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合唱のこと、英語のこと、本のこと、友達のこと、仕事のこと・・・とりあえず、ダラダラ続ける日記です。

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ヤバい。語呂合わせが面白すぎる。(≧▽≦)
●しんみりした後は、勉強、勉強!

お墓参りも行ったし、
ごはんも食べたし、
さぁて、勉強するかー(ToT)

………と、ほとんど受験生みたいな夏。

ま、試験日近いんで、しょーがないんですけど。

今回の試験、観光系なので、
観光白書読んだりして、
そうか、そーいう政策なのかー、
とか、今更のよーにメウロコし、

一般常識として、
近年の政治経済の動向などを
チェックしたりして、

ふむふむ、コレとアレが繋がってるのねー。

とか、一人ごちて、
実は結構楽しんでいる(あれ?)

日本の歴史やら地理やらも
やらないといけないんですが、
過去問を見ると、地理に出てくる
のは、文化史的に重要なところが多い。
この国宝があるのは、地図上のどこか?
みたいなのネ。

つーことは、日本史のお勉強をしながら、
その重要な事項の場所も覚えていかねばなりません。
特に重要なのが仏教史やら仏教建築。
どこのお寺にどんな国宝があったんだっけー?(~。~;)?

そこで取り出しましたのが、
下の写真の本。超速シリーズという
大ヒット参考書です。



大学受験生用のシリーズです。
面倒くさいけど、しっかり通史をやるに
しくはなし!

と思って買っておいたんですけど、
今まで封印しておりました。

それは何故でしょう?

 ①面倒くさいから
 ②やりたくないから
 ③開いたが最後、ハマりきるから

賢明な読者の皆さんには、歴然としてる設問ですがぁ、
はい、お察しの通り、答は③デス(^_^;)

元々日本史、大好きなんでぇ、
この科目だけにハマりそうで怖いので、
ガマンして政治経済とか先にやってたんですネ~
(あれ?)

だがしかし、次第に期日も迫っておりますので、
ちゃんとやらないといけないのですヨー(≧▽≦)
 ↑
大喜び中(ますます、あれ?)

●予想通り、オモシロいんだわ、これが!

いやぁ、前もって自習して、
出題傾向とか見てから、
この本をネット注文したんですが、
よく練られてマス。
助かるし、楽しい~(≧▽≦)
 ↑
(カンペキに遊んでいる。)

章立てがうまいなぁ。

出だし、ちょっと地味めなんだけど、
「超速の書道史」から来る。
これが最初はピンと来なかった。
やっぱり最重要課題の仏教史を
教えてもらわんとっ!(ToT)

と思ったのですが、
よくよく考えたら、
書道をやるためには、
紙と筆がないとイケナイ。

これを初めて日本に持ち込んだのが、
高句麗のお坊さんで曇徴(どんちょう)さん。
おおっと、既に仏教色歴然!

610年のことで、仏教公伝のちょっと後。
で、推古天皇を補佐する摂政の位に
聖徳太子が上がっていた時代。

曇徴さんがやって来た翌年、聖徳太子は
勇んで三つの重要なお経の解説書
『三経義疏(さんきょうのぎしょ)』を作らせています。
法隆寺に行くと、そのうちの1つ『法華経義疏』が
ありますが、これ、太子の自筆と言われてるもので、
日本最古の肉筆の書。
奈良に行った時、ちゃぁんと見て来ました~( ^o^)ノ

ちなみに、中国で初めて紙が出来たのは、
105年。後漢時代の宦官技術者・さい(草冠に祭)倫さんの賜デス。
輸入に至るまでに505年もかかってるヨ!!(゚o゚;

ともあれ、書道の略史を追っていくと、自然と
仏教史も追えるんですネー。

で、超速の仏教史に入る、と。

●なにこの語呂合わせ! ウケるー(≧▽≦)

仏教史では、かなりいろんな語呂合わせで
覚えていかないとイケナイ重要事項が山盛り。

例えば聖徳太子関連の
重要なお寺が3つあります。

物部氏討伐の時、蘇我氏(太子のお母さんは
この一族出身)と共同戦線を張り、
戦勝を祈願した四天王を祀った四天王寺(大阪)。

世界最古の木造建築で有名な法隆寺(斑鳩)。
太子な姿形を模したという救世(ぐぜ)観音像とか
やたらめったら重要なものがある。
玉虫厨子もここね!(^_^)b

3つ目は、太子が作ったんじゃなくて、
太子が亡くなった後に鎮魂のために
妃の橘大郎女が建立させたという中宮寺。
元々は太子のお母さんの宮があったところに
建てたんだって(現地の解説によると、
さらに現在は場所を移転しており、法隆寺のお隣さん)。
で、ここには教科書にも出てくる日本最古の刺繍
『天寿国繍帳』がある。
  ↑
もっともコレは、既に刺繍された絹糸が年次経過で
ボロボロなんで、奈良国立博物館で保存中。中宮寺で
展示されているのは精巧なレプリカです。

さて、この3つのお寺を語呂合わせで
覚えましょー!(≧▽≦)

コレが、なかなか秀逸なのですヨ。

聖徳太子の「聖徳」をローマ字にします。
「SHOTOKU」になりますね。
で、最初の4文字を取ると、英語の「SHOT」。
これを当てはめる。

S.........四天王寺
HO......法隆寺
T.........中宮寺

最後の中宮寺がちとキツいんですが(^_^;)
ニャルホド、こーゆー作り方もアリかぁ!
と、思わずメウロコしましたデス。

●小ネタ、たくさんあって嬉しい~♡

この本、教科書には載っていない
オタク小ネタもちょこちょこ欄外に
書いてあって、これがまたなかなか。

『日本往生極楽記』(有名人45人に聴きました。私はこーして極楽往生しました~的な本だそうです)と
『池亭記』(マイホーム獲得に奔走した話が書いてあるんだそうです)を書いたことで有名な慶滋保胤(よししげのやすたね)という人がいるんですが、この人陰陽師の賀茂忠行(かものただゆき)の息子さんなんだって!

岡野玲子の『陰陽師』にも登場する賀茂忠行は、
安倍晴明のお師匠さんとして有名です。
まだ少年だった晴明に才能を見いだし、
引き立ててくれた、となっています。
(史実の晴明さんは、中年過ぎてから
陰陽師として有名になるんで、岡野さんの
描くカッコイい晴明さんは、フィクション性が
高いのですが、それはさておき)

保胤は、菅原文時に師事して
文筆の道に秀で、後に出家した人。
ああ、ここにもお坊さんが!

ま、古代になればなるほど、
知識人と言えば出家者というのは
洋の東西を問わないんですけどね。

ちなみに、菅原文時は、道真のお孫さん。
祖父の名に恥じぬ大文人らしいデス。

もう1つお坊さん小ネタ。

みんな大好き、西行法師のお話デス。

西行の名前は知らなくても、

「願わくは花の下にて春死なんその如月の望月の頃」

という歌は、みんな知ってるよね。
これぞ、日本人って感じだよネ!( ´艸`)

私も大好きな歌で、
花は桜、は古典の常識(古代は梅だったりするが)、
桜の木の下には、人間の死体が埋まっていて、
それで本来は白い花が、死体の血によって
ほんのり染まって美しいという(コワいよ!)
言い伝えもあり、旧暦2月の満月の夜、
その満開の桜の下で死に、次の年もまた次の年も、
桜を美しく咲かせる………というイメージかなぁ、と。

ところが、この歌にはもう1つ、
隠しワザがあった!
てんで知らなかった!

実は旧暦2月15日(満月はこの日ね)は、
お釈迦様が亡くなった日、と
言われてるんだって。

だから西行は、そのお釈迦様に
あやかって、同じ日に死にたい、
と言ってるんですって!

胸キューンの美しい光景を
詠んだ歌………ってだけじゃなく、
実は自分のゆるぎない信仰心を
表明した歌だったんだ!

ほえー(゚o゚;

そう言えば、飛鳥時代の頁に、
聖徳太子に仏教を教えた
高句麗からの渡来僧・恵慈(えじ)の話があった。

恵慈は高句麗に帰国してたんだけど、
そこへ太子が亡くなったという知らせが
入り、大いに嘆き、翌年の同じ日に
自分も死にたいと願ったんだって。
そして、本当にその通りに亡くなったとか。

ほえー(゚o゚;

※思い出した! うちの母方のお祖母ちゃんも、
早くに亡くなったお祖父ちゃんと同じ日に
死にたい、と長年言ってて、毎年お祖父ちゃんの
命日に遺書を書き換える(別に財産家ではないので、
家族への言葉)というのを習慣にしてたけど、
最期はホントにお祖父ちゃんの命日に具合が
悪くなって亡くなった。いやぁ、思えばそうなる
こともあるのかしらん。

●で、語呂合わせの話に戻る。

大ウケした語呂合わせシリーズをば。

「三筆」→「空海 逆立ち 筆三本」
      (空海)(嵯峨天皇)(橘逸勢)

      ※空海が逆立ちしながら、三本もの
      筆をふるって豪快に書いているようだ。
      『風信帖』、いいよネ!

「江戸幕府を批判した三大農政学者」
   →「本ダシ 砂糖&しょうゆ」
     (本多利明)(佐藤信淵)(安藤昌益)
      ※越後や東北の人揃い。ソバの名産地。
      美味しいソバつゆを作るのに必要なモノ
      で覚えよう、という趣向。

「南都七大寺」→「ヤッホー東大、もと西高」
      (薬師寺)(法隆寺)(東大寺)(大安寺)
      (元興寺)(西大寺)(興福寺)
       
  ※実はコレに超ウケた!(≧▽≦)
   元々の発想は、東大進学率の高さで有名な
   都立西高から来ているんだと思います。
   田舎育ちなんで、大学生になって東京へ
   行くまで「都立? 何それ? 食べられる?」
   みたいな感じで、全く知らなかったんですが、
   東京に住んでみると、次第に有名校の名前にも
   馴染みが出来てくる。で、クラブの同期に、
   まさにこの西高出身者がっ!

   そうかー。南都七大寺が分からなくなったら、
   O氏の顔を思い浮かべればいいのかーo(^-^)o
   
   ※これでO氏を知る人は、微笑みながら、
   (いや、爆笑しながらか?)
   南都七大寺を覚えられるに違いない。

ちなみに、うちの近くにも、
地元の西高がありまぁす。
こちらは(今は違うかも)女子校で、
合唱部が強いので超有名でした。
我らがアンサンブルの要・Mりおねーさんの
出身校。OG合唱団「西の風」は、
ヨーロッパツアーもこなされる
ステキな団なのでありました。
   
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