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合唱のこと、英語のこと、本のこと、友達のこと、仕事のこと・・・とりあえず、ダラダラ続ける日記です。

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富士ベートーヴェンコーラス・ロ短調ミサ演奏会終了
●まずはご来場御礼をば!



2月2日(日)は、あいにくの雨模様の中、私にチケットを押し付けられてしまった(?)皆様が、はるばる富士ロゼシアターまで多数ご来場下さりましたー。みんな、ホントにありがとねー!

みどりさん、ホワイエで探したけど、あいにくお会いできなくて残念でした! 「西の風」団員のS木さんとは、すっかり仲良しになりましたー(^_^)v

松ちゃん、Aちゃん、りかちゃん、M江さん、おしゃれなお菓子をありがとねー!

punちゃん、かしはるのお菓子、ありがとー! 家に帰って、ほっこりいやされながらパクつきましたー。

くみちゃん、ゴージャスなお花をありがとねー! 打ち上げで持ち歩いてたんで、ちゃんと水揚げできるかなぁ、と思ったんだけど、バッチリでした。アレンジしてくれたお嬢によろしく言っておいてネ♥







●お祈りから始まった。

リハーサル前の発声練習の後、
東京ジングフェラインのメンバーさんで、牧師さんらしい方(神父さんかなぁ? 雰囲気は牧師さんみたいでしたね)がご指名を受けて、
お祈りの言葉を述べられました。

神様への捧げ物として
このミサ曲を歌えるんだなぁ……
と思ったら、なんだか嬉しく、
そして少し厳粛な気持ちになりましたね。

みんなでアーメンを唱和しました。

●ひそかに嬉しかったこと

今回オンステに使った靴は、
実は先年亡くなった叔母の
形見分けでもらったもの。



叔母も私も、足幅が狭く、甲が
低いという、特殊な足形で、
いつも靴を探すのに苦労しています。亡くなった母もそうなので、
どーやら母方の遺伝形質らしい。

手もそーですが、厚みが全くない。
という事は、自前のショックアブソーバーshock absorber(衝撃吸収材)がほとんどないってことでして、合わない靴だと、余計に衝撃吸収できなくて疲れやすい。(衝撃を和らげるためには、重量をもっと減らせ!ってことになる。ふ、ダイエットしろってことだな)

んなわけで、叔母も大分苦労して
靴探しをしていたため、やっと
見つけた靴は、他に替えがないので、大事に大事に履いていた。

そんな叔母の靴探しを見ていた
叔父は、大切にしていたものだから、誰かに履いてもらいたい、と形見分けにしてくれました。

結局、私がほとんどもらっちゃって、毎日とっかえひっかえして
ウォーキングに使っているのですが。



↑これは、今日のウォーキングに
使った靴。

叔母の靴は、どれも誂えたみたいに
ピッタリなんで、まあ、毎日
一緒に歩いている感覚で、喜んで使わせてもらっているのですが。

で、昨日は叔母の靴と一緒に、
狙ってオンステ。

叔母夫婦は、2人揃って洗礼を
受け、仲良く教会に通っておりました。また、学生時代から一緒に合唱をやっていて、叔母も亡くなるまで
埼玉の方で合唱団に入っていました。(叔父は今、教会の長老と合唱団の団長の掛け持ちをやっていて、
かなり忙しいみたいで、その辺、
Iヶ谷さんと同じだなー)

というようなワケで、
叔母も生きていれば、
一緒に歌いたい~(≧▽≦)
と言ったに違いないんで、
「一緒に乗ろうネ♥」と
心の中でこっそり
靴に話し掛けたりしていたのでした。

毎年イースターには、叔父の家に
お泊まりして、一緒にイースター礼拝に出ることにしているので、
今年は叔父にいいお土産話が
出来て、それもまた嬉しいのでした。

●ともかく、大変だったが、いろいろ楽しかった!

実は今回、初めてこの曲の全曲に目を通し、初めてステージにかけたよーな状態で、私としてはかなりの離れ業。

静岡バッハでは、11月後半から音採り練習が始まったばかり。(こちらの本番は、多分来年後半か再来年)

以前磐田バッハチームがAOIでやった演奏会CDが大好きで、毎日車の中で聴きまくってはいたので、何とかなるかもしんない……みたいな気持ちではあったのですが、

富士のS木団長から電話をいただいてトラ出演を決めた時には、まだ、てんで練習が出来てなかった。

自主トレをヒイヒイやり、
富士の練習に出て、ヒイヒイしごかれ、で、ヒイヒイしながら本番を終えました。

途中、イタリア語読みラテン語からドイツ語読みラテン語に変更するのが、なかなかその場しのぎでは出来ず、また自主トレでヒイヒイしたのですが、

やればなんとかなるもんですねー!

「こういう風にやるんだ、と自分で意識することが大切なんですよ」と
以前うちのマエストロがおっしゃってましたが、ホント、そうですねー。

間違って発音しやすいところを
全部チェックして、ヒントになる
ようカタカナを付記して、

後はその曲を歌い出す時に
書き込みを確認して、
よし、この歌詞の発音は
これでやる!
と、自分に言い聞かせると、
ちゃんと出来る!

人間の意識というのは、
面白いもんです。

で、ドイツ語読みが出来るように
なると、一つ懐かしい思い出が
蘇ってきた。

以前磐田で、ドイツからやってきた
カペラヴォーカリーズという少年合唱団とのジョイントコンサートがありまして。

で、バッハのモテット3番を
少年たちとの混成でやったことがあるのです。

この時の曲は、ドイツ語の歌詞なんで、今回のラテン語とは違うわけですが、ラテン語をドイツ語読みで歌っているうちに、隣で歌っていた彼らのseとかceのきれいな発音が
耳に蘇ってきたんですよねー。

うーん、ドイツ語ってきれいだよねー。ロ短調ミサも、ドイツ語読みでやると、イタリア語読みとはまた趣の違う言葉のラインが意識できて、おもしろいしねー。

今現在、磐田練習ではドイツレクイエムに入っているので、
今度マディーナに
ドイツ語で詩編を朗読してもらおうかなー。ふふふ、楽しみ。

●今回大変お気に入りになった

ロ短調ミサの曲、好きなものばかりなのですが(好きだが、歌うの大変なのばっかりではあるが!)、
ソリストさんたちのステキな演奏を、譜面を追いつつお聴きしているうちに、もんのすごく気に入った一曲が!

ソプラノとテノールの二重唱の
「Domine Deus」です。

今までなにげに聴いてきてて、
しっかり歌詞を見てなかったんですけど、この曲、

Domine Deus, rex caelestis,
Deus Pater omnipotent
(神なる主、天の王、
全能の父なる神よ)

という歌詞と、

Domine Fili unigenite, Jesu Christe,
Domine Deus, Agnus Dei, Filius Patris.
(主なるひとり子イエス・キリストよ、
主なる神、神の小羊、御父の御子よ)

という2つの歌詞が、
同時に歌われてるんです。

つまり、ソプラノが「子なる神キリストよ」、と歌ってると、同時にテノールは「父なる神、全能の神よ」をやっている。時にはソプラノが「父なる神」をやっていて、テノールが「子なる神」をやっているという、

入れ子状態っつーか、
あざなえる縄のごとしの連関で、

同時に、父と子への賛美を
捧げている、という構造。

これを発見した瞬間、
バッハってしゅごいっ!!
と心の中でキャーキャー。

で、キャーキャーしているうちに、

はた、と気がついた。

あれ?

三位一体だから、
父と子と聖霊だよね?

同格としなくちゃいけないんだよね?

じゃ、聖霊はどこにいるのさ!

で、聴きながら考えた。

唸って考えているところに、
2つのパートの間をつなげるように、美しいリボンがひらひらと翻るように駆け抜けていく
フルートトラベルソの響きが
軽やかに、美しく舞い踊っているのに気が付いた。

あ! これだぁっ!

これって、炎の舌となって
使徒たちに舞い降りた、
聖霊のはたらきそのものを
表現してるんじゃないの?!

キャーッ♥♥♥

別に研究者ではないんで、
単に感覚的にそー感じた
だけなんですけど、
自分の中では、思わず
万歳三唱!

くーっ!

これだから、バッハってヤツ(?!)は、こたえらんないんだよー!

と、1人でコッソリ、
心の中で、バッハ大先生に
拍手喝采!

なかなか歯の立たない大物ですが、
譜面を見るたびに、バッハって楽しい! しゅごいっ! と感じ入ってしまいます。

こういうスゴイものに
接することが出来るって、
やっぱりお恵みなんじゃないかなぁ。

●オマケ

当日演奏会の話を書くスペースがほとんどなくなってしまったが、まあ、1日楽しんだことは伝わったんじゃないかな、と思うので、この辺で。

最後にオマケを1つ。

練習ピアニストの先生のカミワザを書いておこうっと。

通常練習はピアノ伴奏でやってて、
本番は、バロックオケ。
本番で急にピッチ調整になるのかなぁ、と少々不安に思ってましたら、

ピアニストの先生に、
「ピッチ下げて移調して弾いて」
のオーダーが!

ひ、ひええー!

カンタンなものならいざ知らず、
ロ短調ミサの伴奏だよ!

ムンク!!

と思ってましたら、
ちゃんとピッチ下げで
弾いてらっしゃるよー!!

打ち上げでのお話によると、
そろそろ来るかもしれない、と
心の準備をしてらしたところに、
やっぱり「やってネ」が来ちゃったので、練習して何とか………とおっしゃってたんだけど、

いや、これ、並大抵の練習じゃ
出来ないですよ!

移調譜面を作ってやってらっしゃるのかなぁ? と思って、コッソリ
休み時間にピアノのところにある譜面を覗きに行ったんですが、

移調譜じゃありませんでしたー!!

私だったら、大特訓して、
何とか指に覚え込ませたとしても、
移調してない譜面を見た瞬間に、
元の音を弾いてしまいます。絶対にっ!

いやぁ、ハンパないカミワザでした。

プロって、スゴイよなぁ。

ちなみに、プロと言えば、
今回のステキなソリスト連、
ソプラノを除いたお3人が、
関西系で、笑かしてなんぼ、の
爆笑スピーチがガンガン続き、
打ち上げ会場、大爆笑でございました。

歌って盛り上げ、スピーチで
笑かし、どんだけ活躍すれば
いいんだか。

あ、そー言えば、オケの中にも、
外国人なのに関西系の人が1人いた!

休憩の後の後半、合唱団が整列して
ステージに入っていく時、
私、ソプラノ一列目の端っこだったんで、入場の最後尾だったんですけどね。

なんか、バイオリンの音が後ろでするなぁ、と思って、ふと振り返ったら、私の後ろをさすらいのフィドラーfiddlerよろしく、ニコニコしながらバイオリンを弾きつつ、踊りながらくっついてきている人が!

「Wanna sing? 」(歌っちゃう?)

と思わず言ってしまった私。
はい、こちらもおちょーし者で
ございました(^◇^;)

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