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1日1句、毎日作れたらすごい!
●磐田でしごかれて帰ってきたら
ポストに待望の「チェーザレ」新刊が。
うほほ~い(≧▽≦)
さらに郵便物の束をチェックしたら、
「七十六歳 一日一句」(by Y氏)という驚異の御本が届いていた。
うほほ~い(≧▽≦)×2!
●これは大変なことですヨ
一口に1日1句作ると言っても、なかなかその1句が出てこないもので、
いくら書き慣れていらっしゃるからとは言え、毎日毎日作品として仕上げ、それを三百六十五日続けるなんて、
これはもう、超人の世界です。
文章の世界でも、
音楽の世界でも、
毎日練習する事が
一番大事、と言われますが、
気がのらなかったり、
体調が悪かったり、
仕事やら何やらでバタバタしてて、夜寝る前になって、
「あ! 今日は練習してない! ひえー!」
とか思っちゃうものだ
というのに、
この句集は、
毎日書くことなんか、
へでもない、軽みの極地で
スイスイと進む。
そして恐ろしい事に、
ものすごい秀句が
並んでいる。
達人の域というのは
かくもあろうか。
舌を巻きつつ、
一気に読んでしまい、
真似して1日1句……は
無理としても、
1週間に1~2句ぐらい
作れないものか……とか、
無謀にも、ムラムラと
俳句を作りたくなっている
わたくしなのであった。
↑
すぐノセられる安易な体質。
●気に入った句がうんとこせあった
1日1句で一年間という構成なので、順を追って読んでいくと、一年間の日記を拝読しているような楽しさがある。
詞書きに目を留め、
写真や挿絵にイメージを
喚起され、より興趣が増す。
◆孫来たり去って三日の書三昧
嵐のように襲来(?)し、
笑いと輝きに満ちたお正月を盛り上げてくれた天使が去った後。ほっと訪れた静けさの中で本を開くお姿が目に浮かびます。
◆ふらここや二歳の元気来る報せ
もう1つ、お孫さん関係の句。「ふらここや」の音と柔らかいリズムが大好き♡
ちなみに「ふらここ」は「ブランコ」のこと。
◆糟糠の炬燵でありし解体す
「解体す」できっぱり収めたところがすごい。
◆無為もまた命の一部夏の風邪
この達観。常に何事も前向きに受けて立つY様の面目躍如。
◆梅雨寒や喉を過ぎゆく内視鏡
「梅雨寒や」を持ってくるところが、何とも。
◆遠雷や二つ並べた旅鞄
◆迷い蠅ソフィアの森に放ちやる
◆カウベルの人恋うて行く霧の中
◆見送りのやがて無口に夏惜しむ
上の4句は、ソフィアの方へのご旅行中の句。何度も訪ねた思い出の地、思い出深き人々との別れ。互いに齢を重ね、次はいつ会えるかと思うと、つい口をつぐんでしまう、そんな瞬間。目の前に情景が浮かびます。
◆トマトの香に埃の匂い雨来たる
帰国し、我が家の菜園に目をやれば………。トマトの香に埃の匂いが混じるそのリアルさ。夏の熱気を閉じ込めたトマトの姿が立ち上がります。
◆ご褒美は満月妻歴五十年
いつも仲良しのご夫婦。「妻歴」に夫婦の確かな歴史。お二人の笑顔で乗り切ってこられた幾山河に、ふと思いを致す。
◆鍬持つか図書館行くか野分去る
晴耕雨読。悠々自適。
◆親というかなしさを聴く青蜜柑
詳しい事情は語られていない。五七五に込められた重み。青蜜柑の存在感。そのすがしさ。
◆風呂という天国日本に冬来る
この句は、以前別の句集でも拝見したものだけど、大好きなので、また取り上げ。
◆ほろりその甘さ洋梨賜りぬ
上手い。洋梨の甘さのしっとり、ねっとりした質感が、「ほろりその」のリズムに満ちている。
最後は、師走の日々の句。
◆逢いたいねを重ね幾年賀状書く
◆断ち切れぬ今生の縁賀状足す
◆小晦日(こつごもり)の空のひろびろ窓開ける
◆家族という平和の初め晦日蕎麦
ポストに待望の「チェーザレ」新刊が。
うほほ~い(≧▽≦)
さらに郵便物の束をチェックしたら、
「七十六歳 一日一句」(by Y氏)という驚異の御本が届いていた。
うほほ~い(≧▽≦)×2!
●これは大変なことですヨ
一口に1日1句作ると言っても、なかなかその1句が出てこないもので、
いくら書き慣れていらっしゃるからとは言え、毎日毎日作品として仕上げ、それを三百六十五日続けるなんて、
これはもう、超人の世界です。
文章の世界でも、
音楽の世界でも、
毎日練習する事が
一番大事、と言われますが、
気がのらなかったり、
体調が悪かったり、
仕事やら何やらでバタバタしてて、夜寝る前になって、
「あ! 今日は練習してない! ひえー!」
とか思っちゃうものだ
というのに、
この句集は、
毎日書くことなんか、
へでもない、軽みの極地で
スイスイと進む。
そして恐ろしい事に、
ものすごい秀句が
並んでいる。
達人の域というのは
かくもあろうか。
舌を巻きつつ、
一気に読んでしまい、
真似して1日1句……は
無理としても、
1週間に1~2句ぐらい
作れないものか……とか、
無謀にも、ムラムラと
俳句を作りたくなっている
わたくしなのであった。
↑
すぐノセられる安易な体質。
●気に入った句がうんとこせあった
1日1句で一年間という構成なので、順を追って読んでいくと、一年間の日記を拝読しているような楽しさがある。
詞書きに目を留め、
写真や挿絵にイメージを
喚起され、より興趣が増す。
◆孫来たり去って三日の書三昧
嵐のように襲来(?)し、
笑いと輝きに満ちたお正月を盛り上げてくれた天使が去った後。ほっと訪れた静けさの中で本を開くお姿が目に浮かびます。
◆ふらここや二歳の元気来る報せ
もう1つ、お孫さん関係の句。「ふらここや」の音と柔らかいリズムが大好き♡
ちなみに「ふらここ」は「ブランコ」のこと。
◆糟糠の炬燵でありし解体す
「解体す」できっぱり収めたところがすごい。
◆無為もまた命の一部夏の風邪
この達観。常に何事も前向きに受けて立つY様の面目躍如。
◆梅雨寒や喉を過ぎゆく内視鏡
「梅雨寒や」を持ってくるところが、何とも。
◆遠雷や二つ並べた旅鞄
◆迷い蠅ソフィアの森に放ちやる
◆カウベルの人恋うて行く霧の中
◆見送りのやがて無口に夏惜しむ
上の4句は、ソフィアの方へのご旅行中の句。何度も訪ねた思い出の地、思い出深き人々との別れ。互いに齢を重ね、次はいつ会えるかと思うと、つい口をつぐんでしまう、そんな瞬間。目の前に情景が浮かびます。
◆トマトの香に埃の匂い雨来たる
帰国し、我が家の菜園に目をやれば………。トマトの香に埃の匂いが混じるそのリアルさ。夏の熱気を閉じ込めたトマトの姿が立ち上がります。
◆ご褒美は満月妻歴五十年
いつも仲良しのご夫婦。「妻歴」に夫婦の確かな歴史。お二人の笑顔で乗り切ってこられた幾山河に、ふと思いを致す。
◆鍬持つか図書館行くか野分去る
晴耕雨読。悠々自適。
◆親というかなしさを聴く青蜜柑
詳しい事情は語られていない。五七五に込められた重み。青蜜柑の存在感。そのすがしさ。
◆風呂という天国日本に冬来る
この句は、以前別の句集でも拝見したものだけど、大好きなので、また取り上げ。
◆ほろりその甘さ洋梨賜りぬ
上手い。洋梨の甘さのしっとり、ねっとりした質感が、「ほろりその」のリズムに満ちている。
最後は、師走の日々の句。
◆逢いたいねを重ね幾年賀状書く
◆断ち切れぬ今生の縁賀状足す
◆小晦日(こつごもり)の空のひろびろ窓開ける
◆家族という平和の初め晦日蕎麦
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