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合唱のこと、英語のこと、本のこと、友達のこと、仕事のこと・・・とりあえず、ダラダラ続ける日記です。

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困った。おもしろすぎる。
●(火)は練習だー! 声出しだー!

先週の練習では、キーボードを弾くことに
終始して、てんで声を出せなかったので、
今週は声出し、声出し。

開始時間の7時に練習会場に入ったら、
ソプラノはセカンドさんが2人だけ。
仕事のシフトの関係で、どうしても
開始時間には間に合わない人が多いので、
ちょっと寂しい。
ファーストは自分1人しかいない。

で、座席が空いててスカスカするので、
みんなが来るまでセカンドさんの隣にいこうっと………で、
いつもと違う場所に座っていたら、
曲の途中とかでだんだん人が増えてきて、
いつもの場所に戻れなくなりましたー。(^◇^;)
アハハハ、バカだねー。

まあ、上下に別れる曲じゃなければ、
問題ないかー。

と、ノホホンとしていたら、
いきなりモテット3番に入ってしまった!

ヤバい。

2番とか、バカ速い上に、
ソプラノ1とソプラノ2はカンペキに
独立して動く作り。

座席位置からすると、2をやらないと
お隣のセカンドさんが迷ってしまう。
で、後から入ってきた、普段は
セカンドを主にやっている人々に、
『ゴメン、ファーストやっといて!
今日はセカンドやるー』
と勝手な事をほざいたのだった。
(鬼のよーなヤツである。泣いていた友達、多数………)

途中で場所を移動しようか、とも
思ったんだが、サクサク進めてらっしゃるので、
椅子をガタガタやってると先生に怒られちゃうし。

ワタクシ的には、久しぶりにセカンドをやってみて、
「なんだ、セカンドの方がおもしろいし、
ハモりの要じゃないか!」と気づくシーンが
たくさんあり、非常に勉強になりました。

ファーストばかりやっていると、
和音の中での自分の役割なんか、
考える余裕もなく、ともかく高い音を
出さなくちゃ、と夢中になっちゃいますが、
ソプラノ1のカウンターをやりつつ、
アルト的な役割も担い、さらに
アルトとのハモリに常に注意を払わないと
お役目が果たせないセカンドをやると、

やっとハモリ組の中に入れた!
みたいな感じになりました。

今、どういう音色が必要とされているのか、
今歌っているこのフレーズは、どこのパートに
つながるものなのか、一瞬一瞬確かめながら
進んでいける。

うーん、すごく勉強になった!
おもしろかった!
おもしろいんで、自宅学習で
セカンドも全部取っておこうっと(^_^)b

●ヤバい。ノンフィクションものはハマる。

で。

仕事も押せ押せ状態ではあるんですがぁ、
直近の大急ぎの分は、先程一応終わったので、
夜は珍しくのんびりムード。
 ↑
ここんとこ、夕食終わると、ヘタヘタと
洗い物して、コーヒー淹れて、また仕事に
戻る………というブラックな毎日で、
料理をしてる時とお風呂に入る時だけが
息抜き………というヤバい状態。

けど、料理をしていると、脳がリラックス
するのか、急に妙なアイデアが浮かんだり、
スクワットしたくなったりする。
つくづくミョーな奴である。

で。

ついこの間、息抜きにBBCニュースを
アプリで見ていたら、

Adolf Hitler was the ''''Fuhrer of drugs'''' - http://www.bbc.co.uk/news/world-europe-37592253

「ヒトラーは、実はドラッグ漬けだった!」

というドッヒャーなノンフィクションの本の
紹介にぶち当たりまして。

困った事に、忙しいと言いながら、
サクサクとKindleでダウンロードして
読み始めてしまい、ちょっと止まらなくなって
るんですよー。(≧▽≦)(≧▽≦)(≧▽≦)
  ↑
てんで困ってない。

この本に引かれたのは、まず、タイトル。

元々作者はドイツのライターさんで、
この作品が本格ノンフィクション作家
としてのデビュー作で、華々しく英訳本の
宣伝がBBCニュースに載ったわけ。

作者ご本人の動画付きで、
緊張しているのか、可愛くどもったりしてて、
好感持てちゃう。

で、試しにKindleで探したらヒット。

"Blitzed:  Drugs in Nazi German"
by Norman Ohler
translated by Shaun Whiteside

という本です。

このタイトルが、実はスゴく洒落れてるんですヨ!

最初見た時、
「あれ? Blitzって、なんか、見た事あるなぁ」と
思って調べ始めました。

で、すぐに普通の英和で当たりがついた。

これ、第二次世界大戦の時のドイツ空軍による
ロンドン大爆撃(1940~1941)の事なんですって。

ちなみにGoogle翻訳で、元々のドイツ語では
どんな意味? と引いたら「稲妻(Lightning)」だった。

あれ? モテット3番にあったな、コレ………
 ↑
と、やっと気づく、と。
※Facebookに載せたら、gackyがマタイにもある事を指摘してくれた! さすが、gacky!
歌った事があるのに、スッコーンと忘れていた。

さらに、今並行して読んでるMagnus Chaseシリーズ
という北欧神話ファンタジーに出てくるキャラクター
名でもあった! もー、すぐ思い出せー!
  ↑
※ちなみにコレ、舞台は現実世界のボストンと
北欧神話の世界とがつながっているというお話で、
ご当地モノとしても超ウケている。
自分がよく知ってる通りの名前や建物が
たくさん出てくるので、いちいちウケている。
先日読んでたところでは、New Burry Streetという
オシャレな通りのカフェでThinking Cupという
何やら意味深な名前が出てきたので、つい
Googleマップで調べた。ちゃんと実在している
人気のカフェであった!(お店のURLもある。
何やらオーガニックな雰囲気であった)

いかん。また脱線してる。

ヒトラーの本のタイトルに戻りまーす。

Blitzは、元々がドイツ軍の作戦暗号か何か、
だったような気がするんですが、
肝心の本のタイトルになってるBlitzedは、
後ろに「-ed」が付いて形容詞になっている。

で、この単語も、普通の英和に、
Blitzと並んで出てきます。

意味は、(主にアメリカの俗語)で、

「酔っ払った」!

ドラッグとからめると、
「ラリってる!」みたいなニュアンスかな?

ナチ帝国は、実はラリっていたのだった!

的なタイトル。1単語でビシっと、
稲妻的に決めているのであった。いいなぁ、これ。

●かいつまんで解説

第一次世界大戦で負け側になったドイツは、
ベルサイユ条約でがんじがらめにされ、
国外に資源を求める事が難しく、
国内資源は少なく、失業者は町に溢れ、と
国民全体が暗い失意の底にありました。

これを盛り返そうと、
資源がないドイツは、科学力で
他国と対抗する道を突き進みました。

ちょうどビタミンやら
抗生物質の開発競争が盛んな時代です。
この頃合成に成功したのがメタンフェタミン、
いわゆるスピードと呼ばれる中枢神経刺激剤。

ヒトラーも、掛かり付けの医師を
常に身近に置き、疲れが出ると
こういった化学製剤を注射してもらっていたらしい。
独裁者としては、疲れた、とか、身体の調子が
悪い………なんてシーンは、絶対国民に見せられ
なかったのでしょうね。ましてナチスは、
イメージ宣伝力で国民を鼓舞し続けるしか
なかったし。

そう思うと、あのヒトラーの、両腕を振り上げつつ、
早口にまくし立てるカリスマ的な演説も、
ドラッグのなせるワザだったのか……と、
ちょっとガクゼン。

SSとかじゃなくても、ごく普通の庶民も、
ごく普通にこういった薬を常用していた
らしいんです。

ものすごく元気になる!
頭が冴える!
力も出る!
だるくならないし、睡眠不足でもパッチリ!
食欲も抑えられるので、ダイエットにも最適!
まさに、万能薬!

…………アブナー(ToT)

ドイツ車のフォルクスワーゲンVolkswagenが
「国民車」という意味である、というのは有名ですが、

このメタンフェタミン入りの錠剤、
Pervitinという、
何やらビタミンっぽいネーミングの市販薬
として大流行しました。

Volkes Droge=people''s drug(国民薬)
とまで呼ばれたそうで、一家に1箱の
常備薬になっていたんだそうです。

こ、こわ…………。

これら化学合成麻薬がもてはやされた時代、
ナチスが権力を握り、それと同時に
経済も上向きになり、失業者も激減。
ドイツ社会は、「それいけ、やれいけ!」
の雰囲気だったようです。
そのアッパーな雰囲気についていくためにも、
元気が出る薬、脳に効く薬、それも、
飲んだらすぐ効く、というのが常に求め
られていたのだそうです。

当時の人々には、この奇跡の万能薬が
実は人間を根本から蝕む麻薬だ、ということが
分かってなかったんでしょうね。

どうしてそうなっていったのか、
その背景は、その発展は、
というのを、豊富な資料でしっかり
検証した大著デス。

そのうち邦訳が出るかもしれませんが、
今読むなら、Kindle版がオススメ。
Kindle端末がなくても、アプリで
読める上に、わざわざ自前の辞書を
引っ張り出さなくても、画面上の気になる
単語から、すぐに辞書に飛べるし、
wikipediaにも飛べるんで、薬品名なんかが
出てきても、コワくない!

まだまだ読み始めたばかりのところで、
先はう~んと長そうなんだけど、
すごく読みやすい。
ノンフィクションものがお好きな方に
オススメします!

つい、グイグイ読んでしまうので、
仕事はとどこおるけど、
ま、いいか。

後で泣こう。





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