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合唱のこと、英語のこと、本のこと、友達のこと、仕事のこと・・・とりあえず、ダラダラ続ける日記です。

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●浜松楽器博物館で

ついうっかり、懐かしさに負けて「赤のバイエル」「黄色いバイエル」の表紙付のクリアファイルを買ってきてしまった。



アップ。
雰囲気、出てるー。



さすがにうちには
本体は残留してないので、
中身はどんな曲だったか?
までは、よく覚えてないんだけど、ともかくこのシリーズからレッスンに入ったんだよねー。

最初は片手ずつ、
たどたどしくやってた
んだろうが、まあ、
今もちょっと難しいモノは、
片手からたどたどやるので、
やってることは基本的に
変わっていないような気がする。出来なかったら、基本に戻って、ともかくゆっくりゆっくり、よく譜面を読んでやる。何度も繰り返しているうちに、だんだん指が馴染んでくる。

何でも、そうやって、
迷ったら基本に帰って、
ともかく繰り返し練習する。
何度もやるうちに、
少しずつだが、前へ進める。

いつの間にか、
そうやってコツコツ
やるのが好きな性格になっている。

うーむ、三つ子の魂百まで、か?

●バイエルさんの後に来るツェルニーさん

子供の頃は、バイエルだとかツェルニーだとかが、人の名前だ………とは思っていませんでした。

その後ベートーベンだとか、
モーツァルトだとか、
バッハのインベンションとかやる頃になってやっと、

ははぁ、このワケのわからん
カタカナは、どーやら人の名前らしい……と分かってくる。

まだブルグミューラーくらいまでは、人名として認識してなくて、なんか、カタカナの言葉………程度に思っていた。

意外とレッスンでは、
先生はそんな解説はしなかった。まあ、先生にとっては
常識中の常識なんで、
このオマヌケな子供は
そのへんがてんで分かってないんだ!
と気が付かなかったのかもしれない。

昨夜Facebookに上記バイエル赤本・黄色本クリアファイルをアップして、いろいろおしゃべりしていたら、

それぞれに、どの辺で挫折しただとか、こっちはやったけど、あっちは苦手だったとか、みたいな話が盛り上がり、

バイエルさんからツェルニーさんの話題になった。

うちで発掘してみたら、
ボロボロになった
ツェルニー30番が出てきたもんで、またウケていた。



ツェルニー40番という30番の次にやる曲集も、やった覚えはあるんだが、見つからなかった。とりあえず今日はボロボロを引っ張り出して、
ちょっと弾いてみた。幸い、1番の最初の頁以外は、何とか残っていた。

ソーニョの頭脳・gackyさんがピアノレッスン中で、ちょうど今「ツェルニー30番」の中の30番目を練習中である、という話が出て、早速弾いてみた。

おぼろな記憶を辿ると、
20番台後半でかなり苦戦したよーな気がするんだが、
30番そのものは、意外と早く上がったような。

どんなんだったかなー?

と見てみたら、
この曲集に出てくるテクニックの総集編、みたいな
感じのもので、終わり方が何となくスッキリしない曲。

そうだ、そうだ。

昔やった時も、
「あれー? この曲、ここで終わりぃ? なんか、尻切れトンボ……」
と思ったのだった!



で、前の方の曲をペラペラめくって見ていったら、

大好きだった曲を2つ発見!

26番と27番です。

26番は、ちょいと悲劇的な色調を帯びたメロディーだけど、リズムの運びが面白く、弾くと、燃える!
というタイプ。
よく見たらclimaxのところに、ちゃっかり
con fouco(コンフォーコ=火のように)という指示が書いてあった!

先生が鉛筆で
「fire」
と書き入れて下さっていた。へええ。

この当時、英語のファイアーがすぐ分かったかどーか、
てんで当てにならんが、
先生は一生懸命こんな感じで弾くのだ、と教えてくれてたんですねー。

27番は、一変して
優雅な雰囲気の柔らかい色合いの曲。左手を飛ばして、右手が弾いてる場所より高音のところを、ポンポンとはじいてメロディーを作るタイプ。

速度の指示は、結構早いよーなことが書かれているんだけど、私は限りなくLentoっぽくゆったり弾くのが好き♡

ゆったり弾いた方が
メロディーのディナーミクにのめっていけて、楽しい。



他の曲もチョロチョロ見てみましたが、改めて大人になってから見てみると、この曲集、ものすごくベートーベンっぽいよね!

やたらに1拍目にアクセント記号が付いてるし、ハッ!
と気付くと、sf(スフォルツァンド=急にその場所をドドーンとフォルテで鳴らす!)とか、 ff(フォルテッシモ=フォルテよりもさらにズドーンとでかく!)がやたらに書いてある。

うーん、ベートーベンっぽい。

昔はてんで気付かなかったけど、ひょっとして、
ツェルニーさんって、
ベートーベンのお弟子さんとかなのかなー?

で、ズタボロの頁を繰ってみたら、幸いなことに、
解説頁がしっかり残ってたんで、読みました。

わははー(^◇^;)
ヤッパリ、ベートーベンの弟子でした!

そーか。それで、
この曲集の後にやった
ベートーベンに違和感なかったのかー。

曲作り、超似てるよネ!!

この年になって、
やっとそんな音楽史基礎知識を得て、へーへーほーほーしてるんだから、こりゃ、ホントに歩みがノロい!

先生、ごめんなさい!
ヤッパリ不肖の弟子でしたー!
_| ̄|○

で、不肖の弟子は、
今朝方、校正地獄を脱したんで、今日は正々堂々と(?)
ツェルニーさんを楽しみました。

昨日は、休み時間にこっそり
ショパンのバラードにのめり、ハッ!
と気が付いたら1時間
遊んでしまっていた。


 ↑
だいたい曲が長いんで、途中で引っかかり、引っかかり弾くと、1回通すのに15分はかかるのであった。
 ↑
バラードの1番。3頁目に出てくるテーマが何故かやたら好きで、時々頭の中をグルグルするので、そーいう日は矢も立てもたまらず、そこだけでも弾こう、とピアノに走ってしまう。私にはかなり難しい箇所がたくさんあるんで、一時期狂ったよーに練習していた曲でアル。

ショパンで、他によく弾くのはワルツ集の3番と10番。どちらも哀調を帯びたメロディーが好き。3番は、ナンとか男爵夫人だかに献呈したものだそーだが、10番は、19歳くらいの作品だって。

どちらもショパンのワルツとしては、それほど有名でない曲なんですけど、なんか、好きなんだよなー。あ、そー言えば上記バラードも、私の好きな1番は、あんまり有名じゃなかった。マイナーなのが好きなオタク根性が選んでいるのか?




 ↑
よく弾くヤツら。ジャズピアノの譜面は、昔ABBAが歌ってたNightingale sang in Berkeley Squareが難しいけど、好き♡

で、今日はツェルニーさんで結構おなかいっぱい………の気分になり、ショパンには手を出さず、代わりにアンジェラ・アキの「手紙」に手を出してしまった。

歌のラインに寄り添うようなピアノのラインがいいよねー。最後の間奏部分の
ダダダダダってとこが
カッコいいし。
 ↑
で、喜んで、何度も
ダダダダダっをやる、と。

子供の頃は、結構
夢中で練習してたんだけど、
音楽史のこととか、
音楽の手法とか、
抜け抜けだったような気がする。

つーか、気がするどころの
騒ぎじゃないよーな気がする!

大人になってから、また
古い教本に帰って、
「そうか! こーいうことだったのか!」
と改めて楽しむの、
なかなかデス。

家のどこかに
ブルグミューラーも
埋まってないかな~(*^▽^*)


 ↑
うちの古ピアノ。
母の趣味で、赤っぽい。
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●教えられた通りに歩いたら、ちゃんと迷わず着いたゾ、(^ー^*)えっへん。

本日は、8月末日に行われる
ドイツ・カールスルーエの合唱団ディア・フリューゲルとのジョイントコンサートに向けての、月1浜松練習。

初めての会場で、
駅から徒歩15分、またはバス………というところ。
地図を見ても、ええとぉ、
駅から右に行くのか、
左に行くのか、
てんで分からない。
 ↑
地図の読めないオンナであったりする。

で、浜松に住んでいたことのあるI東クンに泣きついたところ、丁寧にメールで教えてくれた。ありがとねー。

今朝は、メール画面を時々確認しつつ、「よし! こっちでオッケイだな!」とか、
自分に掛け声をかけ、
トコトコ参上。

アクトシティーの
動く歩道(ペデストリアン・デッキと言うんだそうな)を介して、新幹線の高架下をテクテク歩き、馬込川を渡り、
目的地へ。途中で、「ああ、桃がキレイだ~」とか、
「ギャー! 川越えのために、結構な坂を上らねばならないではないか!」とか、心中1人ごちつつノンビリ行ったら、徒歩20分くらいかかってしまった。足、遅い?

もっとも、同じよーに
指示されたA嬢は、前回の練習で迷って30分位かかったそうだし、今日の練習に参加したMっちゃんも、途中でうっかり逆方向に行き、馬込川は渡ったが、遥か彼方の別の橋を通ったそうで、これまた徒歩30分の記録を作ったそうな。

へへ、勝ったナ。

●ムッシュが到着する前に、コソコソ音取り~(^◇^;)

10:30練習開始だったんだけど、ムッシュがいらっしゃるのが11:00頃になるってんで、
それまで発声練習兼ねて、
チャチャッとやっておこう、とN本さんがピアノを弾いてくれた。

ジョイントでやる「花」の歌メドレーを見て、まだ時間が余ってたんで、「何かやりたいものないー?」と。

で、「すみませーん、筑後川、聴いたことがないんですー。よろしくー」
と、ちゃっかり手を上げる、と。(^◇^;)

普通、私たちの世代だと、
中学か高校の課題曲として
必須!
という感じでやってる曲なんですよねー。これだけ合唱人生、長いのになー。
中高で、ミュージカルばっかりやってたのが敗因なんだな、うん。

というワケで、皆さんを
拝み倒して、ソッコーで全曲通してもらいました~(^O^)v

一応ちょこっと、うちで
譜読みはしておいたんですが、ま、いー加減だったんで
この通し練習でやっと、
「ほほぉ、これが有名な
《フィナーレを~》だな!」
とかなんとか、1人頷きつつ、なんとか付いていく、と。

で、そーこーしているうちに、ムッシュがご登場。

じゃ、とりあえず
リズム読みしてみましょう、

と始まったのが、
シューマンの「流浪の民」ドイツ語版!

ひょ、ひょえ~(ToT)

こんな大量のドイツ語歌詞、
めんどくさくて、てんで
読んでません!

一応訳文には
目を通してあったんですが、
ま、今日のところは
vocalizeでやるだろう………
とタカをくくってました。

普段、静岡や磐田の
練習では、響きを整えるために、ほとんどvocalize徹底訓練になる事が多く、いきなり
歌詞のリズム読みには
入りません。この曲は、
ドイツ語歌詞のリズムが
身体に入ってないと、
音楽のノリも出ないため、
普段とは違う順番になったのかもしれません。

もっとも、磐田や静岡の
練習では、言葉は自宅学習でやっておきなさい、になり、
ある日突然、
「じゃ、言葉を付けてやってみて下さい」
になっちゃうので、オチオチしてはいられないんだが( ̄。 ̄;)

ともかく、ヒイヒイしながら
リズム読み。途中で、
「あ、そうか、ドイツ語でジプシーはツィゴイネルなんだ! そー言えば、ツィゴイネルワイゼンっつーのがあった!」
と初めて気付いたりしてるんですから、どーもカメの歩みです。

日本語歌詞で有名な曲ですが、原詩の雰囲気と日本語歌詞は、あまり違わない。森の中にジプシーの人々がいて、火を囲んで踊ったり、飲んだりしているよ、みたいな感じ。

時々第九にも出てくるfeuer(フォイエル=火)とか、tanz(タンツ=踊る)とか、聞き覚えのある単語が出てくるんで、あ、コレは読める……とホッとしたりして。

中にPokal(ポカール)という、妙にサウンドがポケモンチックな言葉が出てきた。

可愛い!(≧▽≦)

で、今調べてみたら、
英語のcupだった。
なんだぁ~(ToT)
可愛い言葉じゃなかったんだー。
 ↑
ここんとこ、可愛いモノに
ハマっているので、すぐそーいう誤った認識に陥る、と。

で、まあ、なんとか全部
リズム読み出来ました。

で、引き続き、「歌詞を
付けて歌ってみましょう」って……………(ひー(ToT))

音が付くと、さすがに
すぐには口が回りきらない。
仕方がないんで、
回りきらないところは、
母音だけ出してごまかしときましたー。

いかん、いかん。
早急に全部歌詞をつけておかなければ。うっかりノンビリしていると、すぐ次の練習日になってしまう。
 ↑
ちなみに「流浪の民」日本語バージョンは、母たちの時代に、女声合唱で随分ヒットしたらしく、ちゃんと『女子音楽』という教本にも載っていた。母も、高校のクラス対抗合唱コンクールで歌ったとか言っていた。

ドイツからやってくる合唱団と一緒に歌うと、どんな感じだろうねー。o(^-^)oワクワク

●で、戦い済んで、ごはんだ、ごはんだ!

先日楽器博物館で買った
伸びるボールペンを、
FBで見たIくちゃんが、
「欲しい~(^O^)v買ってきて~」と言っていたので、
まずはお買い物。

自分用には、



クリアファイル。
最初は、スタンウェイのコンサートグランドがドーンと
全面に写ってるのに
しようかな、と思ったんだけど、懐かしさに負けて、こちら。

今では、赤いバイエルも、
黄色いバイエルも、
使われてないんですよねー。

娘が使っていたものは、
中身はバイエルと大して
違わないんだけど、
ワンちゃんやらネコちゃんやらのイラスト満載で、

「ピアノはおっかなくないのよ~(^◇^;)ホラホラ、可愛いでしょー」

という雰囲気を思いっきり
出している。

なんか、ちょっと
幼くなったなぁ……と、
娘のレッスンに付き合いながら思ったものでした。

●で、ごはん、ごはん!

えーと、またしても
マイン・シュロスに
乱入してしまいましたー。

ついこの間、
またいつか来たいなー……
みたいなことを書いたばかり
なんですが、

先日のblogを見たMっちゃんが、

行きたい行きたい行きたい!

と叫ぶもんですからー(^◇^;)
 ↑
いやその、自分も行く気満々だったんですけどもさ。

で、この間食べて
とってもお気に入りになった
2品を注文。





昼間なのでビールも飲まず、
アイスティーとかで
流し込んでいたんですが、

やはりこれ、
相当ボリュームありました!

アブナい、アブナい!
ビール飲んでると、
結構食べてしまうんだ。

今日は2人で2品で
おなかいっぱいだったんだから、先日も実はそれぐらいの量が適量であったに相違ない。

ついつい美味しいビールのおかげで、
つまみに手が出ちゃうんだなー。

うーん。

てんでダイエットが
進まないゾー。

ま、美味しいモノを、
美味しく食べるというのは、やはり人生最大の楽しみデスからね。

というわけで、
今日も美女をはべらせて、
舌鼓を打って、
人生を謳歌してきたのだった。

それにしても、
このピザ、大きいな。マスカルポーネも、大量………σ(^_^;

次回は、もちょっと
穏やかそーなモノを
頼んでみよう。
 ↑
またしても、行く気、満々。
●今年も巡ってきてしまったゾ!

確定申告の書類書きをヒイヒイやっている間に、日付が変わり、お誕生日となりましたー。

おっかしいなぁ。
何もスペシャルな事がない
………σ(^_^;
 ↑
もっとも夜明け前から、
FBとmessengerで、
そりゃもう、コッテコテに
嬉しい「お誕生日おめでとう」メッセージをたくさん
頂いたんで、既に
嬉しくってしょーがないんですけどね! 皆様、ホント、お気にかけて下さり、
ありがとうございます!

スペシャルと言えば、
①インドネシアから
新しい譜面「Lagu Lagu Indonesia」(インドネシアの唱歌3曲をアレンジしたもの。ピアノ伴奏をいじられたそうな。カラーが
美しい、南国風景の表紙になった! 中身もパワーアップしているに違いない!)がデータ送信されてきた事と、
 ↑
※唱歌だからコワくないよー、と主張しているのだが、
インドネシア語であることと(ほとんどローマ字読みなんだが!)、S田印の編曲集は、編曲者の意図した通りに歌えれば、むちゃキレイなのだが、歌いこなすのがいつも難しい、と既に静岡組メンバーに恐怖されてたりする……。
 ↑
いや、ほんと、穏やかで美しい曲ばかりなんだがーσ(^_^;みんな、おびえすぎなんでは?

②今年の東京都合唱祭でやる
曲は、上田真樹さんの
混声合唱とピアノのための組曲『夢の意味』(林望さん作詞)から「夢の意味」と「夢の名残」に決定したゾー! というお達しがN山先生から一斉配信された。
 ↑
※古謡の趣のある素敵な歌詞で、朗唱法を用いて歌うよう指示されているところもあり、千原さんのもつ中世歌謡的な彩りがあって楽しい。「夢の意味」は現実感のある調性なんだけど、attacaで入る「夢の名残」は♯がうんとこせ付いていて、ほとんどショパンの調性感。美しいオーロラが緩やかに舞う印象。むっちゃキレイ。が、例によって半音階進行とか、課題はたくさんあったりする。

とまあ、こういう具合に、2大巨頭からの、
「さあ、サボっていないで、
とっとと練習しろ!」
というお知らせ(?)が
ほぼ同時に入った事が、まずはスペシャルであったのであった。

うん、きっと、
これらはお誕生日プレゼント
なのでしょう!

そうに決まった!!
 ↑
ムリヤリだなぁ……。
(^◇^;)

●今回の誕生日は、個人的にはとても意義深いモノ、と実は思っているのでアル。

誕生日など、年1回のもので、とりあえずスペシャルなモノなんだけど、

今年は特別。

何が特別って、
自分が5並びの年になったこと。これがスペシャルなんであります。

なんでかってぇと、
母が55の誕生日を迎えた
ところで、急にこちらの世界から
アチラの世界へ飛び立ってしまったから。
 ↑
ホントにこーゆー雰囲気の
夢を見た。きれいな虹色の夢で、「あ、母は良い世界にいったんだ。大丈夫なんだ」と思いました。悲しかったけど、ホッとした。

身びいきですけど、
本当に太陽のように明るい人で、たくさんの人に愛され、
ちょっと短かったけど、実り多い人生を歩んだ人だと思います。

私にとっては、
生んでくれた母、
というよりも、
誰よりも自分をわかってくれる無二の親友のような存在でしたから、亡くした時は本当にショックでしたし、
3年間ぐらいは、何かと
いうと思い出しては
涙、涙、でした。

けど、そういうツラい
時期を過ぎてみると、
今度は自分が母に
なり変わって、
この家の太陽にならないといけないんだな、と感じました。

1人っ子ですから、
残された父を盛り上げてやらなくちゃならないし、
 ↑
娘の前でよくもまあ
恥ずかしげもなく、
超仲良しサンだったので、
母を亡くした直後は
本当に可哀相でしたね。

そのうち自分にも娘が出来た。

そうなってみると、
あ~、この子には
親を亡くす辛さは、あまり
若いうちに経験させたくないなぁ………と。

まぁ、年寄りになってから
逝くなら、面倒だな、とは
思われても、何とか付き合ってくれるでしょうから(多分)、
それまではガンバって
生きていかないとな……。

などなど、ツラツラ
年ごろ考えておりまして、
まずは母が生きた年までは、
とりあえず元気ハツラツで
いかねばっ!

と、心に期していたのでした。

で、めでたくその年を迎える
ことが出来ました。
父も、先年アチラへ送り出すことが出来ました。今頃は、
また2人でベタベタしていることでしょう。

振り返ってみると、
ああ、もう十分生きたなぁ、
みたいな気もします。
はるばると遠く来にけるかも、
みたいな?

母の年に追いついたんですもんね。

数えてみたら、母が逝ってから、26年も経ってました。

どうも、この世のどこにも
いない、という感覚ではなく、どこかへちょっと遊びに行ってるような気がするんだけど、
もう26年間も、現実には
あの声にも、あの笑顔にも
出会えてないんだよなー。

けど、多分、私の中では
いつも生きていて、
いつも隣にいて、
一緒に笑ったりなんか
してるんでしょう。

古代エジプト人は、
魂の形をいくつかに
分けて捉えていたそうで、
その人の名前renは、
その人を形作るアイデンティティーとして捉えていたそうです。だから、その人の名が
人の記憶にあるうちは、
その人が本当に死ぬことはないんだって。

うん、そういう感じだね。

自分としては、
もう十分生きた気もする瞬間もあるんだけど、
ヤッパリもうちょっと
頑張ってみたいこともある。

母は日本画を描いていた人で、亡くなる直前には、
結構認められてきてて、
いわゆる号いくら………と
値段がつくプロ作家の入口に
入っていました。
今残されている作品を
見ても、光るものが
あると思います。
だからこそ、きっと
もっと描きたいものが
たくさんあったでしょう。

母のやり残したこと。

それを少しでも
私が受け継いでいきたいな。

もっとも絵の方では、
てんで追いつけそうもないんで、別のものになっちゃうんだけどね。

でも、何がしか、
私が毎日頑張っていけば、
それは母が生きた証に
なっていくんじゃないかな、
と思う。

私が精一杯生きて、
母が生きられなかった
時間も、うんと充実した
時間にして生きていけたら、
私の中の母も、
一緒に輝いていけるような気がする。

今日は、私と母の、
新しい道の記念日。

また1年、1年、
2人で歩いていこう。
●終わった、終わった、終わっちゃった~。

2月最後の週末は、
浜松楽器博物館内ホールで
第2回目のブラームス演奏会。

前日は激しい寒風吹きすさび、演奏会翌日も終日大雨という、何とも不安定な春先の天候だったのですが、

なんと、本番当日だけは
ポッカポカの温かいお日より。よ、良かったぁ!

●前日練習があったもんだから

静岡組の私・Iヶ谷さん・Aちゃんの3人は、
夜中に家にたどり着いて、
翌早朝飛んで行く、では
ブラームスを歌う体力が
削ぎ落とされる!
というので、例によって
揃って前泊。

で、浜松のゆるキャラ
家康くんを愛でる、と。



ちょんまげがウナギ………(^◇^;)

そして、なぜかホテルの会員サービスです、と、このよーなモノを渡された。



ううう、今夜飲んだくれるわけにも
いかないではないかー。

●市ヶ谷とはまた違った響きのホールで四苦八苦


 ↑
上の「鏡月」を無理やり渡されてしまったソリストのあつしさん。おうちでゆっくり飲んで下さいね~。



座席数は、ギリギリ210しか並べられないという、こちらも
小さいホールなんですが、
なんか、ミョーに音の返しが来ない。普段はよく聞こえる
隣のパートが遠い感じ。
さらに、自分のパート内の音もばらけて聞こえる。

客席に行って聴いてみると、
ちゃんと鳴ってるような感じなんですけど、
ステージで聴くと、
響きがふっ、と吸い取られてしまうような気がして、
コワい。コワいよぉ!

どうも、天井の高さとかが
影響してたような気がしますが、ともかく鳴らしにくい。

で、ムッシユから、
ガンガンに激が飛ぶ!
鳴らないホールなんだから、
鳴らす工夫をしろ!
ってわけでして~(^◇^;)

ソプラノなんか、
(まあ、いつもの事なんですが)「てんでダメ。使い物にならん」と、大いにダメ出しが来まして、私より後に入った東京の新人さんたちが
「ど、どうしたら………」と真っ青になっていた。

東京練習は、通常月に1度しかない上に、今回の演奏会前は、ムッシユの体調が悪く、東京練習が足りていないので、余計不安になっちゃったようです。

毎週毎週、ガンガンにしごかれ、時々個人的にしごきが来る、私のような磐田練習に参加できる人間の方が、
怒られ慣れてるっつーか、
ムッシユがキツイ事を言って、カツを入れてくれるのに慣れているみたいで、
「そうか、この程度じゃダメかー。んじゃ、本番までにもちょっと、あそことか、こことか、気を付けてみよう」
とか考えられるんですが、

レッスンが少ないと、
不安になるの、わかる。

磐田に行くと、
ホンットしごかれるので、
いつもヘタヘタになって
帰りますが、
いろんなヒントを与えて下さる。悩んでいると、すぐ見つけて、あれやれ、これやれ、と練習方法を教えて下さる。

なかなか細かく練習方法を
教えて下さる先生って、
少ない。
出来ない事を指摘する事は、プロの耳があれば意外と
簡単かもしれない。
けど、その出来ない事を
解決させるために、
事細かく練習方法を指示してくれる先生はいない。

たくさんのヒントを
与えられたら、その熱意に
答えられるように、
自分で毎日努力したい。

なかなか思うようには
出来ないんだけど、
しごかれるうちが花かなぁ、と思うんだなー。

●にしても、「4つの歌」は難しい。

実は磐田練習では、
ほとんどレクイエムをやる暇がないくらい、こっちの曲でしごかれていた。

こっちの方が小物っぽいんだけど、小さくて、繊細な表現を随所に要求される曲なもんだから、逆に勢いでいけるレクイエムより難しいよう。

今回の本番でも、やっぱり難しくて、個人的には三カ所くらい、ナットクいかない箇所が出た_| ̄|○

レクイエムはレクイエムで、
体力消耗するんで、
やっぱり三カ所くらいは
取り外しがあった_| ̄|○
 ↑
結局、同じジャン!

老眼が進んできたせいか、
譜面が見づらくて、うつむき加減になる。 
歌うポジション変えたら、なんか前屈みになりやすくて、ちょっとみっともないんじゃないか………と、後になって落ち込んでいるのだが、ステージに立ってる時はもう精一杯なもんで、
なかなか姿勢とか、立て直しが出来ない。後半に入る前に、ちょっと意識して立て直したら、高音域はうまく出せたんで、その点は良かったんだが、基本的に体幹の筋肉が足りてないんだろうなぁ。疲れてくると、姿勢を保てないみたいだ。隣で歌ってるメンバーに迷惑かけたんじゃないだろーか。

はぁぁぁ………(また落ち込んでるのであった。ケッコー気に病むタイプなんである。)

●でもまあ、ガンガン言われて、必死で頑張った甲斐があったらしくて

レクイエムが終わった瞬間にブラボー、かかりましたよー。(^O^)v

はー、良かった、良かった。

終演後、着替えに走ろうとしてたら、ライブ録音したヤツの試聴をやってて、お、なかなか! でした。

市ヶ谷で録音した方は、
どうもマイクの位置とか
良くなかったらしく、
よく録れてなくて、
団内だけ、って話になっちゃってたんだけど、
浜松の方は良い感じらしいです。市ヶ谷のソロは、それぞれもんのすごく良かったのになぁ。残念。
(丁寧にトラック分けして録音する、というわけにはいかなかったので、編集も難しいらしい)

にしても、アルトラプソディーはええなぁ。
練習で何度も聴けて、
ほんと、幸せ。

あの最後のコラール部分を
聴いてると、
「あ~、これを聴けただけで、今日は幸せだったなぁ……」♡♡♡

と、すっかり観客の気分になってしまうのであった。

耳福、耳福♡

●で、今回は打ち上げパス!

だったんだけど、
わざわざ千葉から
飛んできてくれた
ミーコが、ぷらっとこだまの指定時間まで間があるというので、それなら2人で美味しいものを食べようではないか! という事になり、

楽器博物館の隣(というか、
ちょっとbackyard)のドイツ風パブに乱入。

中世のお城風のお店です。


 ↑
ミーコがFBに載せてた
正面入口写真をもらっちゃったー。カッコイいぞー。
マイン・シュロスだから
「私の城」かな?

I東クンが、浜松で
打ち上げるなら、ここが
オススメ、と数軒教えて
くれたうちの一軒です。





●美女をはべらせ、美味しい打ち上げ~(≧▽≦)



ビールはヴァイツェンというのにしてみました。

炭酸の苦手な私にも
飲みやすく、この日は
ちゃんと一杯飲めました。
(^ー^*)えっへん。
 ↑
いつもは、たいてい途中で飲めなくなっちゃって、周りにいる飲んべなヒトに飲んでもらうのでアル。


 ↑
マスカルポーネの蜂蜜仕立てが乗ってるフランスパン。


 ↑
バジルのピザ。

マルガリータ風の大きなのが出てきたんで、2人でびっくり。


 ↑
大根サラダ


 ↑
合鴨のオレンジソース

2人だけでは、多かったかな? という分量。
ビールを一杯ずつ飲んで、
お一人様2,105円でした!

これはなかなか、
リーズナブルでは
ありませんか!

お味はどれも美味しく、
特にマスカルポーネと
バジルのピザが、
止まんなくて困った。

はー、また行きたいね~(*^▽^*)

ミーコと2人で
楽器博物館のショップも
冷やかし、閉店間際だと
言うのに、ああでもない、
こーでもない、と大騒ぎして
買い物したり、

ビールを飲みながら、
今回使っていた
ぐっちゃぐちゃに
書き込みしてある譜面を
見せたり、

大いに楽しんだのでしたが、

ロビーでアンサンブルメンツにたくさん会ったので、
いちいち紹介してまわり、
アンサンブル本番は
8月8日であり、
混声は「筑後川」であるからして、来てね~(*^▽^*)
と、ちゃっかり勧誘も。

ミーコは、紹介される
人々が、ほとんどみんな
N山さんの洗礼(?)を
受けているのにびっくり。

それもこれも、
私がN山先生の指揮が好きで、
無理を言って毎年来ていただいているからで、その上に
ソーノ先輩の巨頭連を
くどいて、毎年歌いに来て
いただいており、大変大変
人使いの荒い後輩なのであるからなんだが、

学生時代は、(確か私の2つ下くらいの学年である)N山さんたちが卒業された後にソーノに入団した世代で、実はN山先生の指揮を堪能するようになったのは、OB合唱団たるソーニョ始動後の事らしい。
 ↑
それは、もったいない!

是非ともスケジュールのご都合をつけて、静岡組の催しも楽しみに来ていただきたい、と切にお願いしているところであります。

というわけで、ミーコ、
「筑後川」だからね~(≧▽≦)
8月8日だからね~♡
よろしくね~♡♡♡

●オマケ





 ↑
ミーコのお土産。ネコさんクッキーとゴディバのチョコ。

帰宅後の校正お手伝いと
帳簿整理でヘタった心を
癒やしてくれたー。ありがとね。



 ↑
こちらは、今回譜めくりさんの
お仕事をお願いしたH部さんが
くれたぁ♡

ラベンダーのポプリです♡

ハーブの中でも
一番好きな香りで、
寝る時なんか、ふ~(*⌒▽⌒*)
と香りを嗅いでから寝るのが好き。
毎晩ベッドに連れて行ってます。

さ、さっさと確定申告するかー!
と気合いの入れ直し。
 ↑
今回、3月15日に娘の
卒業式(というか、学位授与式って言うんだね、正式には)に出るんで、確定申告の締切辺りは、
家にいませーん。
その前に仕上げて出さないとぉっ!

そして、3月後半は、
せっせとインドネシアの曲と
筑後川の準備と自習をしなければ!

あーあ、やる事たくさんあって、
幸せだなぁ…………(ToT)


●前回更新時から、恐ろしく間が空いてしまった。

今までのうち、最長不倒距離(?)かもしれないなー。

概して書きたがりなので、
寝込んで人事不省にでもならない限り、何がしかblogを書く、というのが習い性になっているのだが。

確かに、前回アップの演奏会フィーバーの後、また風邪を引いてゲホゲホ、エホエホしたり、校正真っ只中に放り込まれてヒイヒイ、ゼイゼイもしてはいたのだが。(あ、確定申告の準備でビービー、もあった)

書きたいのは山々なんだが、どうにも結果が判明せず、
書くに書けない事態が発生。

自分の力じゃ、
どーにも動かせないので、
ひたすら連絡を待つ………
みたいな、このせっかちの塊みたいな私には、これがまた苦行の日々だったりして。
(誰だって、そうか)

●踏まれたり、蹴られたりしてるのは………

実は娘の方でありまして、

親の方は、話を聞いて
1日ガックリ(゚◇゚)ガーンと
落ち込んでみたりしてたのです。

無事大学の卒業は認定されたのですが、本人が希望していた進学の方が、本人の思い通りにはならなかった。

中学受験は一般入試だったが、高校は持ち上がったりなんかで無試験、大学もAOの類で入ったので、久々のペーパー試験で、何かやらかしたらしい……デス(ToT)

専門分野のテストで、
苦手なところにぶち当たり、
頭が真っ白になって、
大ポカをやらかした……らしい風情デス。

実際のところは、どこで
ポカをしたのかは、私が自分で受けたのではないので感触が分かりません。

先生方の覚えもめでたく、
卒論はとっても良い評価を
頂いて、ホクホクしていた矢先だっただけに、親子揃って大ショック状態_| ̄|○
 ↓
で、ふと自分の大学受験当時の大ポカを思い出す、と。
 ↓
日本史のテストの時の事でございます。「幕末外交史のうち、日英関係について、4つの条約名(設問内に記載あり)を全て盛り込んで論ぜよ」みたいな問題が出て、

え? 日英?
日米でなく?
ペリーさんじゃなく?
プチャーチンさんでもなく?
イギリス?!

誰が、いつ、どこの港に来て、どんな条約を結んだのか、てんで勉強してません!
その辺、全く知識の空白地帯です~~~~(ToT)

もちろん、頭、真っ白になり、ゴー沈。

自分の勉強がてんで足りてないことを、思い知らされてしまったのでしたー。
 ↓
で、次の編入試験前。

3年次の専門課程に、外部から潜り込む、というのが編入の基本なので、そこの大学でノホホンと(ホントにノホホンとしてるかどーかはわからんが)教養課程をやってる人たちより、相当出来てないと、取ってもらえないとオドされました。どこも編入規定があるところは、1人とか2人しか合格してませんでしたから、ま、そーですよね。

短大の2年間は、むしろ大学受験を控えた高校時代よりも、シャカリキになって勉強してましたねー。
 ↓
(高校時代にやってりゃ良かったんだよ!)(*`Д´*)

結局、編入できたところは、2年次編入だけ、という大学だったので、専門分野はそこまでやってなくても通してくれた……らしい雰囲気はありましたが、

その頃から、純粋に勉強する事そのものが楽しくなり、それが何の役に立つのかは分からないけど、

とりあえず好きなものを
夢中になって勉強する、
というのが、私の生活の中心にセットされたような気がします。で、一生勉強状態が当たり前………みたいな業種の端っこにしがみついている。

大学受験に失敗した事が、
周り回って、自分の道を
見つける手助けをしてくれたような気もします。

禍福はあざなえる縄のごとし、って言うけど、まさにそれ………が自分の力になってきてくれた。人生、何が良いのか、悪いのか、よーわかりません。

●てなわけで、娘は只今苦労中なのでアル。

やはりカエルの子はカエルで、娘の方も、何が好きか?って、ともかく図書館に入り浸る事だそーで、勉強だ、研究だ、の面白さに目覚めてしまったクチである。

出来れば研究生活を提供してくれる院で、勉強にのめって楽しんでもらいたかったのだが、本当に残念な事だった。

院に行きたいと考え始めた時期が多少遅くて、準備不足だった、というのは否めないだろうと思う。

こーらちゃんとお食事しながら勉強の話をしてたのだが、
自分では「こんなに頑張ってるのに!」と思っていても、思ったように結果にはつながらない、という話になった。

彼女もフランス語の検定がなかなか通らなくて、ここ1年、「今までこんなに勉強したことないよ!」と思う位猛勉強していたんだそうな。
 ↑
学生時代、我が家に来ても猛勉してた人なんで、どんだけ勉強するか、は誰よりも知っている。その彼女をして、こんなに勉強したのに、結果が出ない! という事も、世の中、けっこーザラにあるものなのでアル。まっこと、理不尽。
 ↑
こーらちゃんのフランス語検定は、無事通ったそーなんだが、さらに上の段階のアレやらコレやらの検定を狙っているそーでアル。ほんまに勉強が好きな奴じゃ。ついてかれん(と、お互いに思っていたりする。でも、とりあえずたまに会って、ちょっと話をすると元気が出るんだよなー)

1年間頑張ったんだから、点数にして30~40点位上乗せ出来たんじゃないの~?(≧▽≦)と、ワクワクしながら、件の検定問題の答え合わせをしてみたら、なんと、上がった点数は、2ケタ程度のモノだったんだと。

うーむ、勉強は難しい……。

娘の場合も、卒論が誉められちゃったもんだから、上への階段は着実なもの、に思えたのかもしれない。それが、ハシゴを急に取っ払われた感じで、自分の立ち位置をどうしてよいのやら、正直なところ、皆目見当も付かないのかもしれません。

にわかに就活したりしてますが、ここは、自分がやりたい事、やれる事が何なのか、焦らず、じっくり考えて欲しい。

研究やら勉強やらを捨てたくなければ、バイトしながら勉強主体にするとか、社会人入試とか、道はある。

もう勉強はイヤ、逃げたいというのであれば、思い切って知らない世界の仕事に飛び込むのもチャレンジで良いと思いますが、ヒマがあったら、図書館に行きたい、と未だに言ってる人なんで、そりゃあ、生活の中心はそーいうところに据えないと、息が出来ないでしょー。

ここんとこ毎日電話で、ああでもない、こーでもない、とアドバイスはしてるんですけど、親というのは、本当にスタンスが難しい。

手を出しすぎてもいけないし、
全く不干渉でもいけないし、
心配しすぎて、あれダメ、これダメじゃ、本人のためにならないし。

かと言って、今までほとんどバイトらしいバイトすらした事がない世間知らずなので、
うっかりブラック企業にちゃっかり就職しちゃって、泣きの涙になったら、どーしよう………( ̄。 ̄;)

いやはや、気の揉める事、おびただしい。

前述の評判の良い卒論ですが、なんと、優秀論文とかいうのに選ばれてしまって、(学年で数人選ばれるみたいね)講堂で下級生(1、2年必修、3、4年自由参加だって)を前にして発表したり、文集(紀要かな?)に載せたりするので、準備、よろしくネ! というお達しが来ているんだそーな。

それはそれ、コレはコレ、ってゆー事なんだろうなぁ。

本人にしてみれば、
試験に落ちちゃったのになぁ、とちょっと居心地悪い気もしないではないよーなんですが、根が手抜きの出来ない超生真面目タイプなもんで、またせっせとやるんだろーなー。
 ↑
先日はっ、と気がついた。
この性格、亡くなった父そっくり。そーかぁ、私じゃなくて、あっちかぁ。見た目はおばあちゃんに近いしなぁ。
うーむ、隔世遺伝のようである。

ま、ともあれ。

世の中とは、何ともままにならないモノなんだよね。

大人になるという事は、
自分の都合の良いよーに
ならない事の方が、
どんどん増えていくものなんだ、と悟っていく事のようにも思えます。

そうやって、次第に
自分の気持ちを抑えて、
ちょっと引いたり、
ガマンしたり、を覚えていく。

自分が子供を育てる年代に入って、やっとそういう
人並みの世間智が付いてくる。

そうなると、子供のやる事なす事が危なっかしく、見ちゃあいられない、と泡を食う。

親の立場からすると、
子供に勝手にやらせるよりは、親がやれば、子供が
一番生きやすい道を用意してあげられるのに……と、思う。子供の立場から見たら、
ウルサいなぁ、だろうけどねー。

子供が、その子らしく生きられる道は、最終的にはその子自身が、何度も滑ったり、転んだりしながら、探り出していくしかない。

私達だって、ホントのところは、滑ったり、けつまづいたり、うんと遠回りしたりして、一歩一歩、遅々とした歩みを重ねてきて、今があるんですよね。

ひょっとすると、今でも毎日、転んだり、滑ったりしながら、何とかやってるのかもしれない。

それでも、自分の足で、
自分の道を歩いていくのは、自分しかいない、という事は知っている。

親が子供にしてあげられる事は、毎日頑張っている自分の背中を誇りをもって、子供に見せる事だけだ。そこから何を拾い上げるかは、子供自身の問題なんだよね。

娘が、大人の入口で四苦八苦している今、古びた大人の私の後ろ姿から、「何か」を見つけてくれる事を、切に祈っている。



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