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アンサンブル2014初練習でぇす!
●凍える寒さでしたねー
2、3日前は、春のような温かさで、
水仙もきれいに咲いていたんですが、昨夜は凍てつく寒さでしたねー。
関東圏は雪の便りあり、でしたが、
まあ、さすがにヌクヌクの地・静岡は雪の気配なし。にしても、雪が降りそうな凍てつく大気状態。
せっかくの練習初日なのに、
みんな、集まるのが大変じゃないか!
お天気のイジワル!
●今年もあざれあにお世話になります!
1階ラウンジで天神屋のお弁当を
パクつき、音楽室へGO。
にしても、このお弁当、
なかなか軽くて良かった~。
本番当日弁当、また考えなくちゃね。(しっかり食べちゃうと、胃に血液が集まっちゃうせいか、はたまた頭が満腹で多幸感に満たされちゃうのか、肝心の本番で調子が
上がらない。バランスよく、軽く、が本番弁当の鉄則のよーです)
音楽室に入ってびっくり!
ピアノの位置が変えられてる!
やったー!
昨年までは、ピアノの位置が
壁にぴったり付けられていて、
合唱練習をするには、もんのすごく不便だったんです。
壁ぴったりだと、伴奏者が
指揮者のキューを見るのに
四苦八苦。
伴奏者がいない時、音採りのために
ピアノを叩いて、譜面台まで戻るのも、結構アタフタ。
この位置なら楽勝です!
良かった~(≧▽≦)
どなたかが事務所に言ってくれた
のかも~。
●早幕でひとあたりやりました~。
今回は初日ですので、
だいたいの曲想をつかんで
いただく、が第一目標。
静岡組だけでやる
①佐藤信作詞・林光作曲「うた」
②典礼聖歌編集部作詞・高田三郎作曲「天よ露をしたたらせ」
を中心に、Vocalizeで音採りし、
リズム唱で言葉のリズムを確認し、
少し和音を見てハーモニーを確認。
N山さんに振っていただく
③佐藤眞作曲の組曲「旅」
は、意外と、初めてやる人が多かったので、まずはこの曲集の叙情の
中心に位置する「なぎさ歩めば」を
初見でざっと通し、
それから、第1曲「旅立つ日)から第7曲「行こうふたたび」までを、
各曲のテーマ部分をさっ、と音採り。だいたいの曲想をつかんでおけば、straightforwardな作りなので、
自主トレもやりやすいか、と思います。
この曲集は、曲と曲の間に
朗読が入る構成になっていまして、
朗読までやると、時間がかかり過ぎるかなぁ、と思いましたが、
以前磐田でやった時、朗読の専門家みたいなメンバーがいて、彼女が
(合唱は歌わず)朗読オンリーで
大変感動的にやってくれたのが
印象的だった、とA嬢が言い出したので、確かにそうだったなー、
やりたいかな……と模索中。
分数の方は、どちらにしろ
3枠(1ステージ8分×3=24分)もらう、ということでちえ蔵と話がついているので、余裕はありますので、
言い出しっぺのA嬢(コイツが上手いんだな、コレが)にやらせてもいいし、
今回ソプラノにマティーナが入ってくれ、さらにアルト修行中のA嬢が
アルトでガンバっている(中音域が安定して、もんのすごくキレイになりました! 聴いてやって下さい!)ので、昨日聴いた限りでは、このままでかなり
音バランスが良い感じ。
なもんですから、私が
朗読オンリーでやっても
いいような気もする……んですが、
男声の声の朗読も
聴いてみたい気がするんだよなー。
というわけで、朗読の件は、
今度指揮者さまにお伺いを
立ててみようと思います。
やっぱり実際にみんなの声を
聴いてみると、こう、イメージが
高まってくる感じですねー。
Y本さんたちが、「静岡組の女声は上手いよね~!」とよく誉めて下さるんですが、はい、なんか、年々良く
なってる気がします。
昨日の練習はまだ音採りだけでしたんで、まだまだこれからやる事が多いんだと思いますが、
メンバー同士が仲が良いせいか、
精神的にみんな楽にやれてるというか、
互いの良さを認め合いながら、
互いに言いたいことが言える
雰囲気で、じっくり音作りが出来てるような気がします。
今年も楽しいステージめざして、
ガンバりましょー!
●林光の「うた」がオモシロく深い!
昨日の練習の中心は、
林光の「うた」。
合唱団terraさんの定番ソングなので、みどりさんに引っ張ってもらって、全体をじっくり音採りしました。
曲想は、ニュアンスに富んだ、
ちょっと暗めの雰囲気あるワルツ。
舞踏会の優雅なワルツというよりは、マジャール風というか、
ジプシー風というか、の民族色を
感じるテイスト。
ハチャトゥリアンの「仮面舞踏会」(浅田真央ちゃんが使ってたヤツね)に似ている、という論評も
ネットで見つけましたが、
私のイメージとしては、
シャガールの絵の世界かなぁ。
東欧ユダヤ系………?
ネットで検索したところ、
この曲は、1982年、当時
民主化運動の最中にあった
ポーランドの自主管理組合(いわゆる「連帯」NSZZ Solidarnisc)を
支援するための「ポーランド緊急支援コンサート」のために書き下ろされ、初演されたもの………なんだそうです。(なんだ、やっぱり東欧イメージでいいんだー)
一方、みどりさんからも、なるほど、の解説をいただきました。みどりさんが所属している合唱団terraさんは、長年にわたって林光作品をやってきていて、林光さんご本人から指揮者の宏さんに、いろいろなお話が伝わっているようで、
この詩は安保紛争で、デモに参加した学生たちのうち、唯一亡くなった樺(かんば)美智子さんへの追悼歌でもあるんですって。
現在ひびきで指揮をなさっているA野先生も、実はこのデモに参加されていたそうで(当時は音大生も参加したんですね!)、樺さんが亡くなられた現場は、A野先生ご自身がいらした場所とは少し離れていたそうですが、「女の子が亡くなったそうだ!」という声があっという間に広まっていったそうです。
●パロディというか、オマージュというか
で、歌詞なんですが、
「歌はどこで覚えた」という先唱に続いて、さまざまなシーンが出てきます。これが、赤ん坊→少年時代→青年時代→そして戦いを知った壮年、と1人の人間の時代史のように展開していきます。
で、1つ1つの時代を彩る歌詞なんですが、
こういう手法、有りなんだぁ!
で、びっくりなんですよ。
①赤ん坊時代→「坊やの子守はどこへ行った」=「江戸子守歌」と呼ばれている、日本で最も有名な子守歌の1つ。そこから歌詞が採られています。
*ねんねんころりよ おころりよ
坊やは良い子だ ねんねしな
っていう、アレです。wikipediaで「江戸子守歌」を引くと、譜面付きで出てきます。
②少年時代→学校の教室が子供の内なる世界に占める割合の大きさを象徴してか、「教室の地図」という歌詞が出てきます。で、これを書き写しているのが「船乗りたち」となっていて、少年の冒険心のシンボルかな、と思っていると、
ナジカハシラネド ココロワビテ
と始まる。
なんだっけ、コレ?
聞いたことあるんだけど、
なんだっけ?
なもんで、わからない時の
Aちゃん頼み~の私が
話を振ると、あやまたず
ちゃんと的確に返してくれるんだな、これが。
………で、彼女の解説を聞いて、
「あ! それだー!」
と、みんなで手を打ったのですが、
これ、音楽の教科書に
載っていた「ローレライ」の訳詩でした!
で、思わずみんなで
「ローレライ」を歌い、
マティーナに、日本でこの歌は、
この歌詞でみんな歌えるんだよ~、
と解説。懐かしいドイツの古い歌が、日本でも歌われている、というので彼女も大いにニッコリ。
*ちなみに、今度ソーノの
同期会でやろう、と画策している
ドイツ語版「おお雲雀」ですが、
しっかりちゃっかり彼女に
発音してもらい、文法チェックもしてもらいましたー。日本語ではこんな歌詞で広く歌われてるんだよー、でまたびっくり!
考えてみると、日本の音楽の教科書には、ずいぶんドイツの曲が入ってますよねー。普段は元々ドイツ語のものだ、と意識してないっつーか、ドイツ輸入モノだと気がつかなかったりしてネ。すぐみんなで歌えるようなモノも多いので、すでに日本人の心の歌化してるのかもね。
③青年時代→好きなコが出来て、デートしようとしてるんだけど、うまくいかず………みたいな雰囲気を盛り上げるために、
なんと、
「だから だから もう恋なんて
したくないのさ」
の歌詞が!
これも、なんか聞き覚えがあるでしょう?
はい、こちらは歌謡曲です。
ポップスです。
正解は、1959年永六輔作詞、
水原弘歌うところの
「黒い花びら」でしたー!!
そして、④の壮年期のところになると、大人になって世の中には「闘い」というものがあるんだ、と知るわけで、いきなり「催涙ガス」なんか、歌詞の中に出てくる。このヘン、安保紛争のイメージです。
さらに、
「とりでの上に 我らの世界
築き固めよ 勇ましく」
という歌詞は、鹿垣亘作詞「ワルシャワ労働歌」から取られいるんだそうですが、
なんか、私のイメージでは、
安保の安田講堂に催涙弾とか
放水車、機動隊……が重なって見え
ちゃうような気が。
作詞の佐藤信さんは、劇団黒テントなどで有名な方………とwikipediaで確認し、ナルホド、と手を打ちました。
多方面から題材を引っ張ってきて、さまざまに味付けし、舞台の流れを多層的に造り上げてゆく、現代演劇の手法そのままに、この詩は作られているんですね。
ということは、①から④までの歌詞を、
(メロディーはほとんど同じものを繰り返している)
それぞれ違った味付けにしろ、ってことですよねー。
うーむ、そこが難しいんだが……(^◇^;)
その上、調子の良いワルツテンポで見過ごしがちだが、この凝った和音展開はナニ~~~!?
ってな感じで、なんか、やればやるほど、泥沼にハマる……いやいや、深みにハマる…いやいや、奥深さにハマれるらしい曲であります。
静岡組で、どこまでやれるか挑戦です。
楽しみであります!
●おまけ
高田三郎の小品「天よ露をしたたらせ」も軽く音採りしました。
*練習中にO井さんに指摘されて、初めて「そーいや、そーだね!」
と気がついたうかつな私なんですが、この曲、Auftakt大好きの高田三郎さんの曲なのに、出だしが弱起じゃないー! そーか、それでなんか、入りにくいんだな(気づけ~!)。和音構成も、途中にちらりとひねりがあって、まだこなせてませんが、まあ、この曲は次回にゆっくりやりましょー。
で。
これはもう、全編穏やか~に、
ふわぁっとした女声のsotto voceが
欲しい曲。
どこもかしこも、ぶち当てないで、ほわほわほわ~、と穏やかにやって欲しいです。そうすると、林光の方のクライマックスの激しさと、良い対比になるんじゃないか、と思います。
昨日はU田さんが出席出来なかったので、肉声のバスの響きに乗っかって、という風にやれなかったのが残念でしたが、代わりにピアノ伴奏でバスのラインを強調して練習。
やっぱり混声曲は、まずバスが聞こえないと落ち着かないですよねー。
先日の富士の演奏会で、
三島からトラで通っていたソプラノの彼女と仲良くなったんですが、
元々学生オケでチェロを弾いていた方で、合唱に転向した時(子育て中でチェロの練習が出来ないそうな)、「はい、バスをやりたいです!」と言って「それはないから!」と却下されたという!
ああ! こんなところに同士が!
「そーだよねー。合唱やるなら、バスだよねー!」
と2人だけで大いに盛り上がりました。はい、ないものねだりです……(ToT)通奏低音、やりたいです!
●おまけその2
今年の本番では、みどりさんとのデュエットはお休みします。
で、代わりと言っては何ですが、
O井さんのソロステージを
お願いしました!
ジョイオブでは、
初お目見えです!
ご期待下さい!
えーと、ご主人とのデュエット
ステージでもいいんですけどぉ、
と申しましたが、盛んに
テレてらっしゃる。
(ご主人はテナーさんです)
ま、1ステージ8分ありますので、
楽しんで構成を考えてくださぁい!
2、3日前は、春のような温かさで、
水仙もきれいに咲いていたんですが、昨夜は凍てつく寒さでしたねー。
関東圏は雪の便りあり、でしたが、
まあ、さすがにヌクヌクの地・静岡は雪の気配なし。にしても、雪が降りそうな凍てつく大気状態。
せっかくの練習初日なのに、
みんな、集まるのが大変じゃないか!
お天気のイジワル!
●今年もあざれあにお世話になります!
1階ラウンジで天神屋のお弁当を
パクつき、音楽室へGO。
にしても、このお弁当、
なかなか軽くて良かった~。
本番当日弁当、また考えなくちゃね。(しっかり食べちゃうと、胃に血液が集まっちゃうせいか、はたまた頭が満腹で多幸感に満たされちゃうのか、肝心の本番で調子が
上がらない。バランスよく、軽く、が本番弁当の鉄則のよーです)
音楽室に入ってびっくり!
ピアノの位置が変えられてる!
やったー!
昨年までは、ピアノの位置が
壁にぴったり付けられていて、
合唱練習をするには、もんのすごく不便だったんです。
壁ぴったりだと、伴奏者が
指揮者のキューを見るのに
四苦八苦。
伴奏者がいない時、音採りのために
ピアノを叩いて、譜面台まで戻るのも、結構アタフタ。
この位置なら楽勝です!
良かった~(≧▽≦)
どなたかが事務所に言ってくれた
のかも~。
●早幕でひとあたりやりました~。
今回は初日ですので、
だいたいの曲想をつかんで
いただく、が第一目標。
静岡組だけでやる
①佐藤信作詞・林光作曲「うた」
②典礼聖歌編集部作詞・高田三郎作曲「天よ露をしたたらせ」
を中心に、Vocalizeで音採りし、
リズム唱で言葉のリズムを確認し、
少し和音を見てハーモニーを確認。
N山さんに振っていただく
③佐藤眞作曲の組曲「旅」
は、意外と、初めてやる人が多かったので、まずはこの曲集の叙情の
中心に位置する「なぎさ歩めば」を
初見でざっと通し、
それから、第1曲「旅立つ日)から第7曲「行こうふたたび」までを、
各曲のテーマ部分をさっ、と音採り。だいたいの曲想をつかんでおけば、straightforwardな作りなので、
自主トレもやりやすいか、と思います。
この曲集は、曲と曲の間に
朗読が入る構成になっていまして、
朗読までやると、時間がかかり過ぎるかなぁ、と思いましたが、
以前磐田でやった時、朗読の専門家みたいなメンバーがいて、彼女が
(合唱は歌わず)朗読オンリーで
大変感動的にやってくれたのが
印象的だった、とA嬢が言い出したので、確かにそうだったなー、
やりたいかな……と模索中。
分数の方は、どちらにしろ
3枠(1ステージ8分×3=24分)もらう、ということでちえ蔵と話がついているので、余裕はありますので、
言い出しっぺのA嬢(コイツが上手いんだな、コレが)にやらせてもいいし、
今回ソプラノにマティーナが入ってくれ、さらにアルト修行中のA嬢が
アルトでガンバっている(中音域が安定して、もんのすごくキレイになりました! 聴いてやって下さい!)ので、昨日聴いた限りでは、このままでかなり
音バランスが良い感じ。
なもんですから、私が
朗読オンリーでやっても
いいような気もする……んですが、
男声の声の朗読も
聴いてみたい気がするんだよなー。
というわけで、朗読の件は、
今度指揮者さまにお伺いを
立ててみようと思います。
やっぱり実際にみんなの声を
聴いてみると、こう、イメージが
高まってくる感じですねー。
Y本さんたちが、「静岡組の女声は上手いよね~!」とよく誉めて下さるんですが、はい、なんか、年々良く
なってる気がします。
昨日の練習はまだ音採りだけでしたんで、まだまだこれからやる事が多いんだと思いますが、
メンバー同士が仲が良いせいか、
精神的にみんな楽にやれてるというか、
互いの良さを認め合いながら、
互いに言いたいことが言える
雰囲気で、じっくり音作りが出来てるような気がします。
今年も楽しいステージめざして、
ガンバりましょー!
●林光の「うた」がオモシロく深い!
昨日の練習の中心は、
林光の「うた」。
合唱団terraさんの定番ソングなので、みどりさんに引っ張ってもらって、全体をじっくり音採りしました。
曲想は、ニュアンスに富んだ、
ちょっと暗めの雰囲気あるワルツ。
舞踏会の優雅なワルツというよりは、マジャール風というか、
ジプシー風というか、の民族色を
感じるテイスト。
ハチャトゥリアンの「仮面舞踏会」(浅田真央ちゃんが使ってたヤツね)に似ている、という論評も
ネットで見つけましたが、
私のイメージとしては、
シャガールの絵の世界かなぁ。
東欧ユダヤ系………?
ネットで検索したところ、
この曲は、1982年、当時
民主化運動の最中にあった
ポーランドの自主管理組合(いわゆる「連帯」NSZZ Solidarnisc)を
支援するための「ポーランド緊急支援コンサート」のために書き下ろされ、初演されたもの………なんだそうです。(なんだ、やっぱり東欧イメージでいいんだー)
一方、みどりさんからも、なるほど、の解説をいただきました。みどりさんが所属している合唱団terraさんは、長年にわたって林光作品をやってきていて、林光さんご本人から指揮者の宏さんに、いろいろなお話が伝わっているようで、
この詩は安保紛争で、デモに参加した学生たちのうち、唯一亡くなった樺(かんば)美智子さんへの追悼歌でもあるんですって。
現在ひびきで指揮をなさっているA野先生も、実はこのデモに参加されていたそうで(当時は音大生も参加したんですね!)、樺さんが亡くなられた現場は、A野先生ご自身がいらした場所とは少し離れていたそうですが、「女の子が亡くなったそうだ!」という声があっという間に広まっていったそうです。
●パロディというか、オマージュというか
で、歌詞なんですが、
「歌はどこで覚えた」という先唱に続いて、さまざまなシーンが出てきます。これが、赤ん坊→少年時代→青年時代→そして戦いを知った壮年、と1人の人間の時代史のように展開していきます。
で、1つ1つの時代を彩る歌詞なんですが、
こういう手法、有りなんだぁ!
で、びっくりなんですよ。
①赤ん坊時代→「坊やの子守はどこへ行った」=「江戸子守歌」と呼ばれている、日本で最も有名な子守歌の1つ。そこから歌詞が採られています。
*ねんねんころりよ おころりよ
坊やは良い子だ ねんねしな
っていう、アレです。wikipediaで「江戸子守歌」を引くと、譜面付きで出てきます。
②少年時代→学校の教室が子供の内なる世界に占める割合の大きさを象徴してか、「教室の地図」という歌詞が出てきます。で、これを書き写しているのが「船乗りたち」となっていて、少年の冒険心のシンボルかな、と思っていると、
ナジカハシラネド ココロワビテ
と始まる。
なんだっけ、コレ?
聞いたことあるんだけど、
なんだっけ?
なもんで、わからない時の
Aちゃん頼み~の私が
話を振ると、あやまたず
ちゃんと的確に返してくれるんだな、これが。
………で、彼女の解説を聞いて、
「あ! それだー!」
と、みんなで手を打ったのですが、
これ、音楽の教科書に
載っていた「ローレライ」の訳詩でした!
で、思わずみんなで
「ローレライ」を歌い、
マティーナに、日本でこの歌は、
この歌詞でみんな歌えるんだよ~、
と解説。懐かしいドイツの古い歌が、日本でも歌われている、というので彼女も大いにニッコリ。
*ちなみに、今度ソーノの
同期会でやろう、と画策している
ドイツ語版「おお雲雀」ですが、
しっかりちゃっかり彼女に
発音してもらい、文法チェックもしてもらいましたー。日本語ではこんな歌詞で広く歌われてるんだよー、でまたびっくり!
考えてみると、日本の音楽の教科書には、ずいぶんドイツの曲が入ってますよねー。普段は元々ドイツ語のものだ、と意識してないっつーか、ドイツ輸入モノだと気がつかなかったりしてネ。すぐみんなで歌えるようなモノも多いので、すでに日本人の心の歌化してるのかもね。
③青年時代→好きなコが出来て、デートしようとしてるんだけど、うまくいかず………みたいな雰囲気を盛り上げるために、
なんと、
「だから だから もう恋なんて
したくないのさ」
の歌詞が!
これも、なんか聞き覚えがあるでしょう?
はい、こちらは歌謡曲です。
ポップスです。
正解は、1959年永六輔作詞、
水原弘歌うところの
「黒い花びら」でしたー!!
そして、④の壮年期のところになると、大人になって世の中には「闘い」というものがあるんだ、と知るわけで、いきなり「催涙ガス」なんか、歌詞の中に出てくる。このヘン、安保紛争のイメージです。
さらに、
「とりでの上に 我らの世界
築き固めよ 勇ましく」
という歌詞は、鹿垣亘作詞「ワルシャワ労働歌」から取られいるんだそうですが、
なんか、私のイメージでは、
安保の安田講堂に催涙弾とか
放水車、機動隊……が重なって見え
ちゃうような気が。
作詞の佐藤信さんは、劇団黒テントなどで有名な方………とwikipediaで確認し、ナルホド、と手を打ちました。
多方面から題材を引っ張ってきて、さまざまに味付けし、舞台の流れを多層的に造り上げてゆく、現代演劇の手法そのままに、この詩は作られているんですね。
ということは、①から④までの歌詞を、
(メロディーはほとんど同じものを繰り返している)
それぞれ違った味付けにしろ、ってことですよねー。
うーむ、そこが難しいんだが……(^◇^;)
その上、調子の良いワルツテンポで見過ごしがちだが、この凝った和音展開はナニ~~~!?
ってな感じで、なんか、やればやるほど、泥沼にハマる……いやいや、深みにハマる…いやいや、奥深さにハマれるらしい曲であります。
静岡組で、どこまでやれるか挑戦です。
楽しみであります!
●おまけ
高田三郎の小品「天よ露をしたたらせ」も軽く音採りしました。
*練習中にO井さんに指摘されて、初めて「そーいや、そーだね!」
と気がついたうかつな私なんですが、この曲、Auftakt大好きの高田三郎さんの曲なのに、出だしが弱起じゃないー! そーか、それでなんか、入りにくいんだな(気づけ~!)。和音構成も、途中にちらりとひねりがあって、まだこなせてませんが、まあ、この曲は次回にゆっくりやりましょー。
で。
これはもう、全編穏やか~に、
ふわぁっとした女声のsotto voceが
欲しい曲。
どこもかしこも、ぶち当てないで、ほわほわほわ~、と穏やかにやって欲しいです。そうすると、林光の方のクライマックスの激しさと、良い対比になるんじゃないか、と思います。
昨日はU田さんが出席出来なかったので、肉声のバスの響きに乗っかって、という風にやれなかったのが残念でしたが、代わりにピアノ伴奏でバスのラインを強調して練習。
やっぱり混声曲は、まずバスが聞こえないと落ち着かないですよねー。
先日の富士の演奏会で、
三島からトラで通っていたソプラノの彼女と仲良くなったんですが、
元々学生オケでチェロを弾いていた方で、合唱に転向した時(子育て中でチェロの練習が出来ないそうな)、「はい、バスをやりたいです!」と言って「それはないから!」と却下されたという!
ああ! こんなところに同士が!
「そーだよねー。合唱やるなら、バスだよねー!」
と2人だけで大いに盛り上がりました。はい、ないものねだりです……(ToT)通奏低音、やりたいです!
●おまけその2
今年の本番では、みどりさんとのデュエットはお休みします。
で、代わりと言っては何ですが、
O井さんのソロステージを
お願いしました!
ジョイオブでは、
初お目見えです!
ご期待下さい!
えーと、ご主人とのデュエット
ステージでもいいんですけどぉ、
と申しましたが、盛んに
テレてらっしゃる。
(ご主人はテナーさんです)
ま、1ステージ8分ありますので、
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