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合唱のこと、英語のこと、本のこと、友達のこと、仕事のこと・・・とりあえず、ダラダラ続ける日記です。

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奈良だ、奈良だ~(*^▽^*)Part 1
●古代史好きにはたまらない聖地・奈良!

娘と2人、憧れの奈良にやって参りましたー!

2人揃って、古典オタクなので、見るもの聞くもの、フィーバーのタネ!

第1日目は、観光タクシーで、



①唐招提寺
②薬師寺
③平城京跡(朱雀門・大極殿を車中から)
④前方後円墳巡り(車中から)
⑤東大寺+二月堂
⑥興福寺五重塔

と、これまた盛り沢山のルート。

ホントは、ここに春日大社も入るコースなんですけど、
時間が押せ押せになってしまう上に、上記6ヶ所で、もうもう満腹! というぐらい見どころがあります。で、春日大社はパス!

●何はなくとも、鑑真和上!

鑑真和上像、自分が大好きなんで、娘にも是非見せたい!

という野望の下、まずは
唐招提寺詣で。



残念ながら、ホンモノの和上像は、普段は拝観できず、
平成になってから、同じ乾漆技法で作られた御影像(お身代わり)にお参り。

ガイドをして下さった運転手さんによると、あの名曲『昴』は、元々鑑真和上の生涯に材を得た井上靖原作の映画『天平の甍』の劇中歌(主題歌かな?)だそうで、歌詞は、実は鑑真さんをイメージしたものなんだって。

目を閉じて何も見えず~♪

ナルホド!
そう言われてみれば!
歌があまりにヒットしちゃったんで、元々の映画の話は忘れてましたねー。これから『昴』を歌う時は、鑑真さんに思いを馳せなければ。


 ↑
鑑真さんの眠る御廟。手前にある灯籠には、今でも毎日灯明が。




 ↑
で、この阿修羅ちゃんは、
唐招提寺を出たところの
お土産屋さんのガチャポンで
娘が一発でゲットしたもの。

「阿修羅像が人気なんですけど、なかなか出ないらしいんですよねー」
「レアものなんですねー」

と、運転手さんとのどかな
会話をしていたら、娘が
ガチャポン、と!

出た瞬間に、
「よっしゃーっ!」
とか叫んでおった(^◇^;)

●薬師寺は、三蔵法師のお弟子さんが開いたお寺であった!

阿修羅ちゃんフィギュアゲットで、幸先のいいツアーとなった私達の次の目的地は、
薬師寺。

「ゆく秋の大和の国の薬師寺の塔の上なるひとひらの雲」で有名なアソコです。

佐々木信綱が詠んだのは、薬師寺の東塔………なんだそうですが、現在修理中で見られない。西塔を拝んで、まあよし、とする。ひとひらの雲………というより、なんか、勇壮な雲が出てた!







由来を読んでいたら、このお寺の開基は、唐に渡って玄奘三蔵法師のお弟子になった方。なもので、薬師寺は、玄奘三蔵を寺の祖として崇めているんですって。

ナルホド!

それで、三蔵法師の『大唐西域記』をテーマとした平山郁夫画伯の大壁画があるんだー!

玄奘三蔵は、タクラマカン砂漠で水がなくなり、熱中症で死にかけ、運良くオアシスにたどり着き、九死に一生を得たり、

天山山脈を命からがら越え、ついにはバーミアン(現アフガニスタン。タリバンによってバーミアン遺跡が破壊された事件は記憶に新しいところ)、ガンダーラ(パキスタン)と過ぎ、インドにたどり着きます。

苦難の末にたくさんの経典を中国に持ち帰った玄奘は、唐の太宗皇帝の庇護の下、50人のスタッフを与えられ、1,335巻の経典を中国語に翻訳する事を得ます。

日本に伝わった経典の数々は、みんな、この玄奘が苦労して運び、翻訳してくれたものなんですよね。

玄奘訳の経文の中でも、一番馴染みの深いのが、「般若心経」。ちゃんと冒頭に「唐の玄奘が訳したものだよ」と書いてあります。

ヤッパリ、奈良に来ると、
初めて仏教が日本に伝来した頃の息吹きを感じますネ~(*^▽^*)


 ↑
額は、「不東(ふとう)」。
仏典を得ずしては、東(中国の方向)には決して行かない!」という玄奘三蔵の決意を表す言葉だそうです。

●車中から平城京跡

薬師寺では、ものすご詳しい解説もお聞きでき、むちゃくちゃフィーバーしてしまったので、ちょっとお疲れモードに入った私たちでしたが、
せんとくん付きのEV車タクシーで楽々移動。ああ、なんて、有り難いんだ。

既に吉野の桜は終わってしまい、気温もほとんど初夏状態で、外をちょっと歩いただけで汗だく。エアコン完備のタクシー様々です。

で、平城京跡(要するに発掘現場)をぐるり、と周り、復元された朱雀門と大極殿を遠目に見、ヤッパリ柱はエンタシスだぁ、とか言ってたのですが、

次の目的地たる東大寺に向かうところで、

それは見事な前方後円墳をいくつも見せていただきました♡

まず最初は、誰の墓か比定はされていないんだけど、これぞ典型的な前方後円墳(周りを壕に囲まれており、形がはっきり分かる)を一周。

若葉が鮮やかで、穏やかな水面がきれいで、2人で大騒ぎ。(あまりにフィーバーして、写真を撮り忘れた!)

カーナビで見ていくと、
意外と次々と前方後円墳が出てくる。

宮内庁が管理している古代の天皇陵や皇后陵もありました。最後に聖武天皇陵にも!

何故か隣が保育園(幼稚園だったか?)の建物で、可愛い動物の絵柄の外壁がミスマッチ~(≧▽≦)

聖武天皇陵は、周りに壕がないタイプなので、ちょっと見は、単なるなだらかな小山。言われなければ、ここに聖武ちゃん(すいません、ファンなんで)が埋葬されてるとは分かりません。

運転手さんのお話によると、奈良はともかく埋蔵文化財が多く、ちょっと掘れば、すぐに昔の瓦などが出てくる土地で、家を新築する時も大変なんだとか。(うっかり何か出てくると、家の工事は差し止めで、発掘が始まる。で、その発掘の費用は、家の持ち主負担になっちゃうんだって!)

そう言えば、ちょっと前にも、長屋王の邸跡を示す木簡とか、出てましたよね。

●で、ででん、と大仏殿!



この日は修学旅行生大当たりの日でして、どこへ行っても観光バスからゾロゾロと、中学生とおぼしき子供らが。

東大寺大仏殿など、
人の頭をよけて写真を
撮るのが至難!

とは言え、やはり奈良まで来て、大仏殿を見ない、という手はないので、せっせと拝観。

そして、回廊沿いに、たくさんのお土産物。

わぁい! 
面白いもの、ないかなー?

と流してみたら、
ミョーにシュールな
2色ボールペンシリーズが!



そして、大爆笑できる
絵解き風お経の手拭いが!



ボールペンは、福耳の大仏さんと、鹿せんべいを握りしめた鹿。どちらも面白いので、
静岡のマニアな人々へのお土産にしました。手拭いは、自分のお楽しみ用(なんだが、一応資料にもなるな、と自分に言い訳してみる、と)。

そうそう、奈良名物の鹿にもちゃんと会えました。エサがないか、と寄ってくるので、とりあえずなでくり、なでくりしておきました。





なんでも、夏がブ暑い奈良盆地では、鹿は暑がって、よく池にドボンと首まで浸かっているんだとか。
 ↑
温泉に浸かるお猿さんやカピバラさんじゃあるまいし。イ、イメージ、違う。

で、実は夜行性なんで、
夜になると、あちこち
グイグイ闊歩してるんだとか。
 ↑
じゃ、昼間ノンビリゆったり歩いているのは、単に活動時間じゃないからなのか?
 ↑
再び、イメージ、違うー!

●そろそろ大分疲れてきたんだが、そして、神社仏閣は、夕方5時には、みんなクローズなんだが!

「もう時間がないっ!」

と叫びながら、とりあえず二月堂を駆け上がり(気持ちだけ。足は上がっていなかった)、お浄めの水をいただき、上から奈良盆地の景色を愛で、







さらに、既に閉門なんだけど、有名な五重塔には行けるから、ということで、ソッコーで興福寺に行ってもらい、

五重塔を激写!



日が伸びてきたおかげで、
美しい青空をバックに
五重塔も撮影できました。

いやぁ、堪能しました。

京都に比べると、
奈良は、重要な施設があちこちにバラけていて、実はアクセスが大変。

飛鳥・奈良時代、都が転々と変わったおかげなんですが、
歩いて回るのは、かなり時間がかかる上に、バスは1時間
に1, 2本しか走っていない。
観光タクシー様、万歳です。

今回、石舞台のような山の中は最初からパス、という計画でしたが、車で回ってもらったからこそ、前方後円墳巡りも出来たわけですね。

ま、ちょっと大名旅行気分。年に1度の親子贅沢です。
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