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合唱のこと、英語のこと、本のこと、友達のこと、仕事のこと・・・とりあえず、ダラダラ続ける日記です。

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コロボックル拝聴ツアー
●大騒ぎは前日から始まっていた・・・。

この前まりさんちにお泊まりしていた時ちょうど、
某教授から「静岡に学生たちと調査に行くので、
静岡情報を教えて下さい」っつーメールが来まして、
で、まあ、史跡とか食べ処とか、お知らせした
んですよ。で、その時点でいつ頃の話か、
てんでわからんかった(肝心の日程が書いて
ない)ので、だいたいおおまかな情報しか
流せなかった。のだが、その後音沙汰がない。
あれでは足りなかったので、御不満なのかと
思っていたら、急に連休中に来ることになったので、
「うまい魚を食わせろ」みたいなメールが来て、
22日に清水の飲み屋街に連れて行きました。
ああ、相変わらず、大雑把な教授・・・。

何でも、清水とか焼津とか、浜松とかの
移民状況を学生さんたちとフィールドワーク
するらしくて、今回はその下見なんだそーです。

で、清水の駅横の通りの「さむ」にお連れ
しました。前に松ちゃん・麻ちゃんと入ろうとした
ら、予約が一杯で入れなかった、あの
素敵な雰囲気のお店であります。果実酒とか
ワイン、地酒の聞き酒会なんかもやるみたい。

で、ここで金目鯛の刺身とか白子のポン酢和えとか
食べさせたら、教授は大変ご機嫌麗しかったデス。
コロボックルで黒田君・岡田君に話したら、
「なに~! 金目鯛の刺身だと~!」
「下見とか言って、単にうまいモノが食いたかった
だけなんじゃないか」
とか、グサグサの突っ込みが~。う~ん、そうかも
しれませんね~。次のコロボックル静岡支部宴会も
ここかな~。

ここのお店は、私も初めてでしたが、
ほんと、美味しかったデス。
みちるさんに(千恵蔵「被害者の会」をやろう
という話が出ている)清水に出て来てもらって、
ここで飲んでもいいですネ~。JR清水駅から
徒歩2分くらいです。ホテルビスタという
新しく出来たビジネスホテルの横2軒ぐらい。
隣は「てなもんや」というロケーションです。

●麻ちゃんと早出の予定だったので

2時間ぐらいおしゃべりして飲み食いして
帰って来て、翌日の支度をしておりました
ところ、12時2分前に、麻の字から緊急メールが。

具合が悪くなったそーで、明日行けない・・・。

ドタキャンかい! だ~か~ら、体調整えろっての!
萎える~!

とか大騒ぎしてましたが、体調が悪いんじゃ、
怒ってもしょーがありやせん。仕方ないんで、
麻の字を置いて、ひとりで行くことに。

●応援団は今年は一人だった・・・。

今年は、名古屋の近藤社長たちも
都合がつかない、というお話で~、
本番の会場にはトミさん夫人や
ガマさん、ゴウちゃんがいらっしゃる
というお話だったんですが。

で、いつものよーに、ずうずうしく
練習会場にまで押しかけたのは、
私、一人だった・・・・。恥ずかしいなぁ。

今回は新日鐵代々木倶楽部という
ところの地下多目的室。
入り口前のところにちょうど格好の
スペースがあったので、西山さんがそこに椅子と
テーブルを置いて下さったんで、
ほっとんど受付嬢状態で座らせて
いただきましたデス。思わず、誰か
入って来ると、ノリで立ち上がっちゃって、
「お疲れ様です~」とか
「おはようございます~」とか
言ってしまった。我ながら、調子のイイ奴です。

あ、そうだ。西山さんのブラジル出張のお土産の
GODIVAのチョコレート配り係もやったなぁ。最後、
ちょっと余っちゃったので、こっそり余分にもらって
証拠隠滅のために、急いでパクつきました。

●多田武彦はやっぱり、イイ・・・。

で、今回の曲は多田武彦の「草野心平の詩より」
の2曲目の「天」と、千原英喜の「どちりな・きりしたん」。

前日練習で時間を計ってみたら、15秒くらい
オーバーしてしまった、というので、分数調整を
しながら、練習。

「天」は学生時代に、クラブの定演で聞いて
「石家荘にて」が大好きだったもんだから、
ちゃっかり譜面だけ買って持っていたので、
自前の譜面をコピーして持参。(してるのが
バレて、皆さんに大笑いされました。)

「でべそのような 五センチの富士~」
ではじまる、そりゃあ活きのいい曲。

五センチにしか見えない、小さな富士だと
言っているのに、超高空からギューン、と
急降下してきた猛禽類が、その目に富士の
姿を瞬時に捕らえる、みたいな、そんな
ズッドーンという雰囲気の音だなぁ、かっこいいなぁ、と昔から思って
いたんですがね。おもしろい曲です。

が、この威勢の良い雰囲気は、男声だからこそ
出来るって感じ。女声だと、しまりがない。
つまんないなぁ。こういう曲だと、下の方の音を
作っても、一緒に歌うのは難しいんだよな~。


「どちりな」の方は、既にトップテナーは音採りして
あったので、他のパートもこっそり音採りしながら、
こそこそ、と小さい声で歌って楽しませて
いただきました。うふふふ、やぁっぱり、この
曲はすてき~。

で、この曲は、出だしがトップテナーソロ、つまり
寺井さんソロ、中間部でセカンドテナーソロ、つまり
児嶋さんソロが堪能できるってぇ、豪華なおまけ
付きなんですよね! 至福!

それも、練習ですから、何度も聞けるってぇ訳ですよ!
いやぁ~、美しすぎて、思わずふわぁ、となっちゃい
ましたよ。その上、合唱祭の会場で、他の団体が
多田武彦の「武蔵野の雨」とか「雨」とかいろいろ
やってて、

「あ・・・今の、寺井さんのソロで聞きたかった」

ってのばっかりで、指くわえてたんですが、
その辺、ちゃんと皆様わかってらっしゃるのか、
打上げで、山盛りてんこ盛りで多田武彦三昧
してくれました。もちろん寺井さんのソロ三昧~!

酔っ払って、神戸人の本性がバリバリに現れて
いた児嶋さんも楽しかったですが、多田武彦の
混声曲で、これはオススメ、というのを教えて
下さいました。今度チェックしてみようっとぉ。

●「どちりな」のこと

この曲は、ほ~んと、ステキです。
何が嬉しいって、すっごく懐かしい
古いカトリック世界の匂いがする。

私が中高生だった頃は、今のような
言文一致傾向はなかったので、
お祈りの言葉は全て文語だったし、
文語訳の聖書なんか拾い読みしたり、
の時代だったし、学校の中でミサがあったり。

隠れキリシタンのことも、遠藤周作が
好きだったおかげで、随分いろいろ読んだ
記憶があるので、その辺も、「おらしょ」や
「どちりな」が好きな所以なのかもしれません。
きっとのんちゃんの行かれたノートルダム聖心も
そういう雰囲気の学校だったんじゃないかなぁ、
みたいな話を寺井さんとちょびっとお話しました。

「どちりな」の後半部分は、実は、ひびきの
女声には馴染み深い(フォーレのをやった)
「Tantum ergo」でありまして、これがまた
教会っぽぉく、グレゴリオ聖歌っぽぉくて、
むちゃくちゃステキ。本番の時は、本当、
皆様のお姿が修道士姿に一瞬見えたような。

●Tantum ergoは

『宗教音楽対訳集成』(国書刊行会発行。
アマゾンでも手に入りますが、パナ・ムジカにも
ありました)に、詳細な訳や、どの典礼に用いられる
ものなのかといった細かい説明がありますが、

聖体拝領の時に主に歌われるもので、
この前、アウグスティヌスだったか、
トマスだったか、とか書いてましたが、
トマス・アクィナスの作った典礼文だと
書いてありました~。

本来は、Pange lingua(歌え、舌よ)という
長い典礼文の最後の部分なのですが、
なぜかTantum ergoで独立してたくさんの
曲が作られています。

要するに、ただの種なしパンとただの赤ワインが
キリストの御身体と御血に「聖変化」するという
カトリックの秘蹟の一つを誉め称えるもの。

「古い儀式を退け、新たな典礼を行え」
みたいな一節がありますが、
(et antiquum documentum novo cedat ritui)
要するに、トマスら教父たちが確立した
カトリックの秘蹟を実行し、それ以前の
異教のものは捨てなさい、ってコトだと思います。
で、このラテン語、よく見ると、「アンティック」
「ドキュメント」と「ノービス」、「リチュアル(儀式)」
の、それぞれの語源ですよ~。おもしろい~。

曲の最後に、鈴(りん、とすべきかな)を鳴らし
ながら歌う、ほんと、カトリックの儀式っぽい
響きの部分(Genitori, genitoque・・・)が、
楽しげに揺れるところで、大好き~。

「ジェニトリ」は「生み出した方=父なる神」で、
「ジェニトクゥエ」は「生み出された方=子なる神」
で、その父と子に対して賛美と歓呼の声を
上げよう、という一節。

昔、学校でやったベネディクション(祝福の儀式)
を思い出しちゃいましたよ~。

ひょっとしたら、ヨーロッパの巡礼の話なんかで、
テレビでご覧になった方がいらっしゃるかも
知れませんが、巡礼者たちが長い旅路の果てに
辿り着いた大聖堂(サンチャゴ・デ・コンポステーラ
なんかでやってます)で、彼らを祝福するために、
こういう儀式が行われます。
外でリンゴン、リンゴン、鐘が鳴り響く中、
天上から吊り下げられた巨大な金色の壺(中でお香を焚く)が、しずしずと登場。
で、これを動かす。一人では動かせないので、
数人の神父さんが壺を吊り下げるロープに
飛びついて、せぇの~、で、大聖堂いっぱいに
壺をぎゅ~ん、ぎゅ~ん、と振り回します。
すると、中で焚かれたお香の香りと煙が、
大聖堂いっぱいに棚引き、そこに集った
巡礼者たちに祝福を与えるってぇ寸法です。

学校でやったのは、そんな巨大な壺はないし、
取り付ける場所もないので、ごくごく小型の
もので、神父様が手から吊り下げて、フリフリ。

でも、講堂いっぱいにお香の香りがふりまかれ
ました。当時は意味がよくわかってなくて、
「なんだろう、これ~?」
みたいな感じでしたが、一度しかなかったせいか、
非常に印象深く、今でも雰囲気を良く覚えて
います。たぶん、創立記念のなんかの式典
でやったんでしょうね。

●てなわけで

今回のコロボックル拝聴は、またしても
楽しい、楽しい、でした。

えと、本番はちょっと気負ってましたよね、皆さん。
で、あちこちで、顔色変えて、「やってもうた!」
してましたよね、一瞬。

でも、持ち直されて、後半はぐっとステキでしたよ、
ほんと。他団体の追随を許さない存在感があり
ましたし、発声も一段優れているのはありあり。
多彩な表現力も聞き物でした。ただ、練習の方が
やっぱりすごかったんで、メンバーの方々は、
それぞれリベンジしたい部分もあったのだと
思います。

それにしても、御大の指揮が、去年にもまして
かぁっこよかったですね~。なんで、あんなに
身体が動くトですか~? 毎日トレーニングされ
てるトですか~? それとも、曲が自然と身体を
動かしているのですか~。

●恒例の大盛り上がり飲み会

は、昨年と同じく土風炉。焼酎がどんだけ
消費されたことか!

「魔界への誘い」があったもんだから、
私がおすすめして、どんどこ注文していたら、
ラストオーダー前に在庫切れになってしまった。
こ、こわ~。

西山さんに「水脈速み」の譜面をお土産で
お持ちしたのですが(またやらされると思って
怖がっていた・・・)、あ、渡さなくちゃ、と
思った時には、既に御大は相当きこしめて
おられたので、家に持って帰られても、
「なんだったかな、これは・・・」状態かもな。

え~、いろいろ食べたり飲んだりしながら、
またリクルート活動したり、だべったり。
キンドーさんと子供の進学問題をおしゃべりしたり、
児嶋さんに神戸の話をうかがったり、
山川さんに整体の榊原さんを紹介したり。

山川さんは夏に折られた肋骨のせいなのか、
まだちょっと調子が悪いそうで、どうも
身体に歪みがあるようです。
歯の方も痛くなっちゃったんで、
まず歯の治療してから、整体に行ってみま~す
とのこと。(ちょうど榊原さんのお店のチラシを
持っていたので、お渡ししました。早く行って
調整してもらってくださ~い。)

●5時過ぎから8時前まで飲んで

飲み会はお開き。新幹線にはまだ余裕があった
ので、岡田君・黒田君とコーヒーを飲みました。
で、事業仕分けがどーたらこーたら、とか、
子供の進学問題がどーたらこーたら、とか、
メタボ検診がどーたらこーたら、とか
たらふくしゃべりました。

揚げ物を欲しがるんじゃない、とか、
ご飯をお代わりするな、とか、
学生じゃないんだから、一日1800kcalも
あれば生存には問題ない、とか、
イジワルばっかり言ってきました。
さあ、頑張って、一緒にダイエットしようね~!

●700系に初めて乗りました

帰りは10時ちょうど発のひかりに乗った
のですが、700系でして、普通1時間3分
かかるところが、55分で静岡に着いて
しまう~! うっそぉ~!!

で、半信半疑で乗ってたんだけど、
ほんとに、ほんとに55分で着いた。
で、11時ちょうど発の在来線に乗って
草薙に出て、静鉄草薙駅まで行って、
静鉄に乗り継いだ。こ~んなサクサク
帰れるなんて、知らなかった。
これも寺井さんのおかげだろう。
ちなみに、リニアのポスターが駅に
貼ってありましたが、どー見ても、
やたらスマートな白いカモノハシでありました。
ちょっとカワイイかも。
PR
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