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合唱のこと、英語のこと、本のこと、友達のこと、仕事のこと・・・とりあえず、ダラダラ続ける日記です。

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ちょっとショックを受けています・・・
●夜になって電話が入り

先日会ったばかりの、
闘病中の同級生が亡くなったという知らせ
がN田君からありました。

昨日も、丸子亭で話していたばかり
だったのに。

この間彼を囲む会が開かれたのは、
14日の昼下がり。暑い日でした。
みんな暑がって、大汗かいていたのに、
彼は一人で寒そうに長袖のジャケットを
羽織っていました。急激に痩せてしまった
ため、服に着られているような風情。

でも、決して顔色も悪くなく、
しっかりした声で、皆の前に立って
自分の病気の経過について
詳細に話しました。病気と闘う、という
決意が、静かな声の内に漲っていました。

私たちはみんな、
彼ならきっと大丈夫だ、
闘える。

そんな希望を胸に抱き、
彼と握手して別れました。

次は9月に温泉に行こうね・・・と
いう計画もあり、皆でスケジュールを
どうしようか、と話していました。

N田君から電話が入った後、
呆然としていたら、もこちゃんから
メールが来ました。
一人では、気持ちを持て余してしまう
感じで、すぐに彼女に電話しました。
二人で泣いてしまいました。
その後、東京のNoahちゃんにもメール
しました。「言葉が出ない」という彼女の
メールに、私も同じ思いでした。

N田君のお話によると、
お子さんは中学生と高校生なのだそうです。
子供らのために、頑張るって言ってたのに。

彼が前向きに頑張っている姿を見ているだけに、
私たちは、突然取り去られた彼の姿を追って
呆然としてしまいます。

あるいは彼は、
私たちの前では、
意地でも、
恐怖や、不安や、痛みや、
そういったものを見せたくなかったのかも
知れません。

それなら私たちは、
彼の、その雄々しい姿をこそ、
記憶にとどめておくべきなのかも知れません。

努力が報われなかったから、と
彼を哀れむよりも、
最後まで努力をあきらめなかった
彼の精神をこそ、忘れるべきではない。

彼と運命を交換することは出来ない。
ならば、少しでも彼の目の前に
恥ずかしくないよう、残された私たちは
生きなければ。

私たちは既に人生の折り返し地点を
過ぎてしまった。
子供の頃には想像すらつかなかった
死の影は、確実に私たちに近づいている。
誰が、いつ、どこで消えてしまうのか。
自分もまた、いつ、どこで消えてしまうのか。
そんなことは想像できない、というのなら、
それは余りに楽天的だと思う。

いつまでも子供のまま、
永遠に生きて、笑っていられると
素直に信じていられれば、どんなに楽か、と思う。

でも、イキモノである以上、
いつかは送り、送られる運命なのだ。

ならば、その日が来るまでは、
力いっぱい前に進もうではないか。

一盛君、
その雄々しい心を
私たちは忘れないよ。
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