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合唱のこと、英語のこと、本のこと、友達のこと、仕事のこと・・・とりあえず、ダラダラ続ける日記です。

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二人で築いてきたもの 二人で愛してきたもの
●叔母のお墓に初めて行きました

今週火曜日は、埼玉の叔父に会いに
行きました。

「さいたま新都心駅」、初めて
降り立ちました。駅前にアリーナがあり、週末は
ずいぶん賑やかなんだろうなぁ。
ウィークデイの午後は、穏やかな空。

駅前で叔父の車に拾ってもらい、
まずはお墓参り。
DSC_1168.jpg公営の霊園で青空園と言ったかな。
広々として、とても気持ちのいいところ。
叔父が用意した菊の花束をもって
教会のお墓へ。

DSC_1170.jpg霊園入り口には、見事な藤棚があります。
天然記念物に指定されているのだとか。
春は、すごいだろうなぁ。


DSC_1165.JPGここがお墓。二人で通っている
プロテスタント長老派・浦和教会の
共同墓地です。真ん中には
十字架を彫った墓石があり、
「私は復活であり、生命である
            私を信じた者は死んでも生きる」
という聖書の言葉が刻まれています。

左右の黒い石は、共同墓地に葬られた信者さんたちの
墓誌。叔母の名前は、向かって左側にあります。
そして、叔母の名の下には、既に叔父の名も刻んで
あります。
「並んでるんだね」と言ったら、
「一人だと寂しがるからね」と叔父が言ってました。
うん、そうかも知れない。
結婚した頃から変わらずずっと、
熱々ラブラブのカップルですから、
二人で一人、なんでしょう。
二人にとっては、一緒の信仰に生きて、死んでいく
ということが、本当に大切なことなのでしょう。
自分の名前も一緒に刻んでもらう
というのが、叔父にとっては一番自然だし、
一番の願いなのかもしれませんね。

●大事なものをいっぱい詰めたおうち

DSC_1172.JPG今回、叔母の遺した衣料や靴など、
身の回りの品の形見分け・・・の下見
の予定で来ました。
リビングのテーブルの周りには、
叔母愛用のバッグがずらり。
複数の合唱団に所属していたので、それぞれの団で
練習している譜面を分けて入れてあったり、
ご奉仕で高齢者施設に行ってハーモニカを吹いたり
するので、ハーモニカと譜面台と・・・みたいなバッグ
があったり。私もおんなじよーなこと、しています。

衣類や靴など、思い出のあるものは、親しい人が使ってくれるのが
一番嬉しいので、まずは身内の人に見てもらいたい、という
叔父の意向。

叔母はスラリとスマートな人なんで、私よりも
たまちゃんに似合いそうなスーツなどがたくさんありました。
4月から就職するたまちゃんには、これがいい、あれがいい、と
二人で大騒ぎ。

骨格構造が似ているので、靴がまたぴったり。
多少叔母の方が縦長みたいですが、ウォーキング
シューズなど、ぴたぴたっとしてちょうど良い。
たくさん予約しちゃいまいた。たまちゃんに良さそうなのも
見付けたので、これはたまちゃん用、とまた予約。
以前叔母とも話してましたが、幅狭・甲低という
特殊な形なので、なかなか合うものがなく、
細い木型のある靴屋さんを求めて、二人とも
いつも大騒ぎ。いや~血筋というのはあるもんですんね~。

叔父は、うちの父の形見分けで、レコードコレクションや
スーツをたくさんもらってくれ、背広など毎日愛用してくれて
います。ふふ、似合っていて、うれしい。

うちもそうですが、叔父叔母も、非常に大家族的。

実家のおばあちゃんの写真がピアノの脇に飾って
あり、で、ふと見ると、その写真が載っかってるのは、
うちの父があげたレコードコレクションケースだったりする。

たまちゃんパパの絵が飾ってあるかと思うと、
おばあちゃんの俳句を書いた短冊があったりする。
そういう絆が、二人にとっては一番大事なんですね。

DSC_1173.jpgリビングに置いてあるピアノは、
昔、私が荻窪で使っていたヤツで、
ピアニストの娘の、生徒さん用に
いいかも・・・というので持って行き、
代わりに私にはちょっと広めの
いいベッドを買ってくれた、という思い出の品。

懐かしくなり、早速蓋を開き、叔父に「初心のうた」の
譜面を出してもらって弾いたり歌ったり。

「レコード、聞こう」と叔父が言い出し、
自分で組み立てたプレーヤーで、ケンプのピアノとか、
カラヤンの第九とか聞かせてくれました。
それらのレコードは、まだ結婚仕立てで、あんまり
お金がなくてレコードに手が出なかった頃、うちの父が
買ってくれたものなんですって。いついつ買ってくれたもの、と
ちゃんと書いてあ。
「これはお兄さんが買ってくれたもので、
なかなか手が出なかったから、ほ~んと、嬉しかったんだよな~」
と目を細めながら語る叔父は、ほ~んと、嬉しそう。

そういう嬉しい心の交流を
何より大切にしてくれる二人が、
私も大好きです。

今日は叔母のクローゼットから持ち出してきた
若草色のチョッキを着て横浜から帰って来ましたが、
なんだか誂えたようにピッタリで、昔から着ていた
ような、優しい、懐かしい肌触りです。


DSC_1171.JPGピアノの脇には、叔母ご自慢の
ステンドグラス。
近くにステンドグラス作家の方が
いらして、リビングを改築する時に
作ってもらったの~♪と
それはもう、嬉しげに話していましたっけ。

DSC_1174.JPG娘二人の幼い頃の写真も
飾ってありました。
もう色が褪せちゃってますが、
真ん中の写真は、私も大の
お気に入りで、ちゃんとアルバムに
収めてあります。ひなげしの中にお座りした二人が、
それはもう、愛らしくて、かわいくってたまらない。
今ではもう、それぞれいい年の大人の女性なんですけど、
どうしても、この頃のイメージで見てしまうナ~。

あ、そうそう、中学生くらいのたまちゃんとおばが
ニコニコ写っている写真も、叔父の宝物みたいでしたヨ。

今度はたまちゃんも、母上と二人で
ちょっと伺ってみようか?
という話でした。
まだまだ一人では寂しげなんで、
どんどん押し掛けて、元気づけてあげてくださいネ!
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