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合唱のこと、英語のこと、本のこと、友達のこと、仕事のこと・・・とりあえず、ダラダラ続ける日記です。

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忘年会フィーバーの余勢をかって
●なんとか年賀状を出しました~(≧▽≦)

毎年のことながら、
我ながらイヤになるが、
手書きまくり。

宛名も手書きにしないと
ミョーに落ち着かないので、
やっぱり今年も手書き。
一度印字でやってみたけど、
どーしても落ち着かない。

まあ、たかが130枚位なんで、
ペンダコが痛くなるが、
やれば、なんとかなる!
で書きました~。

以前は父の分の宛名書きが
300枚くらいあったので、
それを思えば楽勝ペースで、

宛名書きだけは、
東京から帰ってきた日に
出来ました。

ああ、世の中の人は
みんなコレ、ほとんど印字
してるのよねー。
遅れてるのかなぁ……( ̄。 ̄;)
と、ふと思うんだけど、

あの宛名印字をちーたら
ちーたら、プリンターが
やってるのを脇で待って、
次の紙を給紙してやるっつー、お世話をするのが、
ものすごぉく苦手!

そんなの待ってる間に
自分で書いた方が早いっ!
という気持ちになってしまう。イラチである。
  ↑
関西で言うところの短気でアル。

プリンターの調子が
悪い日なんて、
イライライライラチである。

たいがい宛名を印字
する場合、ある時期に
シャカリキになって、
全ての宛先リストを
パソコンに入力する必要があるわけだけど、一旦リストが
出来てしまったら、その先
何年も、よほどの事がない限り、1つ1つの住所や、
相手の名前の漢字など、
確認することがない。
だから、最初のリスト作りは
かなり慎重にやらないといけない。んが、
得てして大量入力で
疲れてるもんだから、
うっかり変換ミスがあっても
気づかずに数年経ってしまう。

で、毎年気が付かないままに、間違った表記を堂々と送り付けてしまったりする。

これがどーも怖い。

自分の入力能力など、
たかが知れているので、
絶対カンペキに出来るとは、
到底思えない。(つーか、
間違って入力した事に
気づかず、ノホホンとしていそうで怖い)

というわけで、また今年も
手書き三昧。

毎年繰り返し人の住所を
書いているんだけど、
手書きの方が圧倒的に
それらの地名に親しみを
覚える。そこがどんな土地なのか、どんな風にその人は暮らしているのか、想像する。

今じゃ、Googleマップで、
実際にどういう家に住んでるかまで、見ようと思えば簡単に見られちゃうんですけどもさ。

それとはまた別の、
心の地図みたいなものが、
いろんな地名を自分で
書くたびに立ち上がってくる
ような気がする。

父の代理で書いてた地名に「瓦葺」というのがあって、字の形が取りにくくて毎年難儀してたおかげで、この地名は印象深かった。

お相手は、父の中学の同級生の方。在学中は互いに交流がなかったのだけれど、互いに引退年齢になった頃、ひょんな事から出くわし、以後大変親しくなった。

かなり離れた県にお住まいなので、2人は文通友達になり、互いにおもしろがって交際し続け、通算200通くらい手紙が行き交っていたそうである。

父が亡くなった後、その「瓦葺」の方が、遠方からはるばるお詣りに来て下さり、私と意気投合し、今度は私が文通友達に。今では、たまにこのおじ様のご機嫌伺いに、「瓦葺」と書いて手紙を出しています。

●年末だけど、例によってお一人様で平常運転

娘が東京の大学に行き、
相方の実家の離れに
住まいを移した後、
東京の義母の介護方々
相方も頻繁に実家に行くようになり、横着な娘は、
すぐ学校が始まるから、と
正月も帰らず、それなら
義母も一緒にお正月を
祝えばいいべ、という
事で、ここ数年、地元待機組は私だけ、後の人々は
東京、というパターンが定着しています。

従って、なーんも
お正月準備をせず、
もちろんお節も作らず、
ごくごく平常運転である。
 ↑
ま、例年この時期は
校正で死んでる事が多い。

今年は幸いにして、
地獄の校正週間にはならず、
ゆったり構えられるので、
好きなものを書き、
好きなものを読み、
はー、極楽、極楽……というところ。


 ↑
平常運転ごはん。

●で、本を読みまくり。


 ↑
今お気に入りの講談社ブルーバックス『図解 感覚器の進化』(岩堀修明著)。
ここんとこ、ハマってて、大喜びして読んでいたら、あっという間に最後の章に入ってしまい、
あああ、終わっちゃうー。
もったいないー!
の気持ち。

この本は、先日こーらちゃんと美味しくとろろ御膳を
食べてた時に教えてもらったもので、「Kindleではなかったと思うよー。読んだら貸してあげる」と言われてたんだけど、どーしてもすぐ読みたくなって、Kindleで検索してみたら、うまい具合に電子化されてて、それっ! てんで、読み出した。

人体組織の仕組みを解説した本はたくさんあるけど、この本みたいに、原生生物からの各組織の発達を分かりやすく教えてくれる本には、今まで出会ってなかったので、ついホクホク。

「視覚器」の章なんか、初っ端に「最初の「眼」が見たもの」という項目がある。

要するに、原生生物に、最初に外界を「見る」ためのメカニズムが出来た時、それは世界をどう認識したのか?
という話で、このタイトル見ただけで、「光あれ!」と神様が言った時のシーンを想像しちゃいましたよ。光あれ!になっても、当初は物の形を認識する機能はなくて、明るさと暗さが分かる程度のものから始まってるんですがね。その辺の発達史がおもしろくて、いちいち「へーへー、ほー、なるほど、そーいうことだったんですか!」と1人で大騒ぎ。

ちなみにこの「視覚器」の章扉のところにも、萌え(?)のキャプションが付いている。

曰わく、

「眼」は無脊椎動物では皮膚から作られる。脊椎動物では脳から作られる。

ほらぁ、これだけ読んでも、
「え? 違うの? どーやって出来てるの?」

と、先を読みたくなっちゃうでしょー。

ちなみに同じシリーズで、
『図解 内臓の進化』もある。もちろん、既に購入済み。

さらに、『人体 失敗の進化史』(遠藤秀紀著 光文社新書)というのまで見つけてしまった。三冊続けて楽しませてもらおう、というコンタンである。

●でも、家の中にも読まなきゃいけないモノが結構あるんだなー。



本棚をちょっと整理すると、
出るわ、出るわ、いろんなモノが「早く読めー!」と飛び出してくる。

その中で、
「あ、これは最近古代文学に興味あるから、読んでおいた方がいいかなー」と引っ張り出したモノが、コレ。



『ことばの古代生活誌』(古橋信孝編 河出書房新社)

だいぶ以前に荻窪の古本屋さんで、500円で見つけたもの。
今Amazonで手に入るのかな~? と思って調べてみたら、なんと、コレクターアイテムになっていて、7400円くらいの値が付いていた! ひょえー!

古代の研究をするためには、
古代人の世界を、現代人の視点で鳥瞰してもダメで、まず古代人の世界観の中で、1つ1つの要素を読み解いていかなければならない………というのが研究のテーマ。

「はじめに」のところに、

「古代の文献は、ことばの意味は普遍的であるという暗黙の了解を根拠にして読まれてきた。その了解は、人間はたいして変わらないという認識によっている。たとえば走る、食べる、思うなど、人間の基本的な動作は変わらないというように。しかし古代では、走るは、なにかに迫られて激しく必死に動くことで、いわば霊威の発揮されている状態だし、食べるは、霊威あるものを体内に入れて自己の魂を活性化する行為であり、思うは、現実に見えないものを見ることのできる不可思議な行為だった。」

ここを読んだだけで、
激しくメウロコ状態です。

今読んでるところは、
「里」と「村」という言葉の使い分けについて書かれている。

両方とも、集落を表す言葉なんだけど、「村」が「群れる」から来ている言葉で、現実的な意味で、群れていた方が安全だから、集まって住むようになった、群れることで安心し、そこに何かしらの呪力的パワーがある、として出来た言葉なんだそう。

「里」の方は、「サ」は、神の霊威が満ちている意を表す語、「ト」は所。つまり、自分たちの父祖である神が、さすらった挙げ句、この地を特に選んで集落を作った、という意味合いで、神の選んだ神聖な土地、といった感じ。

「里」の方が神話的であり、そのため「里」は雅語、詩語、歌語になったのだとか。「万葉集」の歌には、「村」という字は全く登場せず、全て「里」なんだって。(詞書きには「村」もあるそうだが、歌では皆無)

特に恋人の住むところは、
「村」ではなく、「里」と表現される。どうしてか?
というと、

「恋人とは、理屈を超えて魅きつけられてしまうもの、日常を超えてしまう存在だから、神の側にある。そのような恋人の住む場所を里といっている。(中略)忘れようとしてどうしても忘れることのできないほど魅きつける力を里がもっているのである。」

これに対して「村」は、
「風土記」にはたくさん出てくるんだそうです。

古代の土地制度は、「郷里制」と言われるんで、その土地その土地の様子を表すのに「里」の字を使いそうなものなのに、こちらではもっぱら「村」と書かれている。やっぱり現実的な行政単位としては、「村」らしい。

なるほどー。

だから、今は離れてしまった、心の中に懐かしく思う場所は、「ふる里」になり、決して「ふる村」にならないのね。

………とまあ、ランダムに読んで、あっちこっちで、
「なるほどー!」と、
1人トリヴィアして楽しむ晦日前。

やっぱり、何はなくとも、
本さえあれば………というのが
私の基本スタンスであるらしいな。

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