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合唱のこと、英語のこと、本のこと、友達のこと、仕事のこと・・・とりあえず、ダラダラ続ける日記です。

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●昨日も練習で磐田だったのだが

アンサンブルもせっせと練習しないと、
連休指揮者さま練習に間に合わないので、
4月は、連休前に2回練習デス。

なんだけど、花粉症真っ盛りで、
体調不良の隊員が3人も!

本番や合宿と重なっちゃったり、
介護だ孫の世話だ、と、
みんな、ホントに身体も心も忙しい。

だというのに、なんだかんだ言って、
忙しい中、なんとか集まろうとしてくれる
有り難い隊員たちでアリマス。

………と、いつも心の中で手を合わせてるのだヨ、と。

とりあえず、今日の練習もた~のしかったデス!

●CMソングでもおなじみのアンドレ・ギャニオンの

曲に、日本語の歌詞をのせた胸キュンSOUNDの
「めぐり逢い」。S田さん印のアレンジに挑戦中。

スルスル~………といけるか?
とタカをくくっていたら、
なんか、胸キュンSOUND部分の音程が
なかなか定まらないー!(ToT)アリガチ。

お隣のパートと短2度でハモる聞かせドコロが
あっちにも、こっちにもあるんだが、
これがまだ不安定なんだなぁ。

もう1曲の「Heart to Heart」の方が、
破綻がないようなんですが、
元々の曲が合唱団員用ではなく、
一般の人も歌えるような作りになっているせいか、
意外と女声陣にとっては、鳴らしにくい
低い音で大事な部分があったりする。
低い音を出そうとして、ポジションを変えると、
その次の音程が分からなくなったりする………らしい。

んが、ソプラノがムリヤリ鳴らさなくても、
実は他のパートも同じ音をカバーしてくれて
いるという作りなので、あせらなくても大丈夫。
下がつらい人は、無理に出さずに、出る高さから
出せばいいよ~♪くらいの軽いノリで乗り切る予定デス!
  ↑
ムリクリで出そうとすると、逆に後の方の
ポジションがアワワになって、
次、どこに行くんだっけ?
で、てんで歌えなくなるのであった………。_| ̄|○

●「蔵王」のうち6曲を見ました!

3月中は、ちょうどH部さんとスケジュールが
合わなくて、伴奏なしでやってましたが、
今日はサクサク弾いてくださったので、

「蔵王賛歌」「苔の花」「どっこ沼」
「雪むすめ」「樹氷林」「早春」の6曲を
やりました。Mっちゃんが音取り音源を
見つけて購入手配をしてくれたおかげで、
自宅学習も進んでいる!(ということにしておこう)

それぞれの曲で、曲想や音程や、
いろいろ問題点を洗い出し、
それぞれのメンバーが、
「ナルホド、だからここが出来ないんだなー」と
チェックを進めています。
みんな、えらいな~♪

闇雲に歌って、出来ないところは
出来ないー(-_-;)
で投げ出さないで、ナゼ出来ないのか考えて、
どうしたらそこが出来るか、それぞれ工夫して
くれています。今日のところは、まだここが
出来ないけど、こうしたら解決するかも
しれないから、自分でやってみよう!
と、それぞれがそれぞれの計画に従って
自主練してくれるんで、頼もしい限りです。

高校以来合唱してないオタマさんも、
「これやると、早く鳴りが戻るかもしれないヨー」
と私がちょろっと言った練習を、なんか、
毎日やってくれてるみたいデス。

で、練習1回ごとに、鳴り方が違ってきてる!

うわー。これだから、元がイイやつはスゴい。

●で、今日のお遊び♪

っつーか、今年のデュエットは、
こんなのも楽しくないかなぁ、
と思って持って行った譜面が大うけしまして。

昔懐かしい「NHKみんなのうた」「NHKこどものうた」
シリーズです!





去年のイースターの時、
埼玉のうちの譜面棚を物色して、
叔父が使わない女声譜や子供譜を
大量にもらって(取り上げて?)きてありまして。

※ついでに、叔父が2冊あるというので、
これもゲット! なつかしの赤本!



NHKシリーズは亡くなった叔母が大事に使っていたもので、
昭和40~50年代発行のシリーズ。

サトウハチロー・中田喜直コンビの

「さわると秋がさびしがる」
「とんとんともだち」とか、

山本直純編曲の「ねこの子もりうた」なんてのがあったり、

野坂昭如作詞の「おもちゃのチャチャチャ」も
もちろんあるし、

浜口庫之助作詞作曲の
「えんぴつが1本」、

さらに、まど・みちお、大中恩コンビの
「ドロップスのうた」があった!
※これ、大中さんだったんですね~。
道理で~(≧▽≦)

てなわけで、

「さわると秋がさびしがる」「ねこの子もりうた」
「えんぴつが1本」「ドロップスのうた」を

つい振り付きで、楽しく歌いまくってしまいました❤

子供の歌、大好きなんですよ~♪

あまりに1人でオンステ状態になっていたので、
みな、呆れかえっていた………いえ、マシャカ!(^。^;)

これらの曲、
次のアリス慰問でも全部使えますよネ!
ウンウン(*^▽^*)
ってことは、みんなも歌うんだよ、ウン!
(自分が歌いたいもんで、決めつけ)

アリスの担当者オタマさんも、
「歌って~♪」と言ってるもんネ!
 ↓
ってか、次回アリス慰問では、
一緒に歌わないとダメじゃん!

とまあ、本日も、3時間たっぷり
楽しませていただきました!
次回も楽しみ~にしています。
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●5曲もやるわけではないのですが

三善晃の合唱組曲『五つの童画』から、
「砂時計」と「どんぐりのコマ」という
超絶むじゅかしい現代曲をやることになりまして。

まあ、日々格闘しているワケですが。

いやぁ、現代曲と言えば、
以前お聴きした間宮芳生さんのオペラ『ポポイ』を
思い出します。今回やってる曲と、どことな~く
似た雰囲気の音形があったなぁ………と、
ふと思い出したのですが。

この舞台は静岡AOIでの公演で、
磐田バッハでお世話になっている
カウンターテナーの上杉さんがポポイ役でご出演。

で、倉橋由美子の作品の舞台化!
  ↑
これにオタク心をそそられた。

なもんだから、いそいそと聴きに行ったんですが、
まあ、おっそろしく難しい曲が次から次へと
展開していき、また超絶ステキなソリストさんたちが、
全てパーフェクトなピッチで、すごい訴求力で
歌っていく、それこそ名人の離れ業炸裂!
みたいな舞台で、これぞ、倉橋由美子世界だぁ!
で感激しつつ、内心、いやぁ、こんなとてつもない
音程、歌えんよ……(-_-;)と、コッソリ思っていたんですがぁ。

ましゃか、我が身に、そのような
とてつもない音程が降りかかってくるとは、
『ポポイ』を観ていた時には、想像すらしてませんでしたヨ。

●仕方ないんで、いろいろ工夫して挑戦中。



工夫その1)Evernote音源❤を作った!

せっかく参考資料があるのだから、
目一杯活用しなくては!

ってことで、今回は
Evernoteに音源をコピペ(*^▽^*)

いつもは、音源をCDRに落として、
車で移動する時にかけまくったりするんですが、
どーも今回の2曲は、流して聴いてても、
うまく進められないよーな気が。

で、最近お気に入りで、
英語の小ネタやら、お気に入りレシピやら、
アクセス地図やら、仕事の原稿やら、
はたまたネットで拾った資料やら、
ともかくどんどんコレクションして、
ノートに仕分けして喜んでいるEvernoteを
活用してみることに。

これ、思った以上に重宝でした!

譜面を読みながら、音源を聴いて、
一緒に歌ってみたりするワケですが、
「あれ! 今のところ、音がズレた~(ToT)」
になったところで、再生をサクッと一時停止して、
譜面を見直し、音の幅を想定し直し、
「よし、もう一回挑戦!」と、
ちょっと前から再生し直し………みたいな
失敗したところをつまみ洗いし直すのに
超便利!

CDだと、ついうっかり、
出来てないところは出来てないままに、
聞き逃しちゃったりするんですよねー。

で、1ページごとに、ジャブジャブと
つまみ洗いをしまくる、と。

細かい指示も山ほど書かれている譜面なので、
絶対「流し」は禁物~!!

工夫その2)校正の神文具を活用しまくる。



今や校正作業に欠かせない大好きな文具・
フリクションシリーズ。
写真のは、ボールペン数種と
マーカーとカラーペン。
間違ってもすぐ消せる、というのは
ホントにストレスフリーである。

昔は、譜面への書き込みは鉛筆だったのですが、
年齢とともにだんだん目も衰えてきているので、
鉛筆書きだと、光っちゃって、
咄嗟によく読めないんですー。

で、遠目でも、すぐに分かるように、
フリクションシリーズを駆使して、
色分けしたりして、どんどん譜面を汚しています。

まあ、元々、しっかり書き込まないと、
ナットクできない性分なんで、
譜面、汚いんですけどぉ。

いいんだ!
自分に分かれば!

ということで、今、三善譜面は
こんな状態。
 ↓


工夫その3)音が見えてきたところで、細かい表現指示を全て確認する。

歌えてない曲って、オタマジャクシを1個ずつ
目が追ってしまって、その周りに散りばめ
られている速度とか表現指示に気がつかなかったりする。
  ↑
いわゆる1つのピンホール視覚状態!

なので、少し音の形が見えたところで、
1小節ごとに、細かい指示がないか、
確認作業に入ることにしています。

バロック時代には、そーいう表現指示の方法
みたいのが確立されてなかったみたいで、
なーんにも書いてないんだけど、
現代曲となると、話は別だもんねー。

この三善さんの2つの曲は、
よく見るとものすごぉく細かい指示が
入っている。それは、1つ1つの音の表情は、
こうだよ、と教えてくれる貴重な情報源。

歌わなくちゃ、でアップアップしながら、
流して練習してると、見逃してしまいがちだけど、
それじゃあ作曲者は、
「あんなに分かりやすく指示出したのにー(ToT)」と
泣いちゃうかも?!

というわけで、

まずは音楽用語辞典を座右の書としつつ、
いろんな指示を読む。知らない表現指示を
辞典でチェック。
 ↓
本を出してくるの面倒だなー、と思って
アプリを探したら、有り難いことに、
かなり詳しい音楽用語辞典が何種類もあった!
便利!

………で、ついついヘン(?)なのを
見つけてウケる、と。

●音楽用語辞典、ハマるとおもしろいかも。

三善さんの譜面で一番ウケた、というか、
ひぇ~(゚o゚;になったのは、
【bravura】(ブラヴゥーラ)。

英語の【brave】(勇敢な)に当たる単語らしい。
原義は「優れたワザ、勇気、勇敢」で、
音楽用語辞典によると、

「巧妙、熟練」
「奏者の能力を示すために作られた曲の意」

は、はい~??(゚o゚;

ナンですか、それ?!
食べたこと、アリマセン………。

で、これがどこに出てくるか、と
言うと、「どんぐりのコマ」p.56の最後。

【Allegro di bravura】

となっていて、ここから、
死ぬほど言葉数多くて、リズム激しくて、
これでもかーっ!
みたいなセクションに入ってしまうのであった。

な、なんか、

存分に見せつけるがよいっ!

みたいな、それが【bravura】?!(なのか?)

以後、【bravura】状態は、延々と3ページちょい続く!

あまりに忙しい。

うっかりページをめくるのが
遅れると、次のページ頭で、
乗り遅れてしまう。

で、こんな自前の書き込みをする、と。
 ↓


これ書いておくと、書いた時点で、
「そうか、次のページに飛び込む時に
注意しないと!」
と脳が覚えてくれるのか、多少譜面をめくる
手の方がのんびりしてても、何とかなる。
遅れても、書いてあるんで、安心するのかも。

ちなみに、辞典で拾ったおもしろ表現に、

【volti subito】[ヴォルティ・スビート]

というのがあった。

オケの用語かなー。

意味は、

【急いで譜面をめくれ!】

だって(≧▽≦)

略号で、【V.S】とも書くんだって。
思わずおもしろがって、自分の譜面に
書いたのは私デス。

そうそう、もう1つ目新しいのがあった。

英語の用語で、

【stagger breath】(スタッガー・ブレス)
というの。

これ、「ブレスを同時に行わずに、
ずらして行うこと」だって。

ものすごぉくロングトーン………の
ところなどで、隣の人とブレスのタイミングを
ずらして、こっそりカンニングブレスして、
全体の音が途切れないようにする、
アレですよ、アレ!

へぇえ、用語があったんだー!

【stagger】は「よろめく、千鳥足でふらふら歩く」
とか、「かろうじて生き続ける」「動揺する、たじろぐ」
「びっくりさせる」「決心をぐらつかせる」
といった意味の言葉なんだけど、

よくよく辞書を見たら、

「物を互い違いに置く」「~を前後にずらす」
という意味合いがあった。
ナルホドぉ、そういう事ですかぁ。

打ち上げで酔っ払って、
千鳥足になってる話………じゃなかったらしいナ。

●音楽史の本に大当たり!

磐田で先生が時々解説して下さる
「マッテゾンの調性格論」が載ってる本を、
図書館で見つけたヨ~ヽ(^0^)ノ
とAちゃんが言うので、ちらっと見せてもらったら、

左ページに調性の性格論(バロック時代、調が変わると、
音の性格も変わる、としたもの)の一覧表があり、
右ページにはバッハの「シンフォニア」ヘ短調BWV795
のアナリゼがあり、「ため息の音型」とか「十字架の
音型」とか「嘆きの低音」とか書いてある!

「ため息」「十字架」「嘆き」も、
先生が教えて下さったヤツで、

こ、これは、買って勉強しないとっ!

と急いで購入。

『文化としての西洋音楽の歩み
  ~わたし探しの音楽美学の旅』
田村和紀夫著 音楽之友社刊 2013年


  ↑
今、この本が一番のお気に入りなのでアル(*^▽^*)

●実は、音楽史の姿を借りた思想史の本っぽい!

副題となっている「わたし探しの~」
というのが、クセモノです。

「わたし探し」では、いかにも女性向けの
心を元気にするシリーズか?
みたいな気がするんですけど、

何の事はありません。
古代から現代に至るまでの、
音楽美学のバックグラウンドにある
その時代その時代の哲学、
時代を作った思想思潮をも、
コンパクトに解説してくれたもので、
私には絶好の教科書でした!

「わたし探し」というと柔らかいけど、
要するに「自分とは何か」とか「存在とは何か」とかとかの、昔っからある哲学の根本テーマのお話を、
音楽史の中でグングン語ってくれているのです。

つい面白いんで、既にモーツァルトまで
読んじゃって、次はベートーヴェンに突入デス。
本の最後までたどり着けば、ジョン・レノンの
お話まで読める。お得!(なのか?)

たいていの音楽史の本は、
古代の美学哲学については詳しく解説
してくれていて、実は音楽とは、
音を奏でるとか、歌うことが主体ではなく、
天上界やら天空やらの形而上世界の
バランスを数学的に突き詰めていく学問だった………

みたいな話が載っているワケで、

数学まるでだめ子の私などは、
「そうかー、古代だったら音楽なんて
小難しくて、パスだったなー」みたいに
スルーしてしまうかも……という感慨を抱くのみ、
なんですけどね。

この本は、音楽史の重要な時代を支えた
各時代の思想について、ズバズバと
解説してくれてるんですヨ!
そのヘンが、すごく新鮮!

思想史と音楽史って、私の中では
別の柱だったみたいで、あんまり
繋がっていない。(ダメじゃん!)

バッハの時代に、「我思う故に我有り」の
デカルトが出てきて、

「あ! そうかー、そういや、ルネサンスの
後だもんね! そうかー、バロックって、
デカルトかぁっ!」

と、ミョーにウケちゃったりしている。

知ってる人にとっては、
何を今さら驚いているのか?
なんだけどさ………(-。-;)

モーツァルトの時代が
フランス革命の時代だってことは、
子供時代のモーツァルトが、
子供時代のマリー・アントワネットに
プロポーズしたという有名な逸話で
知ってたんだけど、

この本を読みながら、
『フィガロの結婚』が出来たのが
フランス革命の3年前であるとか、

ハイドンの時代はカントの『純粋理性批判』に
始まる三大批判集(「批判」と訳されてるけど、
要は理性とは何か、判断力とは何か、みたいな
事をせっせと書いた本。意外と読みやすくて、
確か昔、『純粋理性批判』の前半1/2をイッキ読み
した覚えがある)の時代であるとか、

哲学史の勉強をするのに、
避けては通れないグレートな哲学者たちの
話がチョロチョロ出てくる。

ちなみに「デカンショー、デカンショー、で
半年暮らし~、ヨイヨイ♪」の「デカンショ節」は、

前述のデカルト・カントに、
ショーペンハウエルが加わり、
「デカンショ」(acronymだー)になってる
んだけど、現象学の大家ショーペンハウエルは、
ベートーヴェン時代、ロマン派の頃に登場
してくる哲学者。掲載写真、眼光鋭い、
強面のオジサン…………(^-^;)

そうかー、ベートーヴェンとショーペンハウエルかぁ。

シュトルム・ウント・ドランクっぽいなー。
激動・激情、任せておきなっ!
みたいなお二方の面構えを見ているだけで、
なんか、ナットクー!

●あ、ナルホドー、で嬉しかった事。

ジョスカン・デプレの辺りを読んでて、
ものすごーくナットクした事がありました。

このヘン、ルネサンス美術から
バロック美術への発展段階とタイアップ形式で
解説されてて、これがわたくし的には
すごくナットク。

ルネサンスで、ギリシャ的理知的なモノが
脚光を浴び、それまでキリスト教中世で
抑えつけられてきた自由な人間性が一気に
解放され、美術の表現もだいぶ変わったんですが、

あまりに何でも明確に、クッキリはっきり
描いてみたら、なんか、画面の統一感がなくなっちゃった!

遠近法創出で、人間の目が見ている感じが
尊重されるようになり、ナルホド、人間の目は、
目の前に起こる全ての事を均等に、明確に
認識してるんじゃないんだ、という事が
分かってきた。

そこに、ダ・ヴィンチが考え出した
「スフマート法」というのが現れて、
これでなおさら、人間の目に嬉しい絵が出来た。

スフマートというのは、要するに輪郭線を
ほわほわほわ~、とぼかす手法。

それまでの絵は、物を描くのに「線」と「面」で
描いてきたのだけれど、人間の肌なんか、「線」で
捉えると、はなはだ硬質。で、線をぼかす
手法が考え出されたワケ。一番の実作例は、
「モナリザ」の手の表現かなぁ。あれ、
見てると吸い込まれちゃうよねー。

で、このスフマート的な手法を
音楽でやったのが、ジョスカン・デプレだ、
っていうのが、この本の主張。

全てのパーツを均等に目立たせるのではなく、
目立たせるところと、そうでないところの
「対比」(これ、バッハでも重要!)
をつけることによって、描きたいテーマに、
自然と人の耳が、人の目が引き寄せられる。
それがジョスカンの起こした革命的な部分………
だったらしいデス。

ナルホドぉ~ヽ(^0^)ノ

そう言われてみると、
なんとなく分かったような気がするー。

●さらに嬉しかった事。

古代ギリシャの音楽を解説しているところで、

ニーチェの『音楽の精神からの悲劇の誕生』(1872)
の話が出てきて、いっぺんにウキウキ♪

この本は、短大の美学ゼミで読まなきゃいけなくなり、
恐る恐る紐解いた、人生初の哲学的な本でした。

ニーチェが27だか28歳で出した(天才って、やーねー)
本で、実は古典文献学の本で、哲学書として
書き出したモノではないらしい。ところが、
文献学的には、典拠があいまいで、
こんなモノ、認められない、と当時のドイツ
文献学界からは大ブーイングを受けてしまい、
大学の教授だった(再び、天才って、やーねー)
ニーチェは、教職を追われてしまうんだけど。

この本で示された芸術の2大要素というのがある。

アポロン的なもの(理知的、光り輝くイメージ)と
ディオニュソス的なもの(情動、情念的、光に対する
影のうごめき的なイメージ)、の2つです。

芸術は、2つの
相反するものを内包することで、より美しくなる。

陰と陽の示す人間性の深遠。

ニーチェが
残したテクニカルタームは、今でも
しっかり生きています。

ちなみに書名に出てくる『悲劇』とは、
『ギリシャ悲劇』の事で、オイディプスの
物語などを演劇と音楽で演出するモノです。

※最初、ゼミの先生に「これを読め」と
言われた時には、まだ「ギリシャ悲劇」の
存在すら知らなかったんで、
一瞬「メロドラマ? 昼メロ?」とか
イメージしちゃったものですが………(^。^;)

で。

短大生当時、決死の覚悟で読み始めた
ニーチェでしたが、なんか、意外とツボに
はまってしまい、夢中になって読んでしまいました。

『悲劇の誕生』を読み終わった後も、
ニーチェ熱が覚めず、確か2、3冊目を通した
覚えがありますが、「ニーチェはハマりやすい
んで、注意が必要でアル」という噂なんで、
そのヘンでやめておいた。(三島もハマって
読みまくったけど、こーゆー天才肌の人の本って
ハマりやすいよねー)

とまあ、そんな思い出の本が、
音楽史の本の中に出てきたもんだから、
ちょっと嬉しくなっちゃって、
つい引っ張り出してみた。

Kindleを捜したら、英訳版
もあったので、第1章の1項まで、ざっと
見てみた。

そしたら、Elysiumという単語が
目に飛び込んできた。

え? あれ?

これ、ベートーヴェンの第九に
出てくる「エリュージウム」(天国の楽園を指す)
だよね?!

なんで、ニーチェに出てくるの?!

で、慌てて西尾幹二先生訳の日本語版に
戻って解説を読んだ。
※昔は岩波文庫で読んだような気がするのだが、
Kindleでは、中公クラシックスというので出ている。
解説によると、ニーチェの『悲劇の誕生』は
西尾先生にとっても若き日の初めての訳本で、
記念碑的なモノなんだそうだ。そうかぁ~( ´艸`)←ファン

ニーチェのワーグナー崇拝は有名な話で、
この『悲劇の誕生』も、後半はワーグナー崇拝
論調なもんで、そのヘンも学界で叩かれる要因
だったのだと思うけど、

フレデリック・シラーとベートーヴェンへの
思い入れも並々ならぬモノがあったようで、
よくよく「エリュージウム」辺りを読み返して
みたら、

なんだ、これ、
第九のバスソロ冒頭部分、
ほとんどそのまんまじゃん!

でした。

短大生当時は、まだ第九未経験だったんで、
沁みなかったんだなー。

第九、1回でもやると、
Elysiumの発音とか意味とか、
徹底的に教えられるもんねぇ。

そうかぁ、ニーチェ先生も、
第九で、
シラーの詩に燃え上がったクチなんだ。

なんか、一気に親しみ湧いちゃったよ。

ちなみに『悲劇の誕生』発刊の1872年は、
ベートーヴェン没後45年。

ほとんど同時代の大先達って感じだったのかも。

哲学者なんて、まあ、自分とは
全くレベルの違う人々なんだけど、
思想の根底にあるのは、
実は心の経験で、

ちょいと小難しい事を言ってるみたい
だけど、きっとこういう事を言いたかった
んじゃないかなぁ、というのに行き当たる
事がある。

うん、なんとなくワカルよ、
そうか、そんな事考えたんだ。
じゃ、言葉ではうまく言えないから、
音で表現してみようかな。
いやいや、絵の方がうまく表現できるんじゃないか。

………なんて、みんな考えて、
いろんな作品を作ってきたのかもしれないなー。



●三善コワい病、発症中!

先日磐田に練習に行ったら、
合唱練習後に先生に
取っ捕まり、イキナリ個人レッスンしごきが~(T_T)

で、また貴重なヒントを
いただき、さらに毎日はげめ、と。

いやその、コワいけど、
とてつもなく有り難いデス。
こんな丁寧に発声を直して下さる先生、
他にいらっしゃいません。

で、さらに、奥様のK子先生から、
7月24日に本番あるからー、という
オソロシイお知らせが。

多分フォーレク(フォーレの
レクイエム)になるんじゃないか、みたいなお話が。

ギャー(゚o゚;

ああ、また練習する曲が増えている………_| ̄|○

で、現実逃避。

のだめの12巻を懐かしがって読み返し。

バッハの勉強をしているのだめが、誘われて教会へ行くシーン。聖歌隊が歌っているフランス語の聖歌が「あめのみつかいの」(後半部の「グローリア」で有名。讃美歌集では、別の歌詞が付いている)である事に気付き、ニマニマ。

たまたま以前、何かで調べて
いて、この曲のフランス語歌詞を
目にしていたので、1人静かに
オタク萌え。

日本のカトリック聖歌集は、フランスの修道会が伝えた曲が多いそうです。

ちなみに、プロテスタント系で歌われる賛美歌集はアメリカ由来。聖歌と賛美歌で、共通して歌われる曲もありますが、中高がカトリック校だったので、やっぱり聖歌の方が馴染み深い。

うーん、この曲日本語でもいいけど、フランス語もいいよね~♪

と、1人で和んでいたが、
いかん、時間のある時に
さっさと三善の音取り練習
しておかないとっ!

と、ハタ、と気付き、
譜面と筆記具持って、
ピアノ部屋に駆け込む、と。

30分くらい軽くやろう、と
思っていたが、2曲とも難物過ぎて、ちょっと通しただけで
1時間かかってしまった(ToT)

そして、書法があまりに
モダーンで複雑で、
アナリゼのアの字も出来ないーっ!(ToT)

何が難しいって、
伴奏を弾いてみても、
合唱部分の構造が見えてこないところ。

たいがいの合唱曲では、
伴奏の和音をおさえていけば、
合唱の和音構成のヒントが
散りばめられていて、
ああ、ナルホド………、
ガッテン、ガッテン!
と安心して歌の練習に
入れるモノであります。
(えーと、少なくとも私は
そーやってやるんですが)

ところが今回の課題曲2曲では、
それがほとんど通用しない。
(よーな気がする。まだよく
分かってないからかもしれないが)

音取り参考音源をせっせと
聴いてみたが、ヒッジョーな
難物であることだけは分かったゾ、うん。

一曲目のなんじゃ、コリャ?
どーやって数えたら、正確に
行けるんだ?

という変拍子の嵐に、
何とか当たりを付けようと
聴いてみたのだが、

3/8から5/8に動くのはまだ良いとして、3.5/8とか、
4.5/8とか、5.5/8とかァッ!

分数表示になってるよ、コレ………(ToT)

ううう、どーして素直に16分の………で表記しないんだろう。
6/16とか、10/16とか、7/16、9/16、11/16
とか書いておいてくれた方が
私には分かりやすいんだけどなー。16のノリじゃなくて、
8のノリを意識してネ♪
つーことなんだろうか。

分数表示見ただけで、

こんなの入力するなんて、
私には絶対ムリ!!

と、逃げ腰必至になる。

最近は、怖がって譜面作成ソフトからすっかりご無沙汰してるんで、
よくわからんのですが、

こんなワケわからん変拍子だと、
スキャンでお手軽入力、というワケにはいかないんじゃなかろうか。

だいたい合唱とピアノが
かなり違うことをやっていて、

音数、めっちゃあるし、
臨時記号の嵐だし。

よしんば自分で入力出来たと
しても、果たして正確に入力
されているのか、
確かめるのが至難のワザだ。

よ、良かった。
自分で入力してみようとか
思わないで、ホントに良かった。

(-。-;)はぁ~。

ともかく曲想になれるために、
毎日聴くしかないなー。

で、参考音源として、
郡山二中の演奏を聴いたら、

はぁぁ、これ、中学生なんだよね………と、ため息の出るような
すんばらしいdiction。

基本トレーニングが盤石なんだろうなぁ。見習わないと。

……初回練習までに、
何とか少しは形になるのかなぁ。

ものすごーく不安………。
 ↑
だがもう、ヤルしかないっ!
ガンバれ、自分!!

●アンサンブル練習はなごやかに進んでいる。

静岡組練習は、花粉症全盛期
でみんな体調もう1つだと
言うのに、ガンバって集まって
下さり、少しずつだが
前に進んでる感、大。
感謝。

静岡組ステージ用の
ロマンチックな2曲と、
「蔵王」のアレとかコレとか、
サクサクサク~、と
イースターサンデーの
27日に2時間ほどやりました。

「蔵王」で追加となった
「雪むすめ」と「樹氷林」も
小当たりにやってみましたが、

「雪むすめ」のSoprano soliは、
ソプラノ全員でやるより、
むしろO井さんとカモちゃん2人
の方が響きも揃ってキレイ
なんじゃないかなー、という
話になりました。

で、他のソプラノ要員で
メゾのハモリをきっちりやった
方がハミング部分が安定するのではないか、という感触でした。

「樹氷林」は、時間がなくて、
出だし部分をちらっと見ただけ
ですが、このバックグラウンド的
ハモリ部分は、ともかくソプラノがきっちり動いて、ちゃんと
戻るべき高さに毎回戻る、という
のを徹底させるのが大事かな?

D-C# D-C# D-C#-A-C# D-C#×3

という動きで、実はこのD-C#の半音の幅が非常に不安定。ソプラノのD-C#-Dが毎回ちゃんと同じ場所に着地出来れば、他のパートは動きやすいハズ………なんだけどなー。

内声部を支えるアルトやテナーは、見事に半音階進行をこなすものですが、ソプラノは半音階、
超苦手デス。高いからかなぁ。

メゾ音程は、カモちゃんが
「取っておくー♪」と言って
くれてるので、メゾはお任せして、とりあえず残りの
ソプラノ要員をしごく、と……。

で、エクセレントなT井さんと
Y川さん始めとするテノール軍団の
朗々たる響きを楽しむ、と♪

いいわ~♪
聴くの、楽しみだわ~~(≧▽≦)
  ↑
と、プレッシャーを与えておく、と。

意外と曲のノリに入りにくい
感触があるのが、第1曲目の
「蔵王賛歌」。
  ↑
なんか、以前やった佐藤眞さんの
曲集「旅」も、第1曲目で
難渋したような。

どーもこの、清新な雰囲気に
スルッと入るのが難しい。

若者だったら、逆にあまり
考えずに、スルッと入りそうな
気がするんですけど、
中高年は「いいのか? こんな
爽やかで?!」みたいな気持ちに
一瞬なってから入るのではないか?(あくまでも個人的感想ですが)

この第1曲目、この曲集の
中で一番有名で、よく愛唱歌
としても演奏される終曲の
「早春」に、どことなく似ている……というのも、なんか、
引っ掛かる原因。

調性感も似ているような
気がしちゃうしなー。
 ↑
けど、よく見ると、
「蔵王賛歌」はD-majorで
「早春」はD♭-major。
よく似てるけど、実は
♯系と♭系!
ビミョーに違うのネー(-。-;)

「早春」の爽やかさは、
直前にあるおどろおどろしい
「樹氷林」を踏まえて、
さらに明るく輝かしい、って感じで納得できるんだが、

初っぱなにある「蔵王賛歌」は、
前奏も何もなしで、イキナリ
「万緑充(み)てる蔵王!」
と断言されちゃう。

イキナリ、「青春真っ只中だぜ、イェイ!」みたいな?

かなり決然とした意志力を
もって対戦しないと、
曲の世界に入りきれない。

第1音目に決然とダイブ!
ですな。

まあ、要は準備の仕方……なんだと
思うけど、なんとな~く
日常を背負ったままで、 
ダラダラ~となし崩しに
入ったが最後、

蔵王の万緑に呑み込まれて
アップアップになりそうデス。

思い切りよく、「蔵王」界に
飛び込めるよう、4月の練習は
ピッチをグイグイ上げたい!
と、今、譜面を見直しながら
1人ひそかに反省中のワタクシなのでございました。








●怒涛の年末年始が終わり

こまごまとしたタスクも終わり、
確定申告も終わり、
スッキリと自分のなすべき事に戻る………と。

年がら年中忙しがっていますが、
これ、要するに、ヒマなのが嫌いな
自分の性格が、いろいろ呼び込んでいるかららしい。

先日仕上がった英語俳句の本を
親友に送ったら、我から呼び込んどるから、
まー忙しいのはしゃーないだろー……的なコメントが。

くそー。

やっぱりな。

良く分かってらっしゃる。(-。-;)

それにしても、昔に比べると、
うちの確定申告は、格段にイージー(*^▽^*)

父の時代は、曲がりなりにも青色申告だったので、
1ヶ月近くかけて帳簿整理の波と戦い、
ヘトヘトと申告書にたどり着く………だったが、
(だいたい国から支払われる国保その他の
お金が2月の末にならないと、支給されないので、
ギリギリまで実質収入を計算出来ないのもストレス)
病院も閉めちゃって久しいので、ほとんど相方個人の
申告をちゃちゃっとやれば良く、いやぁ、
個人の申告って、なんてお手軽なんだ~と(≧▽≦)

………だが、うっかり和んでいると、
締切ギリギリになったりする!(ありがち)

●で、今年も既に2ヶ月が過ぎ、3ヶ月目なんで

うまずたゆまず、日々俳句と向き合われるYさんは、
既に1月2月分の日本語俳句と英語俳句を
仕上げておられまして。

どんだけスゴいんだろう、この大先達………。
毎日毎日一句ひねり出し、それを一年続ける
のだって、すごい精神力と持続力。
で、それをチャカチャカとご自分でPDFにして、
ささっとメールで送ってこられる。仕事、早っ!
今は引退され、悠々と趣味に邁進されているわけ
なんだけど、現役時代はどんだけ
有能ビジネスマンだったことか。

とても真似できんわ…………(-_-;)

とか言ってたら、2ヶ月分の校正原稿が
どどん、と!(キャーッ!)(゚o゚;

で、例によって、ヒイヒイふうふうと校正にかかり、
週末2連チャンの磐田・浜松詣での往復は、
JR車内を仕事場にして、必死こいて朱を入れる。

(日)の練習の帰り、まっちゃんとAちゃんと
3人で電車に乗ったのだが、失礼して仕事に入り、
小さい電子辞書(ガラケー位のポータブルなヤツの
くせに、広辞苑とジーニアス英和和英、さらに
漢字源まで入っているスグレモノ)を振りかざし、
せっせと作業。時々、電子辞書だけでは足りず、
スマホでネット接続してwikipediaをチェックしたり
するんで、同じ車両に乗り合わせた人は、
落ち着かないったらありゃしない………と思います。
すんまへん。(ひどい時は、Kindleを取り出し、
Oxfordを引いたりするんで、まっこと見ている人は
落ち着かないことと思われる。見ないでくだしゃーい)

※Aちゃんの観察によると、向かい側だか隣だかの
女子高生らしきコがガン見していたらしい………。
てんで気づかなかったヨー。

どうも夢中になると、周りの事など、
てんで見えなくなってしまうんだよなー。
昔も、娘がテレビで「おじゃ魔女」とか
ガンガンかけてるところで、いきなり原稿に
ハマって書いたりしてたもんなー。

結構、周りでワイワイやってる場所の方が
集中力が発揮されるのかもしれまへん。
てなわけで、電車の中で仕事するの、好きデス。
(周りの迷惑、省みず。困ったものでアル。)


 ↑
愛用の電子辞書

●何でも習っておくもんだなー

………と、改めて思った件が1つ。

英語俳句の中に、abbreviation(アブリヴィエーション)
というのが出てきたんですよ。

「略字」と訳される言葉で、
語源を辿ると、ラテン語のabbreviare(短くする)
から来ていて、さらにこの動詞は「短い」という
形容詞brevis(ブレヴィス)から出来たそうで。

あ!

モーツァルトのMissa Brevis(ミサ・ブレヴィス)って、
ここから来てるんだぁ!
ナルホド、短い(つーか、やたら速くて口が回らん)
ミサ曲でアル。

で、話はabbreviationに戻るのだが、
これ、日本語なら、例えば
「あけましておめでとう」→「あけおめ」
「スーパーコンピューター」→「スパコン」
の類のことで、ともかく短く縮めた言い回しの事を言う。

で、その中で特にacronym(「アックロニム」的に発音する)と呼ばれるモノがある。

今回の俳句に出てきたものは、
abbreviationというより、acronymに当たる
ものなんじゃないかな~??
と思って、あちこちの辞書を引いてみた。

ウィズダム英和辞典によると、「頭字語」。

………何のこっちゃ。(辞典編集者の苦労がにじみ出ている!)

オックスフォードによると、

an abbreviation formed from the initial letters of
other words and pronounced as a word, e.g. NASA, RADAR.

「略語のうち、単語の頭の文字を
取ってつなげ、1つの言葉として発音されるモノ。
例)NASA、レーダー」

となってまして、日本では「略号」という認識
のモノですね。

【NASA】は【the National Aeronautics and
Space Administration】の略号で、

【RADAR】は【Radio Detecting and Ranging 】の略。

USAもそうだし、WHOもそうだし、LEDもそうだし、
ASEANだってそうだし~(≧▽≦)

と数えていくと、実は世の中アックロニムだらけ。

たいていのアックロニムは、大文字なので
目立ちやすいですが、「レーダー」みたいな
普通名詞化しちゃったものは、小文字表記なんで、
由来が略号とは思えなかったりする。

ちなみに、「レーダー」と並んで
普通名詞化されて小文字表記の代表格に
なってるのが「レーザー」(laser)。

略さず書くと、

Light Amplification by Stimulated Emission of Radiation

な、なが…………( ̄。 ̄;)

レーダーもレーザーも、軍事用語で、
それが1番一般化してるっての、何だかなー、
と思いません?

このabbreviationとacronym、昔ボストンの
秘書科学校で超キビシい、授業中ニコリともしない
先生(忘れもしない、Mr. Bains。このセンセイの名前
がうまく発音できなくて、教卓の前に呼び出されて5回も言わされた)
に叩き込まれたのでしたー。

………最近まで、すっかり忘れてたんですけどねーヾ(^^ )

英語俳句を見ているうちに、
「あ! コレは、アレだ! acronymってヤツだ!」
と、突如として思い出した。

いやぁ、日本じゃ役に立たない知識だなぁ、
と思って忘れてましたが、意外なところで
役に立ちましたネー。

ちなみに、acronymの語源は、ギリシャ語の【akron】
(先っぽ、先端)だそうです。
 ↑
※オハイオ州にあるアクロンも、この意味から
来ているらしいです。

※ちなみに、「アクロンなら毛糸洗いに
自信がもてます~♪」のCMソングで
有名なおしゃれ着用洗剤は、ギリシャ語由来ではなく、
どうも「アクリル」+「ナイロン」の造語らしいとか。

●てなことをやってるうちに

そろそろ4月が近づいてきた。

ってことは、ソーニョの初練習も近いってことだ!

キャーッ!

ソーニョの本番7月よりも早く本番予定に
なっている磐田バッハの団内演奏会、
『カンタート・イン・静岡』(要するに、
自分の好きなソロを歌い倒してしまえ~大会)が
近いので、そちらの練習にかまけてましたが、
昨日ちょろっと広いスペースで歌わせて
もらったら、だいぶ感じがつかめたので、
しめしめ、これで落ち着いて三善の練習に
入れるゾ、と………。

で、難物のドングリの曲をチラ見して、
コッソリ音取り。

音はナンとか取れるんだけど、
これ、言葉が付くのかー?!
流して歌ってると、いつまでたっても
グチャグチャなところはグチャグチャなまま、
になりそうな曲なんで、とりあえず1小節ごとに
つまみ洗いして、キッチリ仕上げていかなければ!

………なんだけどさ。
後ろの方に、High HとかBとか、その辺、
ありまくりなんですけど?!(゚o゚;

普段A=415hzで楽をしてるんで、
現代曲をやるには、この感覚を
A=440hzに戻してやらないといけない。

以前は、この調整にちょっと手間取ったんですが、
まあ、今は何とか。(ブラームスのドイツレクイエムを
ピアノ連弾版でやったおかげらしい)

なんだけど、440hzでHとかBとか、
キレイに出せるんか???(-。-;)
というのが大きな課題でアル。

くっそー。

今年も挑戦されてるなー。
くやしいから、キッチリ仕上げてやるー!
 ↑
どうも、根っからの負けず嫌いらしい………。
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