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合唱のこと、英語のこと、本のこと、友達のこと、仕事のこと・・・とりあえず、ダラダラ続ける日記です。

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この道は長いけど~♪
●毎日やってれば、何とかなってくるもんだ~

怒濤のように、仕事と本番準備その他が
押し寄せている昨今ですが、毎日ヒイヒイ
やってると、なぁんとなく、一つずつ片付いてはくる。

ほっ。

先程仕上げた仕事

・今相方が書いてる本の校正、本人が書き終わった
ところまでは終了。今回、短編集で、今最後の
お話をうなって書いておられるよーである。
が、がんばれ~。夜明けは近いぞ~!
・で、とりあえず出来たところまでメール入稿。

・で、とりあえず食べねばならないので、夕食を作る。
・ふ・・・と思い立って、いろんな曲の歌詞カード作り。

「ハバネラ」の合唱部分、フランス語の読み方が
わからん、読み方表を作ってくれ~~~と前々から
M田嬢に言われていたのだが、「うん、そのうち」と
ゴマかしていたら。

今週金曜日、急にオペラの特訓がある!
ってことになっちまっただ~~~。

で、あわててCollins French-English Dictionaryを
引っ張り出して、おおざっぱに訳し、読みを書いて、
合唱部分だけなんだけど、一覧表にしたところ。
やれやれ、間に合った。

ま、とりあえず、なんだかんだ言って、
それほど修羅場っぽくなく年末進行しています。
ちゃんと編み物もできたし~、
くうねるキッチンさんで美味しいものも食べたし~、
FB友達も、最近急激に増えて、ついに120人くらいに
なってしまったし~(本日最新で、ボストン時代の
友人のサックス奏者Rayがリクエストを承認して
くれたので、早速wallに言って遊んできた)。

とりあえず、ま、充実はしているな・・・と。

DSC_1378.jpg写真は、わたくしの
校正用三種の神器。


何のことはない、筆記用具と付箋と
辞書ですがね。
広辞苑の表記に合わせて字の統一をするので、
迷った時は、即、辞書を引く! のために常備です。
ブリタニカや漢和・古語辞典なんかもついていて
便利なんだな~。
あと、ネットで調べ物をする時は、お手持ちのスマホが
大活躍です。ネット様のおかげで、いろいろ調べられて
大助かり。


そうそう、大助かりと言えば、
同窓会のハモる会でやるバッハの曲が
カンタータの4番からモテットの3番に変更になって、
やれ、大助かり。
モテット3番の方は、ヨハネの練習に入る前に
全部静岡バッハでやってあるのでした~♪
ほんとは、何かの演奏会でやる予定・・・だったハズなんです
けどね、ヨハネの演奏会という計画が動き出して
しまったので、うちのお茶目なマエストロは
すっかりモテットのことを忘れてしまったらしいデース。
(忘れたフリだけだろーか? そのヘン、
可愛い天然なので、よくわかりません・・・とりあえず、
大ファンなので、何をやっても、許す!)

●今、読みたい本が二冊あって、うずうず・・・。

先日久し振りにテノールのF川さんちに行った
ところ、(最近オペラなどの字幕制作を請け負って
いるので)、『ランメルモールのルチア』の
参考資料に、原作本にあたる『ランメルモールの
花嫁』(ウォルター・スコット作)にアタックしている
とのこと。

だいぶ前にNHKの番組でスコットのことをやって
たんですが、この方はスコットランドの詩人なんですよ~
・・・つぅことは、純然たる英語じゃなくって、
スコットランド語で書いているのであります。
イギリス人のおじさんが、暗唱してる図が
放送されましたが、てんで、わけわかりません。
まあきっと、イギリスの人が聞けば、方言の一つ
程度のノリでわかるのかもしれませんが
(ちょうどスウェーデン語とノルウェー語の関係
みたいなもんかもしれない)。

で、英文(つーか、英語+スコットランド語の)を
見せてもらったんだけど、むちゃくちゃ難解で、
まあ、英語としても言葉が古いので、
Oxford English Dictionaryを座右の書にして、
それこそ必死で訳すしか読む手がない。
幸いKindleにOEDは内蔵させてあるので、
かなりの単語が引けるし、語源もわかる・・・んだけど、
ウォルター・スコット、難しすぎ!

パス! 絶対、パス!

とか叫んでましたら、F川さんがやおら取り出したのが、
なんと、坪内逍遙先生の訳されたヤツ。
「春風情話」とかいう訳題がついている。
DSC_1364.JPGも、ほとんど古典の世界!

なにせ、明治6年だかの訳本です。

ヒーローの名Raymondは「令門土」、
ヒロインの名Aliceは「蟻巣」・・・って、
音訳ですか~!! でも、蟻の巣コロリみたいな名前の
ヒロインってぇ!

さらにすごいのが、悪女でネイアッドってのが出てくる
らしいんですけど、これの字の当て方がスゴイ。

「佞夜奴」・・・みたいになっている。

秀逸な当て字は、物語の展開するRavenswood城。
Ravenは大ガラスで、woodは林として、「烏林城」として、
ルビでレーベンスウッドとなっている。ふぅむ、坪内先生は
さすがである。

前書きは、坪内先生じゃない人が献辞みたいな感じで
書いてるのだけど、
「春風のそよそよと吹き渡れば 空の色もいつしかと気色ばみて
四方の梢そこはかとなう打ちけぶり 雪間の草も若やかに萌えいで
をちこちの山の端 青みわたり うららかにかすみそめて
おのづから心のびやかにおぼゆるを・・・・」

と、延々と続く美文調。「枕草子」より冗長なんだけど、
か~なり王朝っぽい・・・か? みたいな。

やはり坪内先生の時代というのは、
明治に入っているとはいえ、
本当に江戸時代の尻尾がついている時代なんですねぇ。

いわゆる読み本とか黄表紙とかの雰囲気です。

ミョーな雰囲気と言えばミョーなんですが、なかなか
こういうモノって、読む機会がないので、
ちょっと読んで楽しんでみようと思っています。

●もひとつ温存しているっつーか

ほんとは、早く読み出したくてたまらないんだけど、
なかなかじっくりゆっくり読んでいられないので、
今度東京に行く時に持って行って読もうかな、と
考えているのがこれ。
DSC_1363.JPG角川ビギナーズクラシックシリーズの
新刊「御堂関白記」(みどうかんぱくき)。
ふふふ、待っていたのだ~!

これ、藤原道長の日記なんですよぉ。
以前小野篁や安倍晴明を書く時に、図書館にある原文の
ヤツを苦労して拾って読んだんですけど、なかなか訳本が
ない。

これ、原文が全部漢文なんです~!

平安時代の貴族は、男性は真名(漢字)、
女性は仮名(平仮名)を使うのが普通で、
政府高官の道長も、もちろん漢文で日記をつけている。
当時の男性貴族は、具注暦という、陰陽道で占って、
この日は何々に吉の日、この日はこれこれに良くない日、と
事細かに記されたカレンダーに、その日の業務日誌に
近い感じで日記をつけるのが習慣だったようです。
で、道長のつけた業務日誌が御堂関白記なのでした。

この日記がおもしろいのは、ちょくちょく
安倍晴明に呪い返しをさせた、とか、何々の呪いをさせた、とか、
晴明関連の記事が出てくるところ。安倍晴明は、
国家公務員でしたが、道長の私的な霊的ガードマン
みたいな事をやってた人なんですよね。

てなわけで、以前からこれは全文読んで
みたいなぁ・・・と思っていたんだけど、
いかんせん、漢文に歯が立たない。

このビギナーズクラシックというシリーズは、
娘も大学の推薦図書で読んでいますが、
非常に丁寧な作りで、わかりやすい。

しめしめ、これならわたしでも読める!
ってんで、ただ今座右の積ん読になってます。
早く読み出せる日が来るといいなぁ・・・・。
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