと
ミョーに落ち着かないので、
やっぱり今年も手書き。
一度印字でやってみたけど、
どーしても落ち着かない。

まあ、たかが130枚位なんで、
ペンダコが痛くなるが、
やれば、なんとかなる!
で書きました~。

以前は父の分の宛名書きが
300枚くらいあったので、
それを思えば楽勝ペースで、

宛名書きだけは、
東京から帰ってきた日に
出来ました。

ああ、世の中の人は
みんなコレ、ほとんど印字
してるのよねー。
遅れてるのかなぁ……( ̄。 ̄;)
と、ふと思うんだけど、

あの宛名印字をちーたら
ちーたら、プリンターが
やってるのを脇で待って、
次の紙を給紙してやるっつー、お世話をするのが、
ものすごぉく苦手!

そんなの待ってる間に
自分で書いた方が早いっ!
という気持ちになってしまう。イラチである。
  ↑
関西で言うところの短気でアル。

プリンターの調子が
悪い日なんて、
イライライライラチである。

たいがい宛名を印字
する場合、ある時期に
シャカリキになって、
全ての宛先リストを
パソコンに入力する必要があるわけだけど、一旦リストが
出来てしまったら、その先
何年も、よほどの事がない限り、1つ1つの住所や、
相手の名前の漢字など、
確認することがない。
だから、最初のリスト作りは
かなり慎重にやらないといけない。んが、
得てして大量入力で
疲れてるもんだから、
うっかり変換ミスがあっても
気づかずに数年経ってしまう。

で、毎年気が付かないままに、間違った表記を堂々と送り付けてしまったりする。

これがどーも怖い。

自分の入力能力など、
たかが知れているので、
絶対カンペキに出来るとは、
到底思えない。(つーか、
間違って入力した事に
気づかず、ノホホンとしていそうで怖い)

というわけで、また今年も
手書き三昧。

毎年繰り返し人の住所を
書いているんだけど、
手書きの方が圧倒的に
それらの地名に親しみを
覚える。そこがどんな土地なのか、どんな風にその人は暮らしているのか、想像する。

今じゃ、Googleマップで、
実際にどういう家に住んでるかまで、見ようと思えば簡単に見られちゃうんですけどもさ。

それとはまた別の、
心の地図みたいなものが、
いろんな地名を自分で
書くたびに立ち上がってくる
ような気がする。

父の代理で書いてた地名に「瓦葺」というのがあって、字の形が取りにくくて毎年難儀してたおかげで、この地名は印象深かった。

お相手は、父の中学の同級生の方。在学中は互いに交流がなかったのだけれど、互いに引退年齢になった頃、ひょんな事から出くわし、以後大変親しくなった。

かなり離れた県にお住まいなので、2人は文通友達になり、互いにおもしろがって交際し続け、通算200通くらい手紙が行き交っていたそうである。

父が亡くなった後、その「瓦葺」の方が、遠方からはるばるお詣りに来て下さり、私と意気投合し、今度は私が文通友達に。今では、たまにこのおじ様のご機嫌伺いに、「瓦葺」と書いて手紙を出しています。

●年末だけど、例によってお一人様で平常運転

娘が東京の大学に行き、
相方の実家の離れに
住まいを移した後、
東京の義母の介護方々
相方も頻繁に実家に行くようになり、横着な娘は、
すぐ学校が始まるから、と
正月も帰らず、それなら
義母も一緒にお正月を
祝えばいいべ、という
事で、ここ数年、地元待機組は私だけ、後の人々は
東京、というパターンが定着しています。

従って、なーんも
お正月準備をせず、
もちろんお節も作らず、
ごくごく平常運転である。
 ↑
ま、例年この時期は
校正で死んでる事が多い。

今年は幸いにして、
地獄の校正週間にはならず、
ゆったり構えられるので、
好きなものを書き、
好きなものを読み、
はー、極楽、極楽……というところ。


 ↑
平常運転ごはん。

●で、本を読みまくり。


 ↑
今お気に入りの講談社ブルーバックス『図解 感覚器の進化』(岩堀修明著)。
ここんとこ、ハマってて、大喜びして読んでいたら、あっという間に最後の章に入ってしまい、
あああ、終わっちゃうー。
もったいないー!
の気持ち。

この本は、先日こーらちゃんと美味しくとろろ御膳を
食べてた時に教えてもらったもので、「Kindleではなかったと思うよー。読んだら貸してあげる」と言われてたんだけど、どーしてもすぐ読みたくなって、Kindleで検索してみたら、うまい具合に電子化されてて、それっ! てんで、読み出した。

人体組織の仕組みを解説した本はたくさんあるけど、この本みたいに、原生生物からの各組織の発達を分かりやすく教えてくれる本には、今まで出会ってなかったので、ついホクホク。

「視覚器」の章なんか、初っ端に「最初の「眼」が見たもの」という項目がある。

要するに、原生生物に、最初に外界を「見る」ためのメカニズムが出来た時、それは世界をどう認識したのか?
という話で、このタイトル見ただけで、「光あれ!」と神様が言った時のシーンを想像しちゃいましたよ。光あれ!になっても、当初は物の形を認識する機能はなくて、明るさと暗さが分かる程度のものから始まってるんですがね。その辺の発達史がおもしろくて、いちいち「へーへー、ほー、なるほど、そーいうことだったんですか!」と1人で大騒ぎ。

ちなみにこの「視覚器」の章扉のところにも、萌え(?)のキャプションが付いている。

曰わく、

「眼」は無脊椎動物では皮膚から作られる。脊椎動物では脳から作られる。

ほらぁ、これだけ読んでも、
「え? 違うの? どーやって出来てるの?」

と、先を読みたくなっちゃうでしょー。

ちなみに同じシリーズで、
『図解 内臓の進化』もある。もちろん、既に購入済み。

さらに、『人体 失敗の進化史』(遠藤秀紀著 光文社新書)というのまで見つけてしまった。三冊続けて楽しませてもらおう、というコンタンである。

●でも、家の中にも読まなきゃいけないモノが結構あるんだなー。



本棚をちょっと整理すると、
出るわ、出るわ、いろんなモノが「早く読めー!」と飛び出してくる。

その中で、
「あ、これは最近古代文学に興味あるから、読んでおいた方がいいかなー」と引っ張り出したモノが、コレ。



『ことばの古代生活誌』(古橋信孝編 河出書房新社)

だいぶ以前に荻窪の古本屋さんで、500円で見つけたもの。
今Amazonで手に入るのかな~? と思って調べてみたら、なんと、コレクターアイテムになっていて、7400円くらいの値が付いていた! ひょえー!

古代の研究をするためには、
古代人の世界を、現代人の視点で鳥瞰してもダメで、まず古代人の世界観の中で、1つ1つの要素を読み解いていかなければならない………というのが研究のテーマ。

「はじめに」のところに、

「古代の文献は、ことばの意味は普遍的であるという暗黙の了解を根拠にして読まれてきた。その了解は、人間はたいして変わらないという認識によっている。たとえば走る、食べる、思うなど、人間の基本的な動作は変わらないというように。しかし古代では、走るは、なにかに迫られて激しく必死に動くことで、いわば霊威の発揮されている状態だし、食べるは、霊威あるものを体内に入れて自己の魂を活性化する行為であり、思うは、現実に見えないものを見ることのできる不可思議な行為だった。」

ここを読んだだけで、
激しくメウロコ状態です。

今読んでるところは、
「里」と「村」という言葉の使い分けについて書かれている。

両方とも、集落を表す言葉なんだけど、「村」が「群れる」から来ている言葉で、現実的な意味で、群れていた方が安全だから、集まって住むようになった、群れることで安心し、そこに何かしらの呪力的パワーがある、として出来た言葉なんだそう。

「里」の方は、「サ」は、神の霊威が満ちている意を表す語、「ト」は所。つまり、自分たちの父祖である神が、さすらった挙げ句、この地を特に選んで集落を作った、という意味合いで、神の選んだ神聖な土地、といった感じ。

「里」の方が神話的であり、そのため「里」は雅語、詩語、歌語になったのだとか。「万葉集」の歌には、「村」という字は全く登場せず、全て「里」なんだって。(詞書きには「村」もあるそうだが、歌では皆無)

特に恋人の住むところは、
「村」ではなく、「里」と表現される。どうしてか?
というと、

「恋人とは、理屈を超えて魅きつけられてしまうもの、日常を超えてしまう存在だから、神の側にある。そのような恋人の住む場所を里といっている。(中略)忘れようとしてどうしても忘れることのできないほど魅きつける力を里がもっているのである。」

これに対して「村」は、
「風土記」にはたくさん出てくるんだそうです。

古代の土地制度は、「郷里制」と言われるんで、その土地その土地の様子を表すのに「里」の字を使いそうなものなのに、こちらではもっぱら「村」と書かれている。やっぱり現実的な行政単位としては、「村」らしい。

なるほどー。

だから、今は離れてしまった、心の中に懐かしく思う場所は、「ふる里」になり、決して「ふる村」にならないのね。

………とまあ、ランダムに読んで、あっちこっちで、
「なるほどー!」と、
1人トリヴィアして楽しむ晦日前。

やっぱり、何はなくとも、
本さえあれば………というのが
私の基本スタンスであるらしいな。

●久しぶりにおもしろいSFを読みましたー!

我らソーニョの頭脳派
gackyがfacebookでオススメ
して下さったので、
ソッコーでKindle買い!
6日間ハマりにハマり、
ついさっき読み終わってしまいましたー(ToT)





アマゾンにあらすじ解説がありますが、要は火星に1人
取り残されちやった時、
いかにサバイバルするか?

いかに食糧問題を片付け、
いかに呼吸問題を片付け、
いかに冷えを克服するか?
  ↑
火星は生身じゃ生きられないほど寒い!

というお話。

いやぁ、最後の最後まで
ハラハラさせられましたよー。

●主人公がものすごく前向きでいい!

襲い来る数々の困難に、
時に落ち込んだりしながらも、ともかくひたすら前向きにガンバる人!

それだけ精神的にタフなんだけど、口を開けば4 letter wordsが飛び交い、ジョーク大好き人間。そのヘン、「ダイ・ハード」のブルース・ウィリスを彷彿とさせる。いかにもアメリカンだねー。

時々、「えらいぞ、ローバー!」とか、「ピタゴラスのバカ野郎!」とか、「アルキメデス、万歳!」とかとか、叫んでたり。

そうだ、今日はテーマソングを決めよう!

とか、いきなり叫んでたり、

夜はちょっとリラックスしたいから、と他のクルーが残した私物を漁り、70年代のテレビドラマをせっせと観たり、電子書籍でポワロを読んだり。他に聴くものがないんで、ブツクサ文句を言いながらディスコソングを聴いてたり。

作業で腰を思いっきり傷めちゃって、「これは風呂だ。風呂に入るしかない!」と、自前でなんとかお風呂を作り、入った瞬間に、
「あああああああ~」
しか言葉が出なかった……とか。

そりゃあそうだ。
宇宙では、普通、風呂には
入れないんである。
地球以来の入浴、
さぞさぞ気持ち良かったでしょう。

だが、口が悪いだけじゃない。科学者らしい緻密な勤勉さに、根はものすごく生真面目かも、と思わせるものがある。(勤勉さに加え、時々とんでもないアイデアがひらめき、何とか生き延びる、というのもステキ♡)

1日にこれくらいの作業量をこなすには、最低限これくらいのカロリーが必要で、
そのカロリーを得るためには、手持ちの宇宙食だけでは足りない、では、どうするか? 

で計算して、せっせと畑を
作ったりする。おおざっぱなジョーク人間かと思いきや、作業する時は超緻密にきっちり働く。

この勤勉さがテルマエの
ルシウスばりなもんだから、
ついルシウスとイメージが
ダブるー(≧▽≦)

最後の最後まで、
これでもか、とトラブルが
襲って来、なかなか途中で
止められない本デス。

当初は地球との交信手段がなくて、さすがの前向き主人公も落ち込む時もあったのですが、ひょんな事から交信出来るようになり、読んでるこちらまで、ほっ。

その後トラブルに見舞われて、また交信は難しくなってしまうのだけど、自分が火星で生きている、生きのびようとしている、ということを知っている人がいる、という確信が、主人公を強くしてくれる。

親友に送ったメールに
じ~んと来て、涙、涙でした。


●今回は日本の辞書だけではとても足りない

もんだから、Kindleに内蔵したOxford English Dictionary(略称OED。紙の本なら、それこそ百科事典がごっそり……みたいな大著で、とてつもなくたくさんの語彙が並んでいる)でヒイヒイ調べながら読みました。

良くしたもので、現在使っているKindle本体は、Wi-Fi環境にあれば、Wikipediaでもすぐ調べられたりする。

かなりリアルに、ほぼ現在火星のことで分かっていることは、全部既成事実として扱っている話なもんだから、

文系人間にはわからないとこだらけ。

今回初めて、火星のいわゆる「運河」を発見した人とか、調べちゃいましたよ。

イタリア人の天文学者で、Giovani Schiaparelli(ジョバンニ・スキアパレッリ)さんと言いますが、この人の名前を冠された場所とか出てくるんですよー。で、どんな人だろう? とWikipedia検索。

火星に「運河」がある、というので、人が住んでたんじゃないか?

と昔は随分騒がれましたねー。

Wikipediaによると、
これ、元々はイタリア語で
canali(溝)だったのが、
英語に翻訳された時、
canalになったもんだから、
人工的な運河、というイメージが広がってしまったんだとか。

いやぁ、それにしても便利だ。分からない事を、スマホですぐさま調べられるのって、本当に助かる。

この上、最近開発されてる
紙のパソコンが出来たりしたら、すごいよね。

子供の頃には夢物語でしかなった近未来が、どんどん近づいてくる~(≧▽≦)

●にしても、地球で良かったよ、うん。

このお話は、火星という
環境の中で、「食う寝るところ住むところ」+「呼吸すること」が、どこまで出来るのか?

という、究極のサバイバル小説になっています。

読者としては、いろんな苦難が襲ってくると、
息が詰まっちゃう~!
やめて~!

と、1人ドキドキしながら
読むわけですが、

その一方で、あまりに楽観的に主人公が鼻歌なんか歌いそうになってると、
そんなに順調に事が進むわけはない、必ずこの辺りで
とんでもない危機が訪れるに違いない!
ほぉら、来た!

とか、思っちゃう。

主人公に感情移入すると、
こんなに頑張ってるんだから、早くハッピーエンドに
行って~(ToT)

と思うが、その一方で、
ほらね、やっぱりね、
そんなに簡単にハッピーになったら、物語の起伏に乏しいよね~(≧▽≦)

とかとか、まあ、
ワクワクドキドキ、
時にサメザメ泣き、
時に大爆笑しつつ、
大いに楽しませていただきました。

異星でのサバイバル、
これ、さまざまな訓練を受けてて、なおかつ専門分野で一頭地を抜いてる上に、精神的にタフで、かつ勤勉で、組織的分析が出来て、のホントにスーパーな人でないと、
出来ないよなー。

読みながら、
「良かった。地球でちゃんと空気吸えて、ごはん食べられて、ホント、良かった!」
と何度思ったことでしょー。

私が火星に取り残されたら、あっという間にお陀仏です。

●火星シリーズっての、あったな。

考えたら、小学生だか中学生の時、エドガー・ライス・バローズの火星シリーズにハマったんだった。

うちの一家は結構SF好きで、
おばあちゃんの本棚にバローズが揃っていて、火星シリーズ・金星シリーズを次々と借りて読んだ。

これはSFというよりは
ファンタジーで、
なぜかいきなり火星に
ワープ?
しちゃう主人公ジョン・カーターが、火星の英雄になって、火星のプリンセスと結ばれたりするという、

ま、英雄ファンタジー。

火星には、地球みたいな大気がなかったり、うんとこせ
寒くて、とても地球人は
生身では生きられない世界のハズなんだけど、
そんなこたぁ、無視(^◇^;)
のおとぎ話。でも、ワクワクの英雄ストーリーで、
14巻を一気読みしましたねー。

父はその当時、レンズマンシリーズとか、マフィアシリーズにハマっていたな、確か。

母はSFは読まなかったが、松本清張とか土屋隆夫と森村誠一とか、ともかく推理小説フリークで、新刊が出ると、片っ端から読んでたような。

で、誰も純文学を読まない一家………(^_^;)

いやぁ、雀百まで踊り忘れず、と言うか、
カエルの子はカエル、
と言うか、

未だにろくに純文学も読まずにファンタジーやらSFやらばっかり。推理小説も、やたら読んでいて、ホームズもルパンもポワロもドルリー・レーンも大好物である。

で、大人になっても、
ろくに純文学を読まない。
川上弘美くらいなものである。

幼い頃にインプットされた傾向で、その後の読書人生が決まったよーな気がするな。うーん、なんか、どっか、間違っているのかもな。
●いかん。読みたい本が溢れてる。

昨日の練習後、A嬢が
「これ、一気読みしちゃった。良かったら」

と手渡してくれたのが、
萩尾望都の新作「Away」。

うーむ、モトさまの本は、
読むとついハマっちゃうんで、手に取りたくないんだよなー。読むモノ、たくさんあるしなー。

と内心思いつつ、

で、でも、せっかくですからぁ~(^◇^;)

と言い訳をしつつ、
借りて帰ってきた。

(よし、言い訳は立ったな!)
  ↑
なのか?



で、家に帰って、

一気にハマりまくってしまいましたよ!!

これはスゴい!!!

さすが、モトさま。
天才!
恐れ入りましたでございます。
_| ̄|_○

SFです。

ご本人のコメントによると、
小松左京さんの「お召し」に
inspireされたものだそうで、

そうか、こういう
発想で、こういう展開が
出来るのかっ!

で、もう夢中!!!

ネタバレになっちゃうので、
内容に触れられないのが
残念ですが、SF好きなら、
この作品は是非とも
押さえておいて欲しい。

まだ第1巻が出たばかり
のところなんで、
この先どう展開させて、
どういう結論にいくのか、
ワクワク、ワクワク!

ちなみに、最近モトさまの
名作シリーズも、次第に
電子書籍化が進んでおります。

「ポーの一族」は既に
全巻をKindle本で販売中。

「トーマ」とか「百億千億」とか、とっととKindle化してほしいものでアル。
そーすれば、いつでもハマり放題!

紙の本は、既に山になっており、欲しい本がどこにあるのか、発掘するのが大変だったりする昨今、クラウドで蔵書を増殖させることが出来る電子書籍は、ホント、ありがたい。

出来れば、小学生時分の娘の座右の書「イグアナの娘」も早くKindle化してあげて欲しい。きっと大喜びでダウンロードすることでしょう。
 ↑
にしても、この、
どっちかっつーと暗い話を、
繰り返し読んで喜んでいた
うちのお嬢さんて……(^_^;)

やはり、私の子だな、うん。



●ブックカバーって、いいよね。

本って、つい夢中になって読んでると、手に汗握ってるのか、
表紙が手垢っぽくなったりする。

ちょっと濡らしちゃったりすることもあるし、

お菓子をパクついた手で触り、「ああっ(ToT)」と汚してしまうこともある。

そんな行き当たりばったりな私は、、ブックカバー愛用者デス。

好きな手触りのものを
数種類揃えていたりするんですが、




  ↑
フィレンツェ辺りで買った
お気に入りの皮のしおりシリーズ

先日Mるみちゃんに教えてもらって、早速Amazonで注文したヤツを使い始めてみたところ、これがなかなか!

ヘミングスという会社が出している「ポケットリブレポーチ」というシリーズです。





岩波文庫仕様、というのが心をくすぐられる!

私のは「遠野物語・山の人生」、娘へのプレゼント用には「奥の細道」版。



到着したばかりの時は、
多少開き方が少な目の感じがあったのですが、少し使っているうちに馴染んできてくれて、結構500ページくらいの厚い本でも平気。370ページくらいの普通サイズだと、かなり収まりが良いです。







・中綿がちょっと入っているため、手にした感触がフワフワで嬉しい。

・ポケットがあるので、付箋紙やメモを常備できて、仕事に便利。

・チャック付きなので、ペンとかマーカーも一緒に持ち歩けて、さらに仕事に便利。

・文庫本サイズだけじゃなくて、新書版サイズもあれば、さらにさらに仕事に便利……。

ないものねだりな私…………
(^◇^;)

ここんとこ、せっせと
資料読みやら校正やら
やっているので、ともかく
やたらにこのカバーの
お世話になっている。

唯一の心配は、薄めの色なんで、触りまくっているうちに、自分の手垢で汚してしまいそうなところであるが、
基本的に全て布地なので、
いざという時は、
洗えばいっか~♪
と気楽に構えることにする、と。(しかし、こういう小物では、ふつーのアイロンでは大きすぎる。その時が来たら、手芸用のちびアイロンを引っ張り出さなければ………)

●ちょっと目を離すとコレだーっ!

毎週火曜日は、静岡バッハ練習日。

このところ、マエストロ練習に出られてなくて、
今練習している高音域の発声を見てもらおう、とワクワクドキドキしてたんですが、

夕方、代表のIヶ谷さんから緊急連絡が入った。

いつもは奥様の車で、
ブーンと磐田から飛んでらっしゃるんだけど、昨日は奥様が北海道で(なんでも弟さんがケガで入院中とのことで、時々お見舞いとお世話で飛んで行かれる。いつもパワフルである)、マエストロは1人トボトボと電車に乗る予定………

だったんですけど、転んで肩をケガしちゃった! 医者に行きたいんで、悪いけど練習はお休み!

………って。

もぉぉ。1人にしとくと、
危なっかしくてしょーがないよぉ、我らがお父さんはぁっ!(ToT)

で、この日の練習をどーしようか、という話になったのですが、携帯は不携帯、のメンバーもいらっしゃるので、連絡がつかない人がいる。中止の連絡が間に合わない。

で、発声とかは度外視して、ともかく採れてない音を、マエストロに隠れてこっそり採っておく練習をやろうか、と。

で、不肖私が、キーボードを叩く、というお役目を急遽拝命。

●油断も隙もないなー。

で、練習会場に入って行ったら、何やらデカくて暑苦しいのがっ!(^◇^;)

(いや、その、ごめん、
ホントに暑そうだったんだもーん。)

なんと、私が休んでいる間に、ちゃっかりI東クンが、
メンバーとして定着しているではないですかー!

浜松の練習とか豊田町の練習とか、ヒョコヒョコ顔を出してたトですが、ましゃか静岡まで侵略(?)してくるとはーっ!

ひびきは辞めたと聞いていたんだけど、こっちに正式に入ったとは知らなんだ。なんでみんな、言わないかなー。

で、ふと見ると、
プティポメンバーがどんどん
静岡バッハ内で増殖してるんだよなー………(^_^;)

現在、U田さんを含めて、
7人もいる………_| ̄|○

決して乗っ取ってない!
乗っ取ってなんかいません!
誰か信じてー(ToT)

●で、音は採れ…てなかったな、ヤッパリ!

昨日は『海鳥の詩』全曲音採り確認をしてみましたが、

普段はアルトを奥様が引っ張って下さり(で、奥様がいないと、ちゃんと採れているにもかかわらず、途端に自信がなくなるそーで、みんな声が小さくなる)、女声は充実しているよーに聞こえるんですが、

ヤッパリ先生と奥様の両輪が欠けると、不安になっちゃうよねー。

いつもの練習では、伴奏者は依頼せず、先生がキーボードで大事な音を鳴らして下さりながら、かつ、バスが迷うと一緒に歌って引っ張って下さる。

で、もちろん、各パートをしっかり聴いてチェックし、失敗があると止めて修正をかけ、さらにちょっとでも頑張ってついていこうとすると、誉めて下さる。

なもんだから、なんか、歌えてるよーな気がしてたんですが、細かいところで、「あれ? 歌えていないー!」と、みんなで歌えていないことを確認しちゃいましたー!(^◇^;)

ヤッパリ、先生は偉大デス。
迷える子羊たちを、ちゃんと迷うことなく導いて下さる。

●だいたい、この教会の備品のキーボードがクセモノなんだよなー。

ピアノとはかなりタッチが
違い、いきなり「なんでこんなドでかい音がっ!」と、1音だけ飛び出しちゃったり、かと思うと、かなり鳴らしたい音だから、と指に力を入れてるのに、てんで鳴らなかったりするキミョーなヤツ。

あれ、どーいう仕組みなんだろうな。

で、困ったことに、どこかをうっかり触ると、

「Lesson One....!」とか、
英語ネイティブがいきなり
英会話レッスンを始めるモードに入っちゃう。

Oh my Godです_| ̄|○

思わずOMGとか、
Forget it.とか、
Drop it.とか叫びたくなる。

バロック用には、
pitch transposeも付いてて
便利なんだけど、
どーにも扱いにくい機材です。

とは言え、教会で
クラビノーバ買って
使わせて下さい………ってわけにもいきませんしねー。

キーボードで何が困るって、
鍵盤数が非常に限られているってこと。

合唱曲の伴奏ピアノって、
かぁなり88鍵の端から端まで使うタイプが多いもんだから、

お手軽キーボードでは、
鍵盤数がてんで足りない。

で、普段伴奏の練習なんかしてないもんだから、
限りなく初見に近い状態で
譜面を追いつつ、

(あ、いかん、この音はキーボードにないから、オクターブ上げなきゃっ!)
(ひえええ、いきなりジャズコードみたいな臨時記号の嵐の和音がぁっ! ああっ! 最低音がキーボード外っ!)

と、パニックの波に翻弄されているうちに、

うっかりヘ音記号で書かれているバスをト音記号で読んじゃったりして、

内心、ひえー、ひえー、
ひええええええっ!

大汗、というか、
大冷や汗を
かかせていただきました………_| ̄|○

あ、あかん。

出来ない事だらけだ。

ええい! 修業だぁっ!




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