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合唱のこと、英語のこと、本のこと、友達のこと、仕事のこと・・・とりあえず、ダラダラ続ける日記です。

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平成最後の連休練習♪
●ゴールデンな連休初日は……

実は朝から雨模様で、
メンバー連が移動された
お昼時は、もんのすごい
豪雨になってしまった。
(けど、練習終えて、外に
出たら、ちゃっかり晴れ
渡っていた。何なんだろう、
このchangeable weatherは。
イギリスでもあるまいに!)

ともあれ、カントクを
お迎えして、ビシッ!と
バシッ!と、しごいていただき
ましたぁ!

●「わたりどり」って、そういうバックグラウンドだったんだ。

長年クラブの愛唱歌の
一つとして親しんできた
「わたりどり」。

カントクのお話によると、
大中恩さんがかなり若い頃に
書かれた作品で、
これを書いた後、
学徒動員で出征されたとか。

早速帰宅後にネットでチェック。
Wikipediaによると、
海軍に召集されたそうで、
戦地で果てる覚悟で、
「わたりどり」を残した
とのこと。

作曲の背景を伺うと、
この北原白秋の詩が
いっそう沁みてきますね。

もう一曲、クラブ愛唱歌の
「草原の別れ」は、
みんなでワイワイ呑み会で
歌う時は、かなり速めの
行進曲風に歌っていたの
ですが、実はModerato!
カントクのお話を聞いて、
初めて「あっ、ホントだ!
Moderatoって書いてある!」と
気が付いたうかつな下振りは
ワタシです(^。^;)

おっかしいなぁ。他の曲は
ちゃんとメトロノームで
確認したんだけどなぁ。
この曲だけ、アバウトでしたねぇ。

「だって~、速めの方が
歌うの、楽なんだもーん」
と、心の中でアクマが
囁いたんだな、きっと。

でも、Moderatoでゆったりと、
でも、決してまったりでなく
爽やかさをもって進んでいくと、

ああ、この曲の情景って、
何て美しいんだろう!

と、改めて思う。

ここ数年、英語俳句の
アシスタントで親しくさせて
いただいている大先達
Y田さんが故郷岡山を離れ、
東京に進学された時に
この曲の景色に似た感慨を
持たれたのではないかなぁ?
と思いながら歌いました。
(Y田さんは、戦地でお父様を
亡くされているので、
「わたりどり」とも相まって
イメージしてしまった。)

故郷の山や川、
懐かしい人々を残して
東京へ向かわれたY田さんは、
今も折に触れ故郷への
思いを句に託して詠まれます。
句に接し、それを英訳する
アシスタントをする時、
その深い愛着を英語句で
表現する事にいつも腐心
しますが、その時脳裏に
浮かぶのは、空の色、
水の流れ、そして緑の木々。
Y田さんの故郷には
残念ながら伺った事は
ありませんが、
句から浮かび上がる
イメージの美しさを
英語の時空で表現するのが
とても嬉しい作業です。

今回の練習では、
「わたりどり」と
「草原の別れ」で、
心の底に満ちてくる
「故郷」という美しいものを
イメージし続ける事が
出来、歌いながら
とっても幸せでした。

●「秋の女よ」はやっぱり難しい。

泣きぬれた秋の女(おみな)よ
我が幻の中に来る
泣きぬれた秋の女を
時雨だと
私は思う

泣きぬれて
秋の女よ
汝(なれ)は古城の道に去る

うなじに落ち葉が散りかかる
枯れたはちすを見もしない

泣きぬれて
秋の女よ
汝が歩みは
一足一足
愛する者から遠ざかる
泣きぬれて 泣きぬれて

泣きぬれて 秋の女よ
我が幻の中に去る
泣きぬれた秋の女を
時雨だと私は思う

ひとしきり私を泣かせ
またなぐさめて
秋の女よ

すさまじく枯れた
古城の道を
我が心だと 私は思う

佐藤春夫の詩に歌われた
この秋の女は、
小田原事件*で有名な
千代夫人の事かなぁ、と思う。
 ↑
谷崎潤一郎の最初の妻で、
谷崎がその妹の方が好きに
なっちゃって、不仲になり、
同情した佐藤春夫に
譲るだ譲らないだ、
という話になり、
ついには谷崎と離婚して、
佐藤春夫と再婚した女性。
有名な「秋刀魚の歌」も、
この女性を思って詠まれた
ものと言われている。
小田原事件と呼ばれるのは、
当時谷崎が住んでいたのが
小田原だったため。
とすると、「古城」は
小田原城なんだろうか。

何となく和装の寂しげな
女性のイメージです。
竹久夢二の女みたいな?

この詩をロマンチックな
音で表現した素晴らしく
ロマンチックな曲で、
ソロのMりさんのしっとり
した声にもマッチしてますね。

だが、しかし。
そのロマンチックな
音構成をなかなか
合唱で表現出来ないのだー。
(特にソプラノが
ロマンチックでないと、
台無しなんで、1音目から
キンチョーするのであった。)

今回の練習で、
すこーし歌い方が
分かってきたような
気がするんで、
後は練習あるのみだな、うん。
 ↑
てんで、ロマンチックでない
感想………。

●「島よ」IVと「バスのうた」

どうもワタクシ、
「島よ」は昔叩き込まれた
遺産でほぼ歌っている
よーなのですが、

今回の練習で、
ロングトーンの最後で
ぐわーっ、とクレシェンドかけて、次の小節アタマで
アタックかける………の部分が
むじゅかしくて、出来てない
………事が判明。

次の小節アタマアタックは、
たいてい高い音なんで、
気合いでアタックかける
のにやぶさかではないのだが、

その前のロングトーンが
たいてい低い音で、
伸ばした後で
一拍分ぐわっ、と
クレシェンドかけるのが
出来ない! ムズい!
つーか、なぜこんな
ムゴい事を何度も~!

曲想的には納得出来る
作りなんですが、
出来ないものは出来ない
のであった。
何とか抜け道を探り出さねば。

あと、中間部分の
変拍子っぽい作りの
三拍子のところ、
ヤッパリ危なっかしいですねー。

on timeで母音が鳴るところ
までいってないので、
どんどん遅れて聞こえて
しまう。(つーか、まだ
みんな、乗り遅れている?)

カントクがリズム読み練習を
して下さったので、
かろうじて何とかなった感が
ありましたが、油断すると
またもたるかも~(-_-;)
練習あるのみじゃ!

それに対して、
「バスのうた」は、
ともかく楽しくて好き。
リズムにのって楽しく
ボンネットバスに揺られる
感じ、ものすごーく好き。

昨今の底床式バスとかの、
ゆらゆらしな~い、
スムーズな動き~、の
バスじゃなくて、
昔のバスが田舎道を
埃を舞い上げながら
ブッブーと走ってる感、
懐かしくて、嬉しいなぁ。
子供の頃を思い出します。

車掌さんのセリフは、
イメージぴったりの
Kちゃんがカントクお名指し。
うん、いいなぁ。

ともかく、どの曲も
イメージがものすごく
膨らみました。
まだ本番までは
3ヶ月超ありますが、
カントク練習でつかんだ
イメージを忘れないように
やっていこうね~♪

●今回の打ち上げ宴会は

昨年夏の本番でもお世話に
なったなすびグループの
炙之介さん。
店長さんが「差し入れです」と
なすびグループのお酒
「一富士二鷹三なすび」を
プレゼントして下さった。
で、中身は清水の銘酒
「臥龍梅」だとの事で、
地元民一名、大喜び。
今回のお料理も、
みーんな超美味しかったです!
















●お泊まりでは温泉を味わうのもナイス!

今回テナーのY川さんが
天然温泉「天神の湯」の前に
ある「静岡ホテル時之栖」に
お泊まりされると言うので、
静鉄で途中までご一緒しました。ゆっくりお休みになられましたか?

本番会場や呑み会会場からは
電車とか車で移動しないと
いけないのですが、温泉+
リラクゼーション込みで
静岡下りをなさるなら、
このホテルもオススメでーす。



Spa & Hotelになってるそうで、
こちらでも泊まれるのかも。


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