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合唱のこと、英語のこと、本のこと、友達のこと、仕事のこと・・・とりあえず、ダラダラ続ける日記です。

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いつもの事じゃないんだってばー!
●代打だ、代打だ!

(火)の静岡バッハ練習で、
当日午後いきなりのピンチヒッター拝命。

伴奏のゆきちゃんが体調悪くなっちゃって、
「なんとか頑張れないか………と思ったんだけど、
ダメで、お医者さんに行きます~…………」との
連絡が、代表のIヶ谷さんに入ったそうで。

で。

にわかに伴奏者になりましたー!

しまった!

ここ数ヶ月、まともにピアノに触っていない!

と、とりあえず、指は冷えてない。よし。
机とか、固い表面のとこで運指の練習。
とりあえず、なんとかちゃんと動くー。よし。

で、車に飛び乗り、ハンドルを指で叩いて、
さらに運指。
曲は、ただいまリズムを叩き込もうと
エンドレスでかけっぱなしの
"Laskar Pelangi"(ラスカル・プランギ/虹の戦士たち)。

インドネシアで大ヒットした青春映画の
主題歌で、S田さんが合唱にアレンジしたモノ。

逐語訳を作ろうと思ってGoogle翻訳をかけて
いたら、Laskar Pelangiという2つの単語の
つながりで、なんかネット上でヒットする。

ひょっとして、これ、何か有名なモノ?

と検索していったところ、
原作本は500万部も売れ、映画化されて
大ヒットした物語である事が判明。
さらに検索したら、『虹の少年たち』という
邦題で、訳本も出ていた。(で、おもしろくて、
3日で読んだ)

内容は、カンタンに言うとインドネシア版
『二十四の瞳』で、時代背景は、
限りなく『三丁目の夕日』。
作者の自伝的な小説で、これがデビュー作だそうです。

で、主題歌がまた大ヒットしてて、
Laskar PelangiでYouTubeすると、
映画のサウンドトラック版その他にヒットします。

今お気に入りなのは、インドネシアの歌姫
Angelena July(アンジェリーナ・ジュリー)の
キレイっぽい奴。発音もわかりやすい。
 ↑
テレビのオーディション番組でデビューした人で、
ハープを弾いて、歌も歌う。YouTubeで名前で
いくつかヒットします。美声デス。

で、まあ、これの気持ちよいリズムを
身体に覚え込ませているところ。
この日はリズムに合わせて
ハンドル上でキーボードを弾いてるつもり、
になって、準備する、と。

●で、練習、始まったわけですが。

フツー、合唱の伴奏って言うと、
伴奏譜があれば、そこを弾くのが基本で、
あとは、各パートの音取り用ヘルプとして、
パートのメロディーを弾くものですが。

うちのムッシュは、
(特にバロックでは)
メロディーラインを弾かせてくれましぇーん。

徹底して通奏低音のみを弾くように
指示が出ます。
(火)も、自分のパートであるソプラノが、
途中で迷ってるとこがあったんで、
コソコソっと、ソプラノのメロディーラインを
入れたら、すぐバレて(まあ、バレますよね、うん)、
「通奏低音だけやって下さい」
と言われてしまったー。

ううう、各パートのメロディーラインを
弾く方が楽なのにぃ!

普段通奏低音のとこの譜面なんて、
見ちゃいません。
間奏部分のとこは見るけど、
自分が歌ってる時は、
まだまだ余裕がなくて、
通奏低音が何をやってるか、なんて、
てんで分かっていません!
つーことは、よく知ってるハズの曲なのに、
全てが初見状態~~~(ToT)って事なわけで。

通奏低音は、バスと重なる部分も多いのですが、
時々バスとは全く違う事をやっています。
アルトやテナーに近い時もありますが、
誰とも似てないところもある。
歌と違うところで、プチ転調してたりするし、
もうもう、気が抜けません。

普段歌っている時の曲の感じ方が表だとしたら、
通奏低音を弾いている時の感じ方は、全くの
リバースサイド。曲の見え方、聞こえ方が
180度転換するみたい。
ちょっと目が覚めるような思いがします。

全体の構成を見るには、やっぱり通奏も
しっかり見ておかないとダメなんだなー。

低いところだけなんで、基本的には
左手だけでやれば済むモノが多いんですが、
普段の練習不足のおかげで、左の指の
パワーが安定していない。
全部の指が均等に、同じ重みで動かせれば、
リズムがころぶ事もないんですが、
小指なんて、パワーのパの字もありゃしない。
で、左手よりはまだ安定している右手も動員して、
何とかリズムをキープする。

元来通奏低音は、チェンバロとか
ビオラ・ダ・ガンバとかコントラバスとかが
やるワケですから、ちゃんと1音ずつ
※デタッシェdetacheしてないと雰囲気が出ない。

※フランス語で「分離する」という意味で、
弦楽器のボーイングの基本。1つ1つの音を交互に弓を
返して、音をはっきり分けるように弾く奏法。
「デタッシェ」で検索すると、動画なども
出てきます。

で、一応これも意識しながらやりました。
磐田バッハ本番でご一緒する古楽オケの
MAT(Mozart Academy Tokyo)のステキな
弦楽器の皆さんは、それはもう見事に、
1音ずつデタッシェしてらっしゃる。

で、そのイメージを頭の中に描きながら、
必死で弾いてると、なぜか、
昔ピアノのレッスンでしごきにしごかれた頃、
叩き込まれたフォームが戻ってくる。

ううう、レッスン厳しくて、
ホント、毎回泣きの涙でしたが、
ものすごくキッチリ教えて下さったんだなぁ………と、
今は亡き恩師を思い出して、ちょっとホロっとする。
リリー・クラウスを聴け、と言われたなー。

弾いているのは、単なるキーボードで、
チェンバロやピアノの名器ってワケでもないし、
そもそも、ちゃんと弾ける技量がない。

けど、1音ずつ、ちゃんとした表現に
近いモノを目指して弾かないと、
みんなの練習の役に立たないし、
代打で弾かせてもらっている意味がない。

で、次第に夢中になって弾いてしまう。

………で、サクサクと、
Mottet 6番のLobet den Herrnを振られてしまい、
息をつくヒマもない。


 ↑
上から5段目が通奏低音。

さらに、Kantata 4番のChrist lag denに進み、
右手と左手で何声も………の譜面で
目が迷い(左手のバスだけ弾けば怒られないのだが、
時々他の声部の音も入れないと、自分が弾きにくい)、
まんまとロストして、ヒイヒイしながら
場所を探し当てて復帰したりして、内心冷や汗。



あろうことか、時間延長で1番から7番まで
振られてしまった。(ソロ曲含む!)

バスのソロ曲なんて、普段見ないし、
自分が歌わないんで、ノホホンとしてて、
もろ、初見!!



怖かったのが、もう、そろそろ練習時間終わり……と
タカをくくっていたところに、
「もう1曲、いっちゃいましょう」で
始まっちゃった7番。


 ↑
横から見ていたO石さんが、
「まさにアヒルのお口状態で『え………』って
言ってましたよー」と衝撃の証言を!
うう、唇のポジショニングは、
大分クセがついた、と言うことか………。

で、7番。

通奏低音だけが、最初っから終わりまで、
ずーーーーーーーーっと
符点8分音符の嵐。
リズムをキープし続けるのが難しくて、
思わず足でリズムを取りまくってしまいましたよ。
(ToT)(ToT)(ToT)(ToT)(ToT)


 ↑
コイツが7番! むじゅかしかった。
やっぱりプロの伴奏者は偉大である。

練習終了後、立ち上がってみたら、
相当踏ん張っていたのか、
足の付け根が痛かった………_| ̄|○

いかん。
修業が出来てましぇん。
これからは心を入れ替えて、
ピアノもなるべく練習しておこう………か………な。

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