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最近の高校生は爽やかにスゴいなぁ(関東アンコン鑑賞記
●地元で関東アンコン!
昨日3月12日(日)は、関東アンサンブルコンテストを
清水マリナート大ホールで聴きました。
この県内最新ホール、むっちゃ響きが良いです。
こけら落としで歌った事がありますが、
どんなちっちゃな響きも、しっかりホールが
拾って客席の奥まで届けてくれちゃうので、
ある意味恐ろしかったりする。
ワタクシ個人的に。
σ(^◇^;)
んだが、アンコンの強者たちは、
そんなの「へ」でもないんだろうなー。
今回は、浜松のUさんからチケットを
いただきまして、15:00ホール到着、
ちょっと待って、高校生の部の最後3団体を聴き、
一般の部前半全部を聴きました。
こーいう催しの場合、受付その他は、
合唱連盟所属団体からお手伝いが出て
運営をされているわけですが、
えーと、いきなり受付で顔見知りの
ソプラノ名手に遭遇しちゃいましたよ。
つい嬉しくなっておしゃべりしたりして。
で、顔見知りではなかったけど、
どこかの団体の女声らしき方が
ドアに陣取って入場係をされていた。
ホールに着いた時は、ちょうど
高校の部19番の栃木県立黒磯高校合唱部の
ステージが始まっちゃったところで、
ドアの外で待機してたんですが、
プログラム見たら、プーランク3曲。
それも題名から推して、フランス語っぽい!
うわぁー。
難しいのやるんですねぇ!
と思わずドア係さんに話し掛けてしまう。
(どんだけおしゃべりなんだ、自分)
で、私たちの時代には考えられなかったですよねー、
とか、話し込んでしまう。
プログラムをざっと見た限りでは、
中学生も高校生も、信長さん当たり前、
WhitcareやらBustoやら、Miklosやら、
えーと、読めないキリル文字のやら、
千原さんやら、相澤さんやら、上田真樹さんやら、
これでもか、と難曲(だろうと思う。歌った
事のないものの方が圧倒的に多い!)ばっかり。
たまに木下牧子さんの
「サッカーによせて」や「鴎」や
「いっしょに」があると、ほっこりするのだが、
その辺やってるのは、たいてい中学生。
海外の新進気鋭作曲家の作品も、
現在はネットなどですぐに紹介される
ようになったので、そういう選択肢も増えて
いる、というのも一因でしょうが、
何より若者たちの合唱クオリティーが
上がっているために、いろんな選択肢に
挑戦できるのでしょうねー。
いやぁ、隔世の感。
●高校生ステージのお気に入り(1)
20番の静岡県立浜松江ノ島高校合唱部。
女声合唱で、人数7人。
7人?! プロ?!
高校生で7人で、何が出来るのだろう?!
と、自分の高校時代のクオリティーを
思い出して、1人青くなる、と。
…………で、ステージが始まった途端に、
こりゃ、プロだ!………と、(゚◇゚)ガーン
7人それぞれが、ハンパなく整っていて、
とても高校生の声ではない。
むしろ、若手のソリストを揃えて、
互いにかなりのコントロールをかけて
1音ずつ合わせている、という雰囲気。
並び方も独特で、真ん中の3人は、客席に対面
してるんですが、左右に並んだ2人ずつが
それぞれ上手・下手に対面している。
ちょうど箱型。
左右の2人ずつは、全く客席に向いていない。
むしろ、向かい側の2人を直視。
あれ?
これって、うちの磐田の形に近い。
この型だと、他のパートの響きが
聞こえやすくて、ハモりやすいんですよねー。
曲目は、スペインの作曲家Javier Busto(ハビエル・
ブストー)の曲、2曲。
調べてみたところ、この作曲家は、
ラテン語テキストも使うけど、その他
バスク語、英語、スペイン語の歌詞を
使うそうで、ラテン語でも英語でもない
みたいだったんで、ひょっとしてバスク語………?
(聴いてもわからん!)
2曲とも、素晴らしく美しい響きでした。
たまにソリスティックな響きに入りそうになる
メンバーがいたみたいだけど、周りを聴いて、
すぐに全体の響きに溶け込むように調整して
いた。バランス感覚きっちり。
※これは、音高みたいな学校なのかなぁ、と
思って検索してみたら、音楽と美術に大変
力を入れている芸術科がある学校でした!
そうか、将来のソリストさんたちでしたかー。
ナットク。
●高校生ステージのお気に入り(2)
ってか、高校生ステージ3つしか
聴けなかったんたけどね。
他にもいろいろ聴き応えあるの、
あったんでしょうねー。
とりあえずお気に入り団体が2つも見つかって
満足、満足。
2つ目は静岡県立掛川西高校音楽部(女声18名)
進学校だよー(゚o゚;
※まあ、他の高校も、圧倒的に県立校が
多かったです。前橋女子とか、川越女子とか、
千葉女子など、特に県立女子校が多かった。
伝統かな~。
で、カケニシ(静岡県内では、こー呼ぶ)です。
1曲目は、ハンガリーもの。コダーイと並ぶ
作曲家LajosのHumnuz a naphoz(太陽の讃歌)。
いや、これ、ものすご難しそうだった。
ハモり、至難。
なんだけど、恐ろしい事に、きっちり
純正律で揃えてる。とても真似できん。
2曲目は、また変わり種。
フィンランドのJukka Linkolaの
「Primitive Music」からThe Joikuというヤツ。
Primitiveと聞いただけで、リズム、
難しいヨ?!(゚o゚;
と思っちゃいましたが、はい、
難しいデス。で、裏打ちの手拍子足拍子しながら、
なんか、かなり楽しげに歌ってくれました。
Lajosの音程合わせは、集中して
神経を使っている感じでしたが、
Linkolaの方は、むしろリラックスして
ノリノリ。こういうアップテンポなものの
方がやりやすいのかな。まあ、生まれた時から
ポップなノリの曲に囲まれて育っている世代ですから、
リズムのりが中高年とは別物なんだろうなぁ。
●一般の部前半7組感想
ついうっかり高校生パワーに負けて、
詳細に書かされて(?)しまったので、
オトナの方はなるべくコンパクトに
まとめ(てみたい)。
今回1番目が栃木のLux Eternaさんで、
有名どころなので楽しみにしてたのですが、
残念なことに、ソプラノのソロさんが
少し上がってしまった感じで、
重心上がっちゃってキツそうに。
でも、これをアルトのソロさんが、
徹底的に支える、支える!
決してパワー派の方ではないんだけど、
それはそれは安定していて、かゆいところに
手が届く、という感じ。
男声陣も、柔らかで深い響きで強力サポート。
互いに聴きあってサポートしあっていて、
ああ~、この団、みんな仲良しなんだろうなぁ、
とすごくほっこり。
2番手は、茨城のEnsemble Libraさん。
ここもものすご上手かった。
特にバスさんがすごく重厚でありながら、
あくまでも柔らかい響き。
深い森の中にぽっかり開けた
場所があって、そこは柔らかな緑の苔が
繁っていて、木洩れ日が穏やかに降り注いでいて………
みたいな絵柄をイメージしました。
「Deus」という歌詞で、
DeはソプラノとバスがオクターブでG、
usでは、
ソプラノは4度下がりでD、
バスは2度上がりでA、
2つのパートの幅は、
オクターブ→4度
になってる(ようにワタクシには聞こえた)
部分が、何度も続いて、
うわぁ、これはキープするのが
難しい(*_*;………と聴きながら冷や汗。
いえ、Libraさんはてんで危なげなく、
堂々と連呼されてましたが、
こういうの、相当聞き合わせていかないと、
何度もやるのは難しいよねー。
3番ステージのアンサンブル・ミルフィーユさんは、
Libraさんの重厚なバスを聴いた直後のせいか、
より繊細さを強く感じました。
なんか、やわらか~な黄金の光……が満ちてるような。
久々に、歌を聴いていて、色を強く感じました。
あくまで明るく、そして細部まで繊細。
これぞ、女声合唱だなぁ。
バランス、安定感とも、申し分ないです。
うまいメンバーばかりなんだけど、
だからと言って1人1人が自己主張しているのではない、やさしい柔らかさ。
互いの声の特徴をよく知っていて、
互いの良いところを引き出しあっている、
という感じがすごくしましたね。
4番目に出た千葉県のKoris Bumbieriさんは、
ワタクシどもが学生時代にやった
思い出の『嫁ぐ娘に』から「かどで」、
『クレーの絵本第1集』から「黄色い鳥のいる風景」。
わーい、三善縛りだー(*⌒▽⌒*)
「かどで」、大変素晴らしかったです。
こんな整った、端正な「かどで」、久しぶりに
聴きました。
「黄色い鳥」の方は、アカペラで全編いったので、
途中でギター伴奏とコードが合わなくなっちゃった
ワタクシどものよーな失敗は起こらないんで、
その点安心して聴いていましたが、この曲、
最後はどうしてもソプラノが絶叫しちゃうんですよネ。
HとAを連呼し続けるためには、全エネルギーを
傾注するしかなくて、他のパートの音を
全てかき消しちゃうんですよね…………(>_<)
うう、自分もやった覚えがあるので、
うう、お疲れ様………と。
いろいろ聴かせていただいて、
大いに楽しませていただきましたが、
文句なく、ここはスゴいなぁ!
と歌声に感動してしまうところは、
ともかくバランスが抜群デス。
各パートの音が過不足なく聞こえ、
さらに、自分の役割は何か、どうすれば
全体が良くなるか、を常に注意しながら
練習を積んできたとおぼしきチームは、
やはり相当聞き応えがある。
関東大会に選抜されてくるようなチームは、
どこも個人の力は元々あるわけなんだけど、
力持ちがたくさんいれば、音楽性が高いか?
というと、どうもそうでもないような。
無論、1人1人の力を上げていくトレーニングを
積むのは、当たり前に必要なことだけど、
大事なのは、チーム全体の中でどのように
自分の声をコントロールして、最大の効果を
上げられるか、という点に、チーム全員が
心を砕き続けていけるか、という点なんじゃないかなー、
と思いました。
コンクールやコンテストって、
他の団体と出来を競い合うもののように見えるけど、
実際のところは、他人との競争じゃなくて、
戦うべきは自分自身。
その自分自身は、チームの中で
常に一定の役割を担っている。
役割を負うためには、チームの中での
自分のポジション、相手のポジションを知り、
互いに互いを高めるため、
支えあっていかなきゃならない。
合唱の基本って言ったら基本、なんだけど、
実はこれがなかなか出来ない。
自分の事で精一杯で、人が何をしてても、
てんで気づかない………んだったんですよネ、ワタクシ。
↑
特にソプラノなんかやってると、自分が
チーム引っ張ってるゾー、みたいになっちゃって、
他のパートなんか、聴いちゃいない。
↑
※で、最近は、自主トレの時、全部のパートを
音取りするようにしています。ためしに、うちの
アンサンブルでも、ソプラノにムリヤリ他の
パートを歌わせたりすると、「こんな事やってる
んだー」(^O^)というお声がチラホラ。
合唱って、バランスでやるもんなんだが、
ソプラノの内情なんて、えてしてこんなもんです。
ともかく、久々にいいもんを
たくさん聴かせていただき、
大変刺激になりました。
えーと、アンコンで学んだ事を
今後の自分の本番にも
是非活かしていきたい、と
かように思うワケであります。
やや見果てぬ夢的ではありますが、
とりあえず、日々努力ー!
昨日3月12日(日)は、関東アンサンブルコンテストを
清水マリナート大ホールで聴きました。
この県内最新ホール、むっちゃ響きが良いです。
こけら落としで歌った事がありますが、
どんなちっちゃな響きも、しっかりホールが
拾って客席の奥まで届けてくれちゃうので、
ある意味恐ろしかったりする。
ワタクシ個人的に。
σ(^◇^;)
んだが、アンコンの強者たちは、
そんなの「へ」でもないんだろうなー。
今回は、浜松のUさんからチケットを
いただきまして、15:00ホール到着、
ちょっと待って、高校生の部の最後3団体を聴き、
一般の部前半全部を聴きました。
こーいう催しの場合、受付その他は、
合唱連盟所属団体からお手伝いが出て
運営をされているわけですが、
えーと、いきなり受付で顔見知りの
ソプラノ名手に遭遇しちゃいましたよ。
つい嬉しくなっておしゃべりしたりして。
で、顔見知りではなかったけど、
どこかの団体の女声らしき方が
ドアに陣取って入場係をされていた。
ホールに着いた時は、ちょうど
高校の部19番の栃木県立黒磯高校合唱部の
ステージが始まっちゃったところで、
ドアの外で待機してたんですが、
プログラム見たら、プーランク3曲。
それも題名から推して、フランス語っぽい!
うわぁー。
難しいのやるんですねぇ!
と思わずドア係さんに話し掛けてしまう。
(どんだけおしゃべりなんだ、自分)
で、私たちの時代には考えられなかったですよねー、
とか、話し込んでしまう。
プログラムをざっと見た限りでは、
中学生も高校生も、信長さん当たり前、
WhitcareやらBustoやら、Miklosやら、
えーと、読めないキリル文字のやら、
千原さんやら、相澤さんやら、上田真樹さんやら、
これでもか、と難曲(だろうと思う。歌った
事のないものの方が圧倒的に多い!)ばっかり。
たまに木下牧子さんの
「サッカーによせて」や「鴎」や
「いっしょに」があると、ほっこりするのだが、
その辺やってるのは、たいてい中学生。
海外の新進気鋭作曲家の作品も、
現在はネットなどですぐに紹介される
ようになったので、そういう選択肢も増えて
いる、というのも一因でしょうが、
何より若者たちの合唱クオリティーが
上がっているために、いろんな選択肢に
挑戦できるのでしょうねー。
いやぁ、隔世の感。
●高校生ステージのお気に入り(1)
20番の静岡県立浜松江ノ島高校合唱部。
女声合唱で、人数7人。
7人?! プロ?!
高校生で7人で、何が出来るのだろう?!
と、自分の高校時代のクオリティーを
思い出して、1人青くなる、と。
…………で、ステージが始まった途端に、
こりゃ、プロだ!………と、(゚◇゚)ガーン
7人それぞれが、ハンパなく整っていて、
とても高校生の声ではない。
むしろ、若手のソリストを揃えて、
互いにかなりのコントロールをかけて
1音ずつ合わせている、という雰囲気。
並び方も独特で、真ん中の3人は、客席に対面
してるんですが、左右に並んだ2人ずつが
それぞれ上手・下手に対面している。
ちょうど箱型。
左右の2人ずつは、全く客席に向いていない。
むしろ、向かい側の2人を直視。
あれ?
これって、うちの磐田の形に近い。
この型だと、他のパートの響きが
聞こえやすくて、ハモりやすいんですよねー。
曲目は、スペインの作曲家Javier Busto(ハビエル・
ブストー)の曲、2曲。
調べてみたところ、この作曲家は、
ラテン語テキストも使うけど、その他
バスク語、英語、スペイン語の歌詞を
使うそうで、ラテン語でも英語でもない
みたいだったんで、ひょっとしてバスク語………?
(聴いてもわからん!)
2曲とも、素晴らしく美しい響きでした。
たまにソリスティックな響きに入りそうになる
メンバーがいたみたいだけど、周りを聴いて、
すぐに全体の響きに溶け込むように調整して
いた。バランス感覚きっちり。
※これは、音高みたいな学校なのかなぁ、と
思って検索してみたら、音楽と美術に大変
力を入れている芸術科がある学校でした!
そうか、将来のソリストさんたちでしたかー。
ナットク。
●高校生ステージのお気に入り(2)
ってか、高校生ステージ3つしか
聴けなかったんたけどね。
他にもいろいろ聴き応えあるの、
あったんでしょうねー。
とりあえずお気に入り団体が2つも見つかって
満足、満足。
2つ目は静岡県立掛川西高校音楽部(女声18名)
進学校だよー(゚o゚;
※まあ、他の高校も、圧倒的に県立校が
多かったです。前橋女子とか、川越女子とか、
千葉女子など、特に県立女子校が多かった。
伝統かな~。
で、カケニシ(静岡県内では、こー呼ぶ)です。
1曲目は、ハンガリーもの。コダーイと並ぶ
作曲家LajosのHumnuz a naphoz(太陽の讃歌)。
いや、これ、ものすご難しそうだった。
ハモり、至難。
なんだけど、恐ろしい事に、きっちり
純正律で揃えてる。とても真似できん。
2曲目は、また変わり種。
フィンランドのJukka Linkolaの
「Primitive Music」からThe Joikuというヤツ。
Primitiveと聞いただけで、リズム、
難しいヨ?!(゚o゚;
と思っちゃいましたが、はい、
難しいデス。で、裏打ちの手拍子足拍子しながら、
なんか、かなり楽しげに歌ってくれました。
Lajosの音程合わせは、集中して
神経を使っている感じでしたが、
Linkolaの方は、むしろリラックスして
ノリノリ。こういうアップテンポなものの
方がやりやすいのかな。まあ、生まれた時から
ポップなノリの曲に囲まれて育っている世代ですから、
リズムのりが中高年とは別物なんだろうなぁ。
●一般の部前半7組感想
ついうっかり高校生パワーに負けて、
詳細に書かされて(?)しまったので、
オトナの方はなるべくコンパクトに
まとめ(てみたい)。
今回1番目が栃木のLux Eternaさんで、
有名どころなので楽しみにしてたのですが、
残念なことに、ソプラノのソロさんが
少し上がってしまった感じで、
重心上がっちゃってキツそうに。
でも、これをアルトのソロさんが、
徹底的に支える、支える!
決してパワー派の方ではないんだけど、
それはそれは安定していて、かゆいところに
手が届く、という感じ。
男声陣も、柔らかで深い響きで強力サポート。
互いに聴きあってサポートしあっていて、
ああ~、この団、みんな仲良しなんだろうなぁ、
とすごくほっこり。
2番手は、茨城のEnsemble Libraさん。
ここもものすご上手かった。
特にバスさんがすごく重厚でありながら、
あくまでも柔らかい響き。
深い森の中にぽっかり開けた
場所があって、そこは柔らかな緑の苔が
繁っていて、木洩れ日が穏やかに降り注いでいて………
みたいな絵柄をイメージしました。
「Deus」という歌詞で、
DeはソプラノとバスがオクターブでG、
usでは、
ソプラノは4度下がりでD、
バスは2度上がりでA、
2つのパートの幅は、
オクターブ→4度
になってる(ようにワタクシには聞こえた)
部分が、何度も続いて、
うわぁ、これはキープするのが
難しい(*_*;………と聴きながら冷や汗。
いえ、Libraさんはてんで危なげなく、
堂々と連呼されてましたが、
こういうの、相当聞き合わせていかないと、
何度もやるのは難しいよねー。
3番ステージのアンサンブル・ミルフィーユさんは、
Libraさんの重厚なバスを聴いた直後のせいか、
より繊細さを強く感じました。
なんか、やわらか~な黄金の光……が満ちてるような。
久々に、歌を聴いていて、色を強く感じました。
あくまで明るく、そして細部まで繊細。
これぞ、女声合唱だなぁ。
バランス、安定感とも、申し分ないです。
うまいメンバーばかりなんだけど、
だからと言って1人1人が自己主張しているのではない、やさしい柔らかさ。
互いの声の特徴をよく知っていて、
互いの良いところを引き出しあっている、
という感じがすごくしましたね。
4番目に出た千葉県のKoris Bumbieriさんは、
ワタクシどもが学生時代にやった
思い出の『嫁ぐ娘に』から「かどで」、
『クレーの絵本第1集』から「黄色い鳥のいる風景」。
わーい、三善縛りだー(*⌒▽⌒*)
「かどで」、大変素晴らしかったです。
こんな整った、端正な「かどで」、久しぶりに
聴きました。
「黄色い鳥」の方は、アカペラで全編いったので、
途中でギター伴奏とコードが合わなくなっちゃった
ワタクシどものよーな失敗は起こらないんで、
その点安心して聴いていましたが、この曲、
最後はどうしてもソプラノが絶叫しちゃうんですよネ。
HとAを連呼し続けるためには、全エネルギーを
傾注するしかなくて、他のパートの音を
全てかき消しちゃうんですよね…………(>_<)
うう、自分もやった覚えがあるので、
うう、お疲れ様………と。
いろいろ聴かせていただいて、
大いに楽しませていただきましたが、
文句なく、ここはスゴいなぁ!
と歌声に感動してしまうところは、
ともかくバランスが抜群デス。
各パートの音が過不足なく聞こえ、
さらに、自分の役割は何か、どうすれば
全体が良くなるか、を常に注意しながら
練習を積んできたとおぼしきチームは、
やはり相当聞き応えがある。
関東大会に選抜されてくるようなチームは、
どこも個人の力は元々あるわけなんだけど、
力持ちがたくさんいれば、音楽性が高いか?
というと、どうもそうでもないような。
無論、1人1人の力を上げていくトレーニングを
積むのは、当たり前に必要なことだけど、
大事なのは、チーム全体の中でどのように
自分の声をコントロールして、最大の効果を
上げられるか、という点に、チーム全員が
心を砕き続けていけるか、という点なんじゃないかなー、
と思いました。
コンクールやコンテストって、
他の団体と出来を競い合うもののように見えるけど、
実際のところは、他人との競争じゃなくて、
戦うべきは自分自身。
その自分自身は、チームの中で
常に一定の役割を担っている。
役割を負うためには、チームの中での
自分のポジション、相手のポジションを知り、
互いに互いを高めるため、
支えあっていかなきゃならない。
合唱の基本って言ったら基本、なんだけど、
実はこれがなかなか出来ない。
自分の事で精一杯で、人が何をしてても、
てんで気づかない………んだったんですよネ、ワタクシ。
↑
特にソプラノなんかやってると、自分が
チーム引っ張ってるゾー、みたいになっちゃって、
他のパートなんか、聴いちゃいない。
↑
※で、最近は、自主トレの時、全部のパートを
音取りするようにしています。ためしに、うちの
アンサンブルでも、ソプラノにムリヤリ他の
パートを歌わせたりすると、「こんな事やってる
んだー」(^O^)というお声がチラホラ。
合唱って、バランスでやるもんなんだが、
ソプラノの内情なんて、えてしてこんなもんです。
ともかく、久々にいいもんを
たくさん聴かせていただき、
大変刺激になりました。
えーと、アンコンで学んだ事を
今後の自分の本番にも
是非活かしていきたい、と
かように思うワケであります。
やや見果てぬ夢的ではありますが、
とりあえず、日々努力ー!
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