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合唱のこと、英語のこと、本のこと、友達のこと、仕事のこと・・・とりあえず、ダラダラ続ける日記です。

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歌うことでつながっていると思いたい
●決して避けて通ることができないもの………



大切な人との別れ。避けては通れない、いつかは来るもの、とは思うけれど、内心絶対来て欲しくない、と思っている。

そんな思いとは関わりなく、その日は確かにやってくる。

土曜日、思い出とともに、懐かしいH子ちゃんとお別れしました。

ご実家が父方の遠縁で、ご本人はピアノの姉弟子で、最初にピアノの手ほどきをして下さったのは、音大に行った妹のSみ子ちゃん。

母の高校の1年先輩というご縁もあり、さらに、ご夫君のT先生は、医者仲間という以前に、父の中学からの親友。息子さんで若先生をやってるYちゃんは、小学校時代、ピアノの練習にご実家に伺うと、ランドセルをカタカタ鳴らしながら家に駆け込んでくる、みたいな幼なじみで、娘が不登校になった中学時代は、娘の主治医をしていただきました。

これだけ濃い関係筋である上に、うちはこのご一家にものすごくお世話になりました。

晩年父が体調を崩して、一時的に錯乱状態になり、フラフラ家を飛び出し、行方不明になったことがありました。不眠が続き、幻聴に悩まされ、何かわからないけど逃げなくちゃ、みたいになったようです。

大騒ぎで探したんですけど見つからず、警察に捜索願を出しに行っている最中に、
T先生の家にたどり着いていた、という連絡が入り、事なきを得ました。
朦朧としながらも、T先生なら助けてくれる、と思って会いに行ったのかもしれません。

その後入院加療し、ぐっすり眠れるようになったら、1週間で平常に戻り、「おかしいなぁ、夢を見ていたのかなぁ」とか言ってましたが、

T先生の家にたどり着いた父をなだめ、皆が集まるまでしっかり面倒を見て下さったのがH子ちゃんでした。

もしこの日、彼女が外出していたら、

もしこの日、父がT先生を頼っていかなければ、

父は自身が望んだような、
医師としての自分を全うし、
自分の望んだ形で、満足して
人生を終わらせることは
出来なかったのではないか、と思います。

それぐらい、我が家に
とっては大きな出来事でした。

その大恩人たるH子ちゃんの
急逝の報を、一緒に合唱をやっていた、こちらもまた母の親友のSわ田さんから伝えていただき、取るものも取りあえず、まだ信じられない気持ちで一杯のまま、教会の前夜式(お通夜)に伺いました。

母の1年先輩ですから、私の立場で「ちゃん」付けでお呼びするのは、時々ちょっと気が引けちゃうんですけど、

一家揃って、ずっとそうやってお呼びしてきたので、
お別れの時もH子ちゃん、と心で呼び掛けさせていただきました。

2週間前の日曜日は、教会のオルガンで礼拝の奏楽、前の週の木曜日は、コール・フェローニアの練習、といつも通り、お元気に楽しく過ごしていらっしゃったそうで、皆様、とても信じられない、という気持ちを隠し切れない状態でした。

週末にご主人様と恒例の小旅行で霧ヶ峰に行かれ、帰りの日に急に具合が悪くなったとか。

高齢の女性に多いたこつぼ型心筋症(あるいはブロークンハートとも)という診断が下り、急遽ICUに入院加療。

この病気は、ほとんどの場合、命に関わるようなことはないのだそうですが、まだ分かっていないことも多いらしく、急に心停止になってしまう場合もある、とネットで調べたら書いてありました。

H子ちゃんの場合も、入院して落ち着き、元気にしていたので、ICUから一般病棟に移り、これなら早く退院できるね、と言っていた矢先に、心停止が起こってしまったのだそうです。

うちの母も、ICUから一般病棟に移り、後は養生して退院して、と思っていたら、翌朝脳梗塞を起こし、もう意識が戻りませんでした。

H子ちゃんがお亡くなりになった経過、ご自身の気持ちなどを、T先生が丁寧にお話し下さいましたが、母の亡くなった日を思い出し、ご遺族のお気持ちを思うと胸が痛みました。

いつもは朗らかで、テキパキと仕事をこなしているYちゃんが、急に小学生に返ってしまったような、心細げな姿に見えました。

●歌の贈り物をさせていただいた

前夜式が終わった後、
Sわ田さんからお電話を
いただき、いろいろ話していたのですが、

告別式で、H子ちゃんの歌のお仲間であるコール・フェローニアのメンバーが
献歌を合唱するので、
一緒に歌わないか、
とお誘い下さいました。

Sわ田さんはフェローニアの団長さんなのですが、告別式当日はお家の方のお母さまの年忌法要があって出られないとのこと。

全員は集まれないので、
良ければ是非助けて欲しい、
とまで言って下さいました。

Sわ田さんとは、長年ひびきでご一緒した仲であり、
またフェローニアとひびきを
掛け持ちしてらっしゃる知り合いの方もいましたので、

ずうずうしいけれど、
ご一緒させていただくことに
しました。

合唱人としては、
今までH子ちゃんとは
ご一緒する機会がなかった
けれど、出来れば歌って
お見送りしたい、と
思っていた私の気持ちを
察して下さったんですね。

告別式当日は、早めに伺い、
メンバーの皆さん、
指揮のK林先生にご挨拶し、
譜面をお借りしました。

曲は、H子ちゃんがお好きだったという、

片岡 輝作詞・鈴木憲夫作曲
『こころのてんきよほう』より

「こころの旅」。

初見だったので、ちょっとドキドキしましたが、歌詞を読んで、譜面を途中まで読んでいるうちに、難しいけど、ステキな、清々しい曲だ、と思いました。

伴奏は、O井さん所属の静唱や、静大混声でおなじみのM藤先生。

前奏の歌い出しで、この曲の柔らかく風に舞う光のようなイメージが見えました。

「こころは ふらり
旅にでます

ここではない どこかに
わたしが わたしのまま
のびのび いきいき
できるところを探して

もし あなたが
旅の途中の
こころに出会ったなら
くれぐれも
邪魔などしないで
そっと
行かせて あげて下さい
なぜって
もしかしたら
あなたのこころ
かもしれませんからね」

H子ちゃんが、
H子ちゃんのあの穏やかな笑顔のままで、
のびのび いきいきと
神様の前に座っているような
気がします。

妹のSみ子ちゃんが、
「あの歌が、一番良かった。きっと、ものすごく喜んでるわ」と涙ぐみながら
言って下さったのが、
何よりのご褒美でした。

フェローニアの皆さん、
どうも有り難うございました。










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